スピリチュアル/宗教/カルトの違い

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スピリチュアルって、宗教じゃないの?っていう話は、よくあると思うんですけど、せっかくですから違いを考えてみましょう。


カルトの定義

まず一番分かりやすいところで、カルトの定義から見てみましょう。近所の図書館にあった『Encyclopedic Handbook of Cults in America(アメリカにおけるカルトのハンドブック)』から引用します。

1.メンバーは、彼らが救世主であると信じるリーダーに対し、絶対服従する。

2.合理的思考は、勧められていないか、禁じられている。

3.メンバーの問題を解決するにあたって、グループに心理的に依存させる。

4.カルトは自分たちが優れていることを誇示するために、罪悪感によってメンバーを操作する。

5.カルトのリーダーは、メンバーのキャリアや人生に対して全ての決定権を持つ。

6.カルトは終末論を信じ、自分たちが世界を救うと信じている。

7.カルトのメンバーは社会から、ほぼ隔離されている。

参考図書:Melton, J Gordon ‘Encyclopedic Handbook of Cults in America’  Garland Publishing, 1987

他にもいくつか条件があるんですけど、代表的なものはこんな感じだと思います。要するに、リーダーが絶対的な権力を持っていて、メンバーに自由意志を認めないっていう、かなりの極論で成り立ってるんですね。

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宗教の定義

`いろいろ探したんですが、これが一番分かりやすそうでした。カッコ内の説明は、私が付け加えたものです。

1. 超越的存在についての信念の存在神様的な存在がいて、それに基づく世界観があります)

2.信者が形成する社会的集団の存在(社会学的に見ると、宗教は社会集団としての相互援助グループ的な機能があります)

3. 信仰にもとづく活動の証の存在(聖像とか経典の類です)

4.個人の行動の規範となる実践的な教義の存在(宗教には、行動規範がありますよね)

5.超越的存在の力が働き、世俗生活に影響をおよぼしうるという深淵の存在(たとえば行動規範から外れると、地獄に落ちる的なセオリーです)

カルトとの違いは、ある程度、自由意志が認められていて、リーダーに絶対服従じゃないところですかね。

参考サイト:かなり難しい「宗教の定義」on まだ東京で消耗してるの?

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スピリチュアルと宗教の違い

さて一方、スピリチュアルと宗教の違いですが、ネットで有名な7つの定義があります。

1.宗教は、誓いを立てさせる。スピリチュアルは、個人を自由にする。

宗教は守ることが多いですが、スピリチュアルは特に守らなければならないことがありません。

2.宗教は、恐れを示す。スピリチュアルは、勇敢になることを教える。

「うちの宗教を信じないから、悪いことが起きてるんだ!」って説です。でも神様を信じてたら勇敢になれますから、別にスピリチュアルだけが勇敢になれる訳じゃないと思うんです。この点については、後述します。

3.宗教は、真実を教える。スピリチュアルは、それをあなたに発見させる。

宗教は真実を全部教えてくれます。スピリチュアルは、あなた自身の経験で、それを確認させます。

4.宗教は、他宗教との分離をもたらす。スピリチュアルは、一つにつなぐ。

宗教は基本的に「うちの神様が一番」ですから、よその神様は、やや格下の神様です。でもスピリチュアルは、その点にはこだわりません。

5.宗教は、依存させる。スピリチュアルは、独立させる。

宗教は、神様やティーチャーの教えをにあなたを依存させます。でもスピリチュアルの世界では、自分が神聖です。

6.宗教は、罰を与える。スピリチュアルは、レッスンで説明する。

宗教は特定の教えに従わないと、バチが当たることになっています。でもスピリチュアルでは、何か自分にとって良くないことが起きても、それはバチじゃなくて、そこから何かを学ぶためのレッスンと考えます。

7.宗教は、その教えの道にあなたを従わせる。スピリチュアルは、自分で道を作り出すことを教える。

宗教は、悟りでも天国でも、そこに達するまでの道のりが既に開発されていて、それに従うことであなたもそこに行けますよと教えます。スピリチュアルは、自分で道を発見しろと教えます。

7 Differences Between Religion And Spirituality on Conscious Enlightenment

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スピリチュアルと恐れ

宗教の定義の2番目に、「宗教は恐れを示す。スピリチュアルは勇敢になることを教える」っていうのがありましたが、これは私はどっちもどっちだと思います。むしろ個人の向き合い方次第です。

