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エリック君が語る ”スピリットから見たユニバーサルベーシックインカム”

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■ユニバーサルベーシックインカムとは

国民の最低限度の生活を保障するため、政府が国民一人ひとりに定期的に一定金額を給付するプログラム。そのアイデアは何世紀にも渡って存在しており、16世紀初頭の英哲学者トマス・モアが著書『ユートピア』の中で描いた構想にさかのぼると言われます。

生存権保証のための現金給付は、すでに多くの国で、生活保護や医療扶助、子育て養育給付などのかたちで行われていますが、ベーシックインカムではこれらの保証を一元化して給付するところに特徴があります。条件を設けずに行うため、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)と呼ぶこともあります。

ベーシックインカム – Wikipedia

 

■スピリチュアルとベーシックインカム

スピリチュアルの世界では、90年代からNESARA(国家経済安全保障回復令:National Economic Security and Recovery Act)、もしくはそのグローバル版であるGESARAというアイデアがあります。闇の勢力を倒した後に樹立される新政府が、新通貨の発行や借金帳消しに関する法令を出すというものです。宇宙人が宇宙のお金的なものを持ってきてくれるみたいな話もあったと思います。

私たちの理想の社会を考える上で、お金のために働かなくてもよい世界というのは、ひとつの典型的なビジョンだと思います。アセンション後に実現すると言われる5次元の地球/黄金時代/ニューアースなどの特徴としても、よく言われます。スピリチュアルとベーシックインカムの考えは、そもそも相性がいいんですよ。

アメリカでは、働いても家賃が高すぎて払えないワーキングプアの状態からホームレスになるケースも多く、その解決策としてUBIを提唱する人もいます。支持者の中には、民主党の元大統領候補アンドリュー・ヤンを始め、TwitterCEOジャック・ドーシー、テスラ社CEOイーロン・マスク、facebookCEOマーク・ザッカーバーグなど、そうそうたるメンバーが揃っていてます。気付かぬうちにチャネリングしてそうな人ばかりなのが、リアルとスピリチュアルの狭間のシュールな感じがあって、面白いですけどね。

そんなベーシックインカムをスピリットはどう見ているのか、エリック君の話を聞いてみましょう。

 

※チャンネリング・エリックは、亡くなった20歳の青年エリックがアストラル界からお送りするスピリチュアル学習番組です。

登場人物 

  • 母: エリックのお母さん。この番組のMC。
  • キム: スピリットと話す霊媒。
  • エリック: アストラル界の住人。

 

自動化が進んでも、仕事は無くならない?

母: おはよう。準備は出来てる?エリック。

キム: 彼、ボクサーパンツを履いて、ここでドラムを叩いてるわ。

母: なにそれ。言われてみれば、ブリーフ派じゃなかったわね。

キム: (笑)

母: それはさておき、今日話したいのは経済について。こんな質問をもらったの。「ヨーロッパでは、働かなくても一定の金額をもらえるベーシックインカムという制度の有効性が議論されています。これには多くの利点がありますが、多くの懸念もあります。それは貧しい人々と裕福な人々の格差を埋めたり、人々をスピリチュアリティのような本当の要求に戻すでしょうか?」。AIによる自動化が進むと、人間の仕事がますます不要になるんじゃないかって、私も心配してるんだけど。どうなのかな。

エリック: 自動化が進むっていうのは、便利になるってことだよね。ただ便利になるだけじゃなくて、便利で怠けられる世界を作り出してしまうとも言えるんだけど。僕らが作り出す世界は、ある意味、僕らの要求を満たす世界だからね。

母: そうね。

エリック: 一般的に僕たちは、「やらなければならない仕事が減るほど、状況は好ましくなる」と考えるよね。でも、実際はそうでもない。そこには完全なバランスがあるんだ。その部分を考慮しないといけない。エネルギーは宇宙的な綱引きになっている。つまり、僕がここで紐を引っ張れば、向こう側で誰かが引っ張られる。どんな動作にも、反動作がある。

母: ふむ。

エリック: つまり、すべてはなるべくしてできているんだよ。僕たちは、誰かの仕事を奪う世界を作り上げているように見えて、同時に仕事も作り出している。それは雇用という形態にはならないかも知れないけど。

