死後、裁かれない?
人は死んだらどうなるかという疑問は、人類の歴史とともに古く、生前の行いによって、死後のあり方が決定されるという教えは、洋の東西を問わず、様々な文化に見られます。何千年もの間、人類にとって死とは忌むべきものであり、一巻の終わり、裁きの日、そして恐れの対象でした。
その恐れは、社会に一定の秩序を与える効果もありましたが、同時に、支配や差別の構造を維持するためにも都合のよい教えでした。
罪やカルマって、神さまではなく、人間にとって非常に便利な考えなんですよ。
その古い概念を劇的に揺さぶることになったのが、1980年代以降発達した臨死体験の調査や、退行催眠のケーススタディです。
事実はどうあれ、死後、裁かれないという発想は、人類の歴史の中では非常に画期的であり、まさしくゲームチェンジャーだったと思います。
私たちは、この人生を何かの罰として生きているのではなく、すべてに意味があり、誰もが成長や喜びを経験するために生まれてきていて、その点で平等な存在だと知ることが出来るのです。
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臨死体験調査団 Near-Death Experiences Research Foundationによるリサーチ
最近、図書館で見つけた本で、臨死体験調査団による『アフターライフの証拠』がありました。
臨死体験調査団は、がんの放射線治療医だったジェフリーが、医療専門の研究誌に寄せられた臨死体験の症例に興味を持ったことから始まる調査団体です。
1000人以上の経験者を対象とした大規模な調査を行った結果をまとめたのが本書であり、そこで明らかになったのは、臨死体験をした人たちには、人種や宗教に関わらず、共通するいくつかの経験とプロセスがあるということでした。
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臨死体験によくある12のプロセス
1.体外離脱
死の瞬間、魂が肉体を離れます。痛みや苦痛は感じません。自分の身体や、周りの状況が見えるようになります。(75.4%が経験)
2.記憶を取り戻す
人生をやりきったことや、魂として人生を経験していたということ、ついに家に帰る時が来たことを思い出します。(74.4%が経験)
3.とてもポジティブな気分になる
愛や喜び、幸福感、つながっているという感覚が、一度に湧きあがります。(76.2%が経験)
4.トンネルが現れる
頭上もしくは前方に、トンネルが開いているのに気付きます。光が揺らめいているような、渦を巻いているような、はっきりした形状を持たない入口が見えます。
トンネルに近づくにつれ、光は強くなり、青、黄色、白、緑、赤など、様々な色に輝いているのを感じるそうです。(33.8%が経験)
5.明るい光を見る
トンネルを進むと、その向こう側で、とてつもなく明るい光に遭遇します。まるで何百もの太陽が一度に輝いているような、純粋な光です。その強い輝きにも関わらず、脅威を感じたり、圧倒されることはないそうです。
その光に吸い込まれるように、優しく包まれ、そこに溶け込みます。その光の源流は、ソースのエネルギーだと言われます。(64.6%が経験)
6.親しかった人やその他の存在に出会う
やがて気が付くと、親しかった人たちがそばに来てくれているのに気づきます。家族や親戚、古くからの友人、関係の深かった人など、自分の人生で最も大切だった人たちが集まっています。
スピリットガイドやガーディアンエンジェル、もしくは別の転生で関係が深かった存在が現れることもあります。
大好きだったペットたちも、一緒にやって来ます。みんながあなたと再会できたことを嬉しく思っているのを手に取るように感じ、あなたも愛と喜びでいっぱいになります。(57.3%が経験)
7.時間と空間の感覚が変わる
肉体を離れた直後には、まだ地球上の感覚が残っていますが、この時点で、時間と空間というものは、実際には存在しなかったということを認識します。すべてがここにあるという感覚です。(60.5%が経験)
8.ライフレビュー
ライフレビューでは、終えたばかりの人生を振り返ります。これは、亡くなった場合には必ず経験すると言われますが、臨死体験でも経験することがあるそうです。
スピリットガイドやソウルファミリーに付き添われ、誕生した日から亡くなった日までの、重要な出来事がすべて再現されるのに立ち会います。その時に自分が経験したあらゆる感情を追体験し、関わった人たちの気持ちも、彼らの視点で眺めることができます。
生前の行いを責められるようなことはありません。どうしてそうなったか、誰もが理解できているからです。(22.2%が経験)
9.地上とは異なる場所にいる自分に気付く
ライフレビューが終わると、いわゆる天国の領域、アストラル界と呼ばれる場所に自分がいることに気付きます。この世のものではない空間にいることが分かるからです(もしくはトンネルを抜けた時点で感じ見える場合もあります)。