なぜか人は自分に恐怖を与えるものが、好きだったりします。ここはオバケが出るとか、場の気が悪いとか、背後霊がやばいとか、知らなかったらそれで済むことかもしれないのに、なぜか知っておきたいんですよね。知っておくと安心だからですね。

これはガン保険みたいなもので、一種のリスクマネージメントでもあります。ガン保険、入ってないけど、でも入ったら勇気が出るのかも知れないですね。

ただ恐怖心を煽り、これを買わないとダメとか、こうしないと祟られる式のやつは、よくないと思います。

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スピリチュアルとマテリアリズム(物質主義)

スピリチュアルを信じる人が胡散臭い理由の一つは、よく分からん石とかアクセサリーみたいなものを、効果があると言って身に着けてたりするからですよね。

でも他人には価値のない物質に一定の基準を与え、それを所有することに意義を見出すというのは、広く3次元にある営みです。マイホーム、マイカー、ブランドものの洋服やアクセサリーなど、物質そのものだけではなく、最近では資格や情報なんかも、これにあてはまると思います。資格がたくさんあったり、情報を知ってるとすごい、みたいな。

物質主義というのは、物質の所有をしている方が、してないより偉いという考え方です。ですから、別にスピリチュアルの人だけが、おかしい訳じゃないと思うんですよね。

物質主義の根底には何があるかというと、所有していないことへの恐怖です。3次元世界に当てはめれば、”持ってないとダサい”、スピリチュアルに当てはめれば、”持ってないと運気が上がらない”、”ワークショップに出ると、レベルが上がる”みたいな。仕組みは、どちらも同じです。エゴの防衛本能なんですけどね。

買いたい人は、買いたいものを買えばいいと思いますよ。自分で稼いだお金ですしね。でも買わなくても、どっちでもいいと思います。

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スピリチュアルとデュアリティー(二元論)

またスピリチュアルが胡散臭く言われる理由に、よく分からんもので人を判断するというのがあります。オーラとか、エネルギーとか、背後霊、先祖、カルマなどなど、挙げればキリがありません。さらに悪いことに、それで善悪や優劣をつけたりします。

これも要するに、根っこはエゴの防衛本能で、自分が正しいことを確認するために、正しくない人がいかに正しくないかを考えることで持論を補強できると、安心なんですね。

「ちょっと、待って。自分の正しさとか関係なく、闇っていうものは、この世にあるんだよ」そう言う人もいると思います。確かに誰の心にも、それはあると思います。でもなんでそこにフォーカスしてしまうんでしょうね。誰の心にも闇があるように、誰の心にも光はあります。自分の正しさを捨てられるかどうかというのは、3次元を抜ける最大のチャレンジです。

しかし相反する勢力の衝突から、エネルギーが生まれることもあります。近代革命なんかが、そうですね。3次元のことを達成するのには、3次元的な部分が残っていた方がパワーが発揮できるんですよ。

これも最終的には、好き好きだと思います。いつもこの結論ですけど。なにしろ人は、自分の好きな世界を生きることが出来ますからね。

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私にとってスピリチュアルの教えとは

私にとってスピリチュアルの教えとは、自分の外側にある、あらゆるものから意味を取り去り、今という瞬間と、自分という存在だけで、全てが可能だと知ることだと思います。必要なものは全て、今と自分の中にのみあると理解し、そのように行動できるようになることです。

モノとか本・情報なんかは、だんだんいらなくなるんですよ。全部、自分で分かったり、出来るようになるからです。

未来が分かるとかじゃないですよ。未来なんか、分かる必要がないと分かるのです。

さらに究極的にスピリチュアルの教えは、自分自身からも解放するものだと思います。自分が楽しく生きるための人生ですから自分は大切ですけど、自分が誰とか、そこまで重要じゃないんですよ。自分はあらゆる次元や世界をつなぐカギですが、言ってみれば、ただのカギでしかないからです。そうなった時、世界はただ一続きの愛になります。しかもなぜか豊かさも、じゃんじゃんやって来ます。第四密度の世界です。

どうやったらそうなるかと言うと、マインドじゃなくハートに従い、傷を癒し、固定観念を超えて、どんどん自分を自由にしていくだけOKです。

そのためにスピリチュアルの教えは、あるんだと思います。


明日からメキシコ旅行に行くんですけど、夜になってパソコンが壊れ、慌ててスーパーに買いに行きました。これは悪い霊がついてるんでしょうか笑。でも新しいのを買えて、おまけにビーチサンダルも買えたから、よかった。

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