母: どういう意味?個人的なスピリチュアルワークってこと?でも、それじゃお金にならないよ。

エリック: たとえば10000人の仕事を奪う工場を作るとしよう。人の代わりに機械がやるから、大勢の人数は要らなくなる。だからと言って、それで人間が自由になることはない。大きな視点から見れば、全体の環境や人々の健康や福祉を守るために、いろいろな仕事が必要になる。

母: そうよね。

エリック: だから、機械を作って生活を便利にすれば生産性も上がるし、人生も楽になるという考えは当たってない。実際は大変にしてる。

母: まあそうだけど。

 

ベーシックインカムは、社会の平等につながるか?

エリック: この話は金銭的な面と雇用的な面で分けて考える必要がある。誰もが毎月同じ額のお金をもらったとして、それが平等にはつながらないんだよ。まず理由として挙げられるのは、人々の貪欲だ。

母: 待って。これは全員がお金をもらって、ただ怠けるって話じゃないのよ。たとえば、誰もが毎月1300ドル(約15万円)もらえる世界があったとして、それとは別に自分で仕事をする人もいる。そういう人は、給付金をもらった上で、仕事の給料も入る。でも、働かない人もいるでしょうね。

エリック: 働く人は、自分のことを偉いと思うかも知れない。結局、二極性しか生まないよ。「俺は働いている。だから偉いんだ。でもお前はそうじゃない」って言って、争いが起きる。それから住む地域によっても、生活に必要なお金の額は変わる。そうすると、うまくいかない。

母: そうか。

エリック: 実現したとしても、続かないだろうね。少なくともアメリカでは。でもいずれは、昔みたいな時代に戻ると思うよ。一生懸命働いたり、肉体労働をして、その分のお金をもらう。そういう原始的なやり方に戻る。

母: どうしてそうなるの?

キム: 私も思った。便利なマシンが普及すれば、人間はそれだけ時間に余裕ができるんじゃないの?

エリック: すべてが自動化されて、人類の仕事を機械が受け持つようになれば、僕たちは自分の力で生活を支える方法を学び直す必要がある。だから長期的に見て、人生が楽になることはないんだ。

母: いつ頃そうなるの?私が生きているうちに、そんな時代が来るかな。

エリック: いや。でもそんな世界になったら、お金の価値は変わるだろう。僕らが知るお金はそれほど重要じゃなくなる。食べ物や、生きていくための資源の方がより重要になる。

キム: いつ起きるのかタイムラインを見せてくれたけど、まだ100年くらい先みたい。

エリック: みんなが生きている間には起きないよ。

 

経済的問題を解消するベストなアプローチ

母: とにかく、話をまとめると、あなたはベーシックインカムに賛成しないってこと?それが根付くとは思わない?

エリック: いや、僕はファンじゃないとは言ってないよ。ただ、人々が利己的だと、うまくいかないってこと。

母: なるほど。

エリック: 世の中には、本当にいろいろな人がいるんだよ。それが原因で戦いや戦争が勃発する。混沌とし過ぎているんだ。だからベーシックインカムを実施したとしても、長続きしない。

母: 人々から貪欲さやエゴがなくなれば、うまく行く?

エリック: もちろん。

母: じゃあ、どんな解決策ならいいの?

エリック: その質問は面白いけど、答えるのが難しい。どんな可能性があるかしか言えない。生活を支えるために自分の力を頼らなければならない時、そこにはエゴも資格もないんだ。みんな同じ”遊び場”にいる。したがって、ベストのアプローチとしては、他の人や他のシステムに頼るのではなく、自分に対する自信をつけること。そして自立する力を養うことだ。他人に依存する気持ちがあると、その罠にはまって戻ってこれなくなる。人間は執着しているものに依存する。その状態がずっと続けばいいと、しがみついたり。でも、福祉については、少なくとも現状から見れば、システムは変わっていくよ。保険適応の期間が短くなったり、条件が厳しくなったり、紆余曲折はあるだろう。でも、そういう時期をくぐることで、人々は自分の力を頼り、自信を取り戻すことを考えるようになる。

