あれよあれよと言ううちに、今夜0時からカリフォルニア州全土に自宅待機令が発動することになりました。食料や必需品を買うためなどの外出は可能ですが、それ以外では家から外出しないよう求める、事実上の全州封鎖です。どうなるんでしょうか。待機令が発動する前に、花粉症の薬を買いがてら、街の写真を撮ってきました。
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これは近所のタコス屋さん。歩道脇の看板に「EAT OR WE BOTH STARVE(食べて行ってください。さもないと、私たちはどちらも飢えてしまう)」と書かれています。今はみんなが切実でしょうけれど、食堂もまた切実ですよね。
オークランド名物の細いビルが正面に見えます。通りには人気がありませんが、この辺は官公庁街でもあるので、週末はいつもこんな感じです。右手にフレームに入りきらない大きなビルが見えますが、オークランドはマンションバブルで、本当に街のあちこちに建設中の現場があります。経済の先行きが分かりませんから、一旦工事停止のまま、放置されてしまうところも出て来るかも知れません。
先ほどの写真の左側の建物は、市庁舎のある広場に面していて、フランク・オガワプラザと呼ばれています。日系アメリカ人であるフランク小川氏はアメリカ初の日系市会議員であり、オークランドの公民権運動に大きく貢献したそうです。
ダウンタウンは元々は寂れたビジネス街だったので、古くて味のある建物が安く借りられるため、アーティストがスタジオやギャラリーを作っています。このギャラリーの看板には「アーティストの役割は、革命を魅力的にすることだ」と書かれています。革命&アートが好まれています。
「私たちの祖先に感謝を」と書かれた落書き。クマさん、礼儀正しいのか、悪いのか、よく分かりませんね。
現在、飲食店は持ち帰りのみ営業できます。マクドナルドもテイクアウトのみです。私はコーヒーを買いました。レジの人が、つい口癖で’For here or to go?(店内用にしますか、持ち帰りにしますか?)’と言ってしまって、みんなで笑いました。
チャイナタウンの八百屋さんも、さすがに人がいません。この街角の光景は、遠目で見ると一瞬、日本みたいに見えるので、下町育ちの私にとっては和めます。日本のニュースを見ると、全米でコロナによるアジア人差別が勃発してるようですが、オークランドは今のところ、そんな気配はなさそうです。先は分かりませんけどね。
韓国スーパーに寄ると、インスタントラーメンの棚がスカスカでした。映画「パラサイト」の影響もあって、ジャージャー麺系は完売みたいです。食べたかったのに、残念。
公園には、いつもと変わりなく散歩やジョギングの人たちがいました。でも、明日からはどうなるのかな。
街のランドマークのひとつになっている古い劇場。「自宅待機して、健康でいましょう。私たちも、すぐ元に戻ります」と書かれています。こういう看板は、いかにもアメリカっぽいですよね。
ちなみに、この劇場には、今後、ウィルコ、FKAツイッグス、カーリー・レイ・ジェプセンなどが来る予定でした。昭和臭いところで言えば、ホンダシティのCMで有名なマッドネスも5月にライブが予定されています(しかも二日間も)。
隣町のバークレーは60~70年代の懐メロが人気で、ここオークランドは80~90年代の懐メロが人気です。向こうはシニアの住民が多く、こっちは中年が多いんでしょう。日本で言えば、東北の漁場では、いまだにサブさんが愛されるみたいなものでしょうか。
そんなことを考えていたら、もうすぐ自宅待機令が発動する0時になりました。
日本は、もうだいぶ落ち着いたみたいで、よかったです。
不便ですね。
お店のひとも困るだろうし
早く終わりますように。
兵庫と大阪の間を移動しないでみたいな
知事の発言があったみたいですが
会社からは休んでとか言われなくて残念。
昨日は19度、今日もポカポカ陽氣です。
また寒くなるかもですけど
着実に春は近づいていますね。
メタさんこんにちわ。
めったに撮れない状況の街の風景&レポート、ありがとうございます。
EAT OR WE BOTH STARVE(食べて行ってください。さもないと、私たちはどちらも飢えてしまう)」
とか、「アーティストの役割は、革命を魅力的にすることだ」とか、
いいですね。
こういう時のアメリカの看板というか書かれている言葉は
熱くて、気が利いていて、いいなぁ〜。と思います。
メタさんのセレクトもさすがです。
日本の方は落ち着いたというよりも、北海道以外は
まだ…な感じだと思います。
特に東京はこれからじゃないでしょうか?
でも、この微妙〜〜な自粛状態に、
すでにみんな飽きちゃってきてる感じもします(笑
アメリカの方が先に封鎖されちゃった感じですね。
自宅待機もめったにない機会でしょうから
ゆっくり、まったりを楽しんでください〜!
そして、この封鎖が解禁したら、、、
すごい盛り上がりそうですよね〜。(^_^
ある宇宙からの側面からの言葉。
https://tabibitonoki.org/higherself_1.htm
コメント欄の文章って、自分自身のある側面の一部分を切り取ってしか伝えられないのが残念に思います。
スピリチュアルの世界は広くて、私たちの小さな頭では全てを理解することは、到底出来ないんだなと感じます。
ただ、スピリチュアルの世界でも、愛読書が「大法輪」が好きな人と、「ムー」が好きな人に分かれるんだな。。と思いました。
仏教の中にも、自力思想と他力思想があります。
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