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すぐわかる『ラー文書』 その1.幻想とねじれ

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『ラー文書 ”一なるものの法則”』とは

ラー文書とは、1981~ 84年にかけて行われた謎の高次集合意識ラーとのチャネリングセッションをまとめたものです。

「一なるものの法則 Law of One」とは、宇宙の12の法則の最初の項目で、要するに「全てはひとつにつながっている」という例のアレなんですが。

ちょうどバシャールのセッションのように、ラーをチャネルする人と観客の質疑応答形式になっているので、様々なトピックが扱われています。「惑星連合、オリオン・グループ、火星からの入植、アトランティス、ムー、古代エジプト、イースター島、ワンダラー、輪廻転生、アセンション、チャクラ、ヒーリング等々……(アマゾンHPより)」などなど、多岐に渡ります。

面白いんですけど、ちょい難しいうえに全5巻もあり、日本語訳は最初の1巻しか出ていないという、マニア向けの古典です。

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すぐわかる『ラー文書』まとめ

まとめ記事がどこかにあればいいのになーと、いつも思っていたのですが、何しろトピックの幅が膨大なので、まとめようがないんです。

しかも本当にまとめてしまうと「全てはひとつである」で終わってしまうんですね。うーん、難しい。

でもよさそうな記事が見つかったので、やってみます。

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一つの無限の創造主 The One Infinite Creator

宇宙には唯一無二の無限の創造主が存在し、ラーは「無限の知性」と呼ぶ。それは一つであり、無限であり、完全であり、全体です。宇宙の創造物は全て、その無限の知性の一部であり、逆説的に全体である。

まあ、この話は分かりますね。それを神さまと呼ぼうと、ソース、全てなるもの、根本創造主と呼ぼうと、なんかそういうもので出来ているらしいというのは納得できます。

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幻想 Illusion

本当は一つなのに、一つじゃなく見えるのは、ただの幻想だとラーは言います。

『全ては一つである以上、宇宙にあるあらゆる物質や個別の存在、分離は幻想である。ラーによると、この幻想は、創造主が自分を知るために生み出されたものである。』

「全ては創造主の実験である」という言い方も、たまに聞きますよね。そんなこと言われると自分が理科室のビーカーやフラスコになった気がしてがっくりしますが、創造主=自分だとしたら、自分も実験したかったのかも知れません。

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ねじれ Distortion

「ねじれ」の概念とは、『ラー文書』の中でも最もややこしいところだそうです。それは「全ては一つである」という、実にまったりした状態から、個別の分断を作り出す原因となるものです。

『一つである全体から離れてしまうのは、ねじれがかかっているからである。これには善悪なども含まれる。無限の知性からのねじれとして、3つの基本的なものがある。』

ねじれとは諸悪の根源みたいに思えますが、ところがどっこいしょ!そうではないんです。

「全ては一つ」という、言ってみれば一つ以外に何もない無の状態から、いかにして個が生まれるかという、つまりは創造のプロセスについて書かれた箇所なのです。

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第一のねじれ The First Distortion

『第一のねじれは、自由意志、または有限性、限定的な視点である。私たちが経験している宇宙は、創造主が第一のねじれを通じて自分を経験している。ラーはこれを混乱の法則と呼ぶ。』

まったりしたスープのような全体の中から、まず自由意志が生まれることにより、創造のプロセスが始まります。

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第二のねじれ The Second Distortion

『第二のねじれは、創造の原則、愛またはロゴス(理性/言葉/意味など)である。』

自由意志は愛や意味をまとうことで、エネルギーボディを形作ります。

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第三のねじれ The Third Distortion

『第三のねじれは、光である。それは目に見える最初の現れです。光とは知性であり、エネルギーであり、物質を形作るものである。光のエネルギーは、上昇スパイラルの性質を持ち、それが進化を促進する』

愛や意味は目に見えませんが、そこに光が加えられることで、創造物は目に見える形となります。

Some fundamental ideas from the Law of One Material by LLResearch



全体からの分離を生み出すねじれと聞くと、かなりネガティブな気がしますが、見方を変えれば、無から有を生む創造のプロセスだという点が面白かったです。

しかも、自由意志と愛と光から創造が生まれるっていうところもいいですね。

ていうか、この話、私一人だけテンション高くて、聞いてる方はシーンと静まり返っているみたいな。大丈夫かな。

ちょっとマニアックすぎたので、次回は密度をやりましょう。

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「すぐわかる『ラー文書』 その1.幻想とねじれ」への9件のフィードバック