人によって見える景色は違って、広い草原や花畑のようだったり、遠くに街が見える白い空間などもあるそうですが、そのどれもに共通するのが、これまでで最も美しく、最も平和な場所に感じることです。
色は鮮やかに輝き、言葉では説明できないような、心地のよい音楽が流れていると言われます。(52.2%が経験)
10.宇宙のあらゆることが分かる
肉体を離れたことで、それまで忘れていた知識や情報を思い出すことがあります。「自分や周りの人たちの人生の意味が分かった」と答えた人が56.0%、「すべてが分かった」と答えた人が31.5%、「宇宙の仕組みについて分かった」と答えた人が31.3%だそうです。
11.境界線に出会う
臨死体験の最後に、アストラル界にとどまるか、肉体に戻るかの選択を経験することがあります。
その時、向こう側とこちら側、二つの世界を隔てる境界線や、ドアが現れるのだそうです。日本なら、三途の川でしょうね。
二つの世界の狭間で経験を迫られるという経験の本質は変わらないのですが、どのような形で見えるかは、本人の価値観によって変わるようです。「本質は変わらなくても、受け取り方が変わる」ということは、スピリチュアルの、あらゆる経験に言えると思います。
また臨死体験の調査は、肉体に戻ってきた人の話がメインですから、境界線の先がどうなるのかは、ここでは触れられていません。
けれどもこの境界線の瀬戸際で、「これ以上先に進むと、もう元の世界には戻れないから、ここから先は来てはいけない」というようなことを親しい人から言われるそうです。(31.0%が経験)
12.肉体に戻る
臨死体験から肉体に戻る場合、「自分には、まだやるべきことがある」「まだタイミングではない」という思いを経験するそうです。
自分がどうしてその人生を選んだかも、この時点でよく理解できていると言います。
大好きな人たちと一緒にいたいのは山々だけど、実はつながっているので、地上でやるべきことを終えてから、また戻って来ようと思うのだそうです。(58.8%の人が経験)
実際、臨死体験のあるなしというのは、私はそこまで重要だとは思っていなくて、ただ、こうした一連の経験を読んで、不思議とその感覚が分かるということが、私たちが何度も死を経験してきた永遠の魂であることの何よりの証明ではないかと思います。
人間を罪とネガティブなカルマから解放する視点を提供したという点で、こうした研究の果たした役割はとても大きいですし、情報として広くシェアされていけばいいなと思います。
しかも高次意識のナントカみたいな、限定された体験と違って、私たち全員死にますから笑、すごくリベラルですよね。
もちろん本当のところは、実際に死なないと分からないですけどね。
なお、ここでご紹介した本は、日本語版もあるようですから、興味のある人は、ぜひチェックしてみてください。
臨死体験調査団のHPでは、体験談はもちろん、臨死ポエム、臨死アートなどを紹介している他、体験の投稿や、各国語への翻訳ボランティアも募集しています。
データベースとして無料公開している上に、そこへの関わりも開かれているところが、個人的にはとても共感します。
詳しくは書かないのですが…
(書きかけたけど、自分がわかっていれば良いみたい。人それぞれだから、今は割愛。)
リアルの中で、プチレビューしてました。
今も、継続してるのかな?
今って、休憩中な感じなのかな?
記事にあるような体験踏まなくても、私たちって意外と頻繁に生まれ直してたりするかもです⭐
うーん、ちゃんと書いていないから伝えづらい。(^^ゞ
先日TVで、高畑勲監督の遺作となった『かぐや姫の物語』が放映していて観ました。
全体的にはすごく好感の持てる、本当に素晴らしい作品だと思ったんですが、地球に生まれ変わることは、天にいる者としては罰にあたる、というふうな設定になっていて、そこだけちょっと違和感を覚えました。そこは高畑さん自身も、そういうふうに意図してはなかったんじゃないかしら?と憶測したりしてf^_^;。
とは言え、私の心の琴線には、どうしても触れまくって、じゃんじゃん涙腺を崩壊させてしまいました(笑)。
ほんまに、あの手の別離のプロットは、あかんです…(T ^ T)。
>涙腺
そうですね。涙を流れさせてくれる物語ですよね。洗われる感じ。
私たちって、切なさの中にも美しさを感じるんだなぁ。とか思ったりします。
かぐや姫の映像から…
「リベンジかぐや」ってドラマをTVで見てる夢をみました。
お煎餅かじりながら、5月なのにコタツに入ってるの。w
主人公は、今度はキッチシとグラウディングしたOLの女の子。
帝は、自分が大切な人を守る!ってマッチョなキャラクターに。(なんでやねん。w)
あと、里の男の子は…
なぜか、芸術肌の御曹司に。w
面白かったんだけど、ストーリーは忘れちゃいました!
