恐れっていうやつは、本当に厄介ですよね。
恐れの在り処
思った結果がなかなか出てこないときに感じる不安は、自分の外からではなく、自分の中の恐れに由来しています。
たとえば、あなたの叶えたい夢を10個数えましょう。そして、それが今、この瞬間に完全に実現しているところを想像してください。ゆっくり時間を使って、可能な限りリアルに思い浮かべてください。
さて、このように考えるとき、心の中に抵抗を感じますか?抵抗があれば、そこにあなたの恐れがあります。
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願いは恐れをかきたてる
一連の変化を想像するときに、どこに葛藤を感じるか、細かく観察してみましょう。
こうした葛藤や抵抗があるということは、恐れがブロックとなって現実化を阻んでいることを示します。ブロックがあるということは、あなたの願いは現実的ではないこと表します。
願いを想像したときに生ずる恐れの例を挙げましょう。たとえばあなたが百億円を望んだとして、同時にこんなことを感じていませんか?
- お金に固執するようになり、けちな人間になるかかもしれない。
- または周りからそのように思われるかもしれない。
- お金が人間関係に悪影響を及ぼすかもしれない。
- 願いが叶う代わりに、大切なものを見失ってしまうかもしれない。
- お金を多く稼ぐということは、いまより多くの責任を負うようになるかもしれない。
- 税金が高くなり、大変だ。
- 大金を管理するのは、大変そう。
- 大金を持つと、自由を失いそう。
- 自分は金持ちに向いていない。
- 金持ちの生活は、自分に合わない。
- 今のままで、本当は特に不満はない。
たったひとつの恐れでさえ、願いの現実化を阻む原因となります。あなたのバイブレーションを低下させ、願いを引き寄せるためにに必要な波動と同化することができなくなるのです。
百億もあるんだから、後はなんとかなるだろうって考えた方がいいんですけど、なかなかそうもいきません。
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起きるかもしれない恐れから、当然の成り行きへ
願いを現実化したかったら、恐れを消し去る必要があります。
一度恐れがなくなれば、願いはとても簡単に実現します。
恐れを消すシンプルな方法のひとつに、それを認めるということがあります。恐れていることにエネルギーを注ぐより、ただそこにあるということを素直に認めるのです。
どんな願いも、それが叶う時と叶わない時があり、可能性は二面性です。また叶ったことで、ポジティブな変化が起きる場合と、ネガティブな変化が起きる場合があり、結果の可能性もやはり二面性があるのです。
恐れとは、あなたの心が示す抵抗です。失敗を恐れ、自分の力の及ばぬことを恐れ、それが経験しないことを祈りますが、結果的にそのネガティブなエネルギーを引き寄せてしまいます。また願いが叶うことで生じる変化に対する恐れは、あなたの願いそのものに対する抵抗となります。
恐れのない状態というのは、恐れが全くなくなることではありません。恐れている結果が手に入ったとしても、自分は大丈夫と言えるかどうかです。
けれども起こりうる一連の可能性をすべて認めた時、抵抗はなくなります。こうして、あなたは願いと波動が同等になるのです。
引き寄せをする上では、自分について多くを学べた人から上達するのだと思います。