母: 政府を信じるのではなく、自分の力を信じる。

エリック: そう。でもそのプロセスは、早くは進まない。どうやって自分の人生を変えたらいいか分からない人もいるから。それを考え出すことができないんだ。でも、だからこそ僕らは集合意識なわけで、意識が下の方にいる人もいれば、すごい上の方にいる人もいる。でもみんなで影響し合えばいい。すべては完璧に動いてるし、タイミングも完璧だ。

母: 福祉が必要な人にはサポートを続ける必要があるし、何世代かに渡って社会福祉に依存している人もいると思う。でも、そこから立ち上がる人を助けるサポートも必要だよね。急に全部をひっくり返すわけにはいかないけど、みんなで進化を助け合えればいいと思う。

 

Basic Minimum Income – Channeling Erik

 


今回、記事にしたビデオは2017年に録画されたものなので、今ならもう少し違う反応があるかも知れません。UBIに期待を寄せていた私としては少々残念であるものの、でも、確かにエリックの言う通りだと思います。

スピリチュアル的に大切なのは、お金そのものよりも、自分への信頼や前を向いて生きる力なんでしょうね。言い換えれば、格差や競争、貧困すらも人生の舞台装置でしかありません。他人と比べることなく、自分の生きやすいように生きなさいと言うことでもあります。

でも、だからと言って、問題は放置してOKという話ではなく、アイデアを出し合ったり、できる範囲でサポートしようってことだと思いますけどね。対話の最後でエリックとお母さんが話していたように、私たちはみんなで共鳴し合い、助け合って進化していきますからね。

いずれにしてもこの議論は、どのような社会が理想なのかを考えるきっかけになります。みなさんは、どう思いましたか。

 

 

 

「エリック君が語る ”スピリットから見たユニバーサルベーシックインカム”」への4件のフィードバック

  1. いつも、素敵な記事をアップしてくださってありがとうございます。
    NESARA,GESARAについて、知ったのが311の後でした。
    この法律がある事は、ずっと以前からPCで話題になっていたようですね。
    長い事、待ちくたびれてあきらめてしまった人もいるのかもしれません。

    私は、あると思っている一人です。
    国連で話合われているために、政府の首脳陣とトップ官僚は知っていても、
    隠されてきましたし、資金は基金として、確保されても来ました。
    量子金融システム(5次元システム)も今年になって、順調に古い物から新しい物へ世界的に
    システムが変更されました。
    未来はスピリチュアルに満ちていると思います。

  2. ベーシックインカムはそれだけ見ると
    いいかもしれない。
    最初はいいかもしれない。
    ベーシックインカムがあるからと
    その他のものを削られた後で
    ベーシックインカムが減額されたら?
    無くなったら?
    完全に足腰立たなくなってしまう。
    お金の面だけでなく
    精神の面がやられそう。

    わたしが子供の頃は
    医療費1割負担だったかな。
    今は3割。
    消費税なんか無かったのに
    ちょっとずつ盛られてる。
    そうやって1%の人が
    99%の富を持ってる世界になった。
    こういうのはゆっくりくる。
    誰々が言ってるから賛成とかじゃなくて
    ひとつひとつを見て判断したい。

  3. 自分は、このエリック君の話は賛同しませんね。
    ベーシックインカムになっても結局差が生まれるみたいな事言ってますが、
    差が生まれてもいいんですよ。食べて生きていけるなら。
    最低限の生活を保障する事に大きな意義がある話なので。
    今は本来誰のものでもない「大地」を国が所有しているので、
    最低限の住まいを国が保障するのは、当たり前の話で、
    保障しないのであれば、一方的に国が国民の「土地」を奪ってるだけという話になります。
    つまり、ベーシックインカムが普通の状態であって、それ以外は異常でしかありません。
    エリック君の話は、エリック君の個人的な見解にしか過ぎず、
    自分を信じるのが一番だと思います。自分に自信をつけるという部分は賛同ですね。
    自分はベーシックインカム良いと思いますね。というか、それ以外は異常です。
    誰のものでもない「大地」を一方的に奪われてるのが普通だと言うのでなければ。

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