臨死体験と言われるものは、夢と似たような感じにも思えますが、モリケン不思議研究所の報告(前世を記憶する村4)は、かなり面白く笑えるので好きなんですけど、ラーのいう忘却と自由意志で言うとかなり掟やぶりな感じなので、これは周期の終わりに近づいているからならでわっぽいです。
臨死体験は死んだ?人が生き返って?話てるワケですから途中までは同じなんですが、その後のあの世での生活や生まれ変わるときのこと、生まれた後に憶えてる前世の家族とかに会いに行って信じてもらえたり貰えなかったり、前世の女性での記憶を持ったまま今世で男性になってる感覚や、実験的にそういった情報を元にして生きてるうちにペットを教育しておき、死んだ後ふたたび出会えるよう色々と手を打って、どこで生まれてくるか調べておいて、ペットショップで再会するという、けっきょく著者はその実験が成功したと確信してるもようです。
私の両親は亡くなっていますので、また会えるといいなと思います。
これから人々は創造主としての自分に目覚めて、不可能なことはないと知るのでしょう。今まで、人間だと思い、いや実は神だと知る。
次元上昇したときは、なんでも可能になるのかな。
山だって移せるのかもしれない。
自分が神であることに覚醒することでアサンション
が始まります。
ハレルヤ
初めまして!同感です。
うちでは、親戚が集まった時にジブリを良く見まして、「かぐや姫」の時は親戚一同で鼻水出して号泣します。嗚咽してる時も…
あれは、ヤバイですよね!
沢山涙を出してスッキリしますが。
地球が罰の場所とは違和感ですが簡単に説明しすぎなのかな?高畑監督は分かりやすくしたのかしら。と思います。
月の人たちの、ぶっ飛んだ明るさ?かぐや
姫をさっさと連れて帰る無感情な感じとかが結構好きです。
地球の土臭い愛、温かい涙。
それが一時の、罰ゲームように思える高次元よりも、懐かしく愛しく思える今のほうが豊かだと思いますね。
同じく高畑監督作の、「ほたるの墓」は、設定の時点で耐え難く、まだ見る勇気がありません、、、
何となく、わかります 。
言葉では伝わらないこと、沢山ありますよね。
でも、伝わる時も人も居ますよね。
こんな日が来て嬉しいですよね。
たろーさん。
「リベンジかぐや」いいですねえ!
たろーさんなら、おもしろいストーリー創れそうな気がします(^-^)。
AMさま
「かぐや姫の物語」の制作秘話とか、またちょっと調べてみたいな〜と、私、思いました(^-^)。
高畑監督は、地球肯定の物語だって説明されたっていうのは、ちょろっと見かけたんですけどね。
私も実際、随所にそう感じる部分がありました。
「火垂るの墓」は、子どもの時分には観れたんですけど、今は私もちょっと、しっかり腹くくっとかないと観れんだろうな〜って思います。
minoralさん、初めましてm(_ _)mペコリ
たしか、大元の竹取物語の設定が、かぐや姫は月の世界で罪を犯し、その罰として地球に降ろされたことになっていたと思います。
高畑監督は原作の設定を守りつつ独自のストーリーに仕上げたんだな、と思います。
でも、やっぱりあの最後は悲しすぎてイヤです…
(ノД`)=3はぁぁっ
捨丸兄ちゃぁ~ん…(TдT)
つい先日、夢の中でキラキラ光る美しい景色と
同様にキラキラ光る美しい川が流れているところへ行きました。
起きてから「あれって三途の川かな?」と思っていたので、
今日メタさんの記事を読んで、びっくりしちゃいました(^_^;)
夢の内容は、夜中で終電が近いから
駅に向かわなければならなかったのですが、
どしゃ降りの雨の中、夜道を歩いてたら
上に書いたような美しい景色の場所に出たんですよ。
夜の暗闇と雨から一転して、
とても明るく晴れている場所でした。
他にもたくさんの人がいました。
あれ、道間違えた?と思っていたら、急に場面が変わって
向かっていた駅構内に戻っており、
父親が迎えに来て「一緒に帰ろう。」と言われ目が覚めました。
川の目の前まで行っていたので、
もし渡っていたなら、
メタさんの記事読めてなかったかもしれません(笑)
ritamyuさま
こんばんわ〜コメントありがとうございますー!!!
大元の設定を生かしたということであれば、合点がいきます!
ラストの、なんていうか、ぶった切り方?みたいなの、すごい衝撃がありますよね…うぅ。
たぶん、こういう夢は一緒に向こう側に行くことがメインじゃなくて、お父様と一緒にいる時の愛とか安らぎ、美しい場所の美しいエネルギーなんかを感じる必要があったんだろうと思います。みんな離れてなんかなくて、常につながっているっていうことです。
めっちゃ生まれなおしていますよね。毎朝目が覚めるも、一種の再誕だと言う話もあります。