  1. わ〜、その通り!
    とワクワクしました( ^ω^ )

    名前がないと区別がつかないからついてるんだ、と思っていたのですが、名前は愛と意味と光でできてたんですね

    まだなんにも意図的にねじりを生み出すことができないでいますが、ヒントになりました

  2. コメントありがとうございます。この話、マニアック過ぎると思っていたので、リアクションいただけて嬉しいです。名前は、実は微妙に3次元的で、愛と意味と光で出来ている存在が本質的にあって、それを人間が区別しやすいように名前を付けています。だから本当は名前なんてなくてもいいんです。最初に愛と意味と光ありきです。まずは、ねじりましょう。

  3. 宇宙猿人ゴリ

    ラー文章は、エレキやヒモ理論の弦楽器好きのバンドマンとかにわかりやすい説明になってると思います。

    八段階オクターブやその副次的ハーモニクスとかが何処でどう発生してるか視覚的にも把握し易いし、最多登場用語のディストーション(歪み)について言うと、基音(生音)から歪ませていくと、音が膨らんで伸びていき、拡張(新たなハーモニクスとか色々出てきてフィードバックしてループする)していく感じを日常で経験してるから、ラーの説明が感覚的に理解し易いと思うのです(一なるものからの無限展開)

    その観点から言うと、メチャフィジックさんの仰っている「ねじれ」というのはディストーションというよりはラーの言葉でいうとボルテクス、エレキでいうとステレオ回転系エフェクトの位相・定位とかの分野っぽく思われ、これも広がる系エフェクトなんですが、メチャ太郎さんの「ねじれ」は、どちらかといえば拡張していった各世界の結晶化・物質化・分極化してギュッ!となる感じの方にポイントを置いてる感じがしました。

  4. 原語はディストーションなんですけど、ゆがみよりは、ねじれの方がいいかと思って、そう訳しました。なにもないゼロの状態のエネルギーの粘土から、何かを生み出すために、ちょっとひねりだす感じがします。

  5. 宇宙猿人ゴリ

    エレキ界でディストーションは「ひずみ」という言い方をして、サウンド作りに無くてはならない要素になってます。

    それとエレキは磁石とコイルによるマグネティックサービスで音が出るので、ラーの言う準備ができてる状態+クライオンな感じもしております。

    ネジレという言い方はDNA螺旋の連続魚マークも彷彿とさせますネ。

  6. 宇宙猿人ゴリ

    エレキ界ではディストーションを「ひずみ」と言ってサウンド作りになくてはならない要素になっています。

    それとエレキは磁石とコイルによるマグネティックサービスで音が出るので、ラーの言う「準備ができてる状態」+クライオンな感じもしてます。

    あと「ねじれ」はDNA螺旋の連続魚マークを彷彿とさせる言い方でもあるので、ラーの気持ちを汲んだ訳なのかも知れないですネ。

  7. 私、昔、軽音楽部の顧問だったので、ごく基本のことは知っていると思っていましたが、とても分かりやすい説明でした。ありがとうございます!!

  8. 宇宙猿人ゴリ

    なんとなく男性だと思っていて、すみませんでした(メチャ太郎)(・・。)ゞ テヘ
    あれはクライオンの「メタフィジックは変人をも魅了してメタメタフィジックにもなる」みたいな説明に爆笑してしまい、だからそれをもう少しヒネって元に戻す感じのオリジナルねじれギャグだったのです。(・・。)ゞ テヘ
    ハンネのゴリも子分がラーだからなのですが、男性でもマニアックすぎだったのかも。。。

    私がここにお邪魔するようになったのは最近のことで、今日は音楽や引き寄せ等の記事を拝見しました。
    そこで幸せの青い鳥についての話しがあったのですが、ロシアの元量子物理学者ゼランドさんがそれについて「青い鳥は捕まえる必要はなく、こっちに来るな!と追い払わないダケで十分」とかいってる説明が好きで印象に残っていて、その本(赤い第一巻?)はラー文章の理解にとても役立ちました。
    それとたぶん音、サウンド自体は線形なのですが、音楽は流れるという表現どおり色んな支流?とかもあって非線形領域に入ってるっぽいんですね。

    あとメチャさんの訳でイルージョン(幻想)ですが、幻影という言い方のほうがクライオンの言う3次元を2次元で考えてしまうインプラント問題?とかにポイントを置いてる言葉ではないかと思いました。

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