宇宙人の名前を知ったり、彼らとコミュニケーションすることはどのように可能かという話です。
ドロレス・キャノン『この星の守り手たち』
ドロレス・キャノン氏は、QHHTこと、クォンタム・ヒプノシス・ヒーリング・テクニックの創始者ですが、彼女の著著のうち日本語で出版されているのは、たった3冊しかありません。
『ノストラダムス霊界大予言』という、今見るとかなりキテる字面の本。
『人類の保護者』という、kindleでなんと3,000円越えという、kindle甲斐がない本。
そして『この星の守り手たち』です。これしかチョイスがないじゃないですか。
この物語は、ヒプノセラピストとしても活躍する
著者ドロレス・キャノンが、
あるスターチャイルドとの出会いをきっかけに、
スターチャイルド、宇宙人としての前世を持つ彼らの遠い記憶を紐解きながら、
宇宙の仕組みや真の姿を説き明かしていきます。
人類の進化、宗教、神、科学の進歩、地球、歴史から、
人のあり方や愛についてなど、
セッションという対話形式で、
この宇宙にまつわるあらゆる情報が語られています。
(アマゾンHPより)
本書は、ドロレスと、クライアントであるフィルとの対話で進められていきます。彼の星は、私たちの知る名前のある星ではありませんが、普遍的な宇宙人としての在り方が生き生きと描かれます。
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宇宙人に名前はあるのか?
ドロレス: 地球と同じように、あなたに名前はありますか?
フィル: 今のところ、名を明かすのはやめておきます。達成度や、特別に成し遂げた事柄を示す言葉が個人に与えられることもありますが、ですが、ほとんどの場合、地球とは違ってさまざまな物事にラベルを貼る必要はなく、名前を付けることもほとんどありません。
ドロレス: 星の名前はどうでしょう?
フィル: わたしたちはテレパシーでコミュニケーションしているので、音声エネルギーに変換することは不可能です。
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宇宙人とのコミュニケ―ションは可能か?
ドロレス: 科学者たちはラジオ波を拾うことで、地球外生命体について探ろうとしています。
フィル: 彼らの想像の範疇にある生命のシグナルを、彼らのレベルで捉えようと試みているにすぎません。自分たちのレベルをはるかに超えたシグナルを受け取る方法を知ったら、彼らはきっと狂喜乱舞するでしょうね。実際に起こっていることを知ったら驚くに違いありません。
ドロレス: 今のレベルでは、コミュニケーションは不可能だということですか?
フィル: 今は無理ですが、進歩はしています。
ドロレス: 仮に感知できたとして、理解はできるのでしょうか?情報は声のようなものとして伝わってくるのですか?
フィル: 答えが出ていない問題の答えを予測するようなもので、答えられません。理解できるかどうかは分かりませんが、地球で声を通じてされるような内容とは違ってくる可能性が高いです。
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宇宙人のシグナルを、人間は理解できるか?
ドロレス: もし聞くことができたら、それをコミュニケーションとして認識できるのでしょうか?
フィル: 雑音とは違いますから、きっとできるでしょう。自然に起こるような雑音とは大きく違います。コミュニケーションには一定のパターンがありますから、知的生命体がコミュニケーションしていると認識できるに違いありません。しかし、地球の人々がこれを理解できるかどうかは別問題です。
ドロレス: モールス信号のようなものでしょうか?
フィル: 情報を意図的に変換することはしません。宇宙のこの地域で使われているコミュニケーション方法としか言いようがありません。情報の外見を変える必要はないのです。
(中略)
催眠から覚めたフィルは、音は一定ではなく、音楽に近いと教えてくれた。周波数とピッチに合わせて、音色が変わってゆくそうだ。
ドロレス: この音を聞いたことはあるけど、なんだかわかっていない人間はいるのでしょうか?
フィル: この音を感知できる機械は地球上に存在しません。別の星で以前に聞いたことがあって記憶している人はいるかもしれませんが、地球では今のところ感知されていません。
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今日では、精神的なコミュニケーションが主流
ドロレス: 文明が発達して以降、宇宙人から助けの手が差し伸べられたことはありますか?
フィル: 今の文明では、直接人間と関わって情報が伝えられたことはありません。本質は同じですが、今日では精神的なコミュニケーション、つまりチャネリングを通じて伝えられます。本人は自分の発想だと考えているでしょうが、実は宇宙から伝えられた情報はたくさんあります。内なる意識レベルから外なる意識レベルへと伝えられた考え方です。
ドロレス: かつては直接やって来たけれど、今は意識に語り掛けるのですね。
フィル: ある意味そうですね。内なる意識には人間に必要となる情報が含まれていますから、そこから情報を引き出しているとも言えます。
ドロレス: ひとつの発明に複数の人が同時に取組んでいることがありますが、これもそのためですか?
フィル: その通りです。
ドロレス: どのようにするのでしょうか?
フィル: 地球に向けてエネルギーが流れ、地球はそのエネルギーに浸ります。このエネルギーに反応した者が…引き寄せられるというのとは少し違いますね…ですが…。
ドロレス: 閃く?
フィル: そうですね、適切な表現です。閃き、インスピレーションを得て、エネルギーをもとに、もしくはエネルギーを引き寄せて、実体化するのです。
ドロレス: この影響を感じ取る人はいないのでしょうか?
フィル: 内なる意識レベルに対する気付きが深く、スピリチュアル面が進化している人でなければ、どこからやってきたアイデアなのか気付くことはありません。ですから外から影響を受けているとも感じないでしょう。
私たちは、自分の考えは自分で考えたものだと言うことに何の疑問も持ちませんが、インスピレーションの多くは、肉体の自分以外のところから来てるみたいですね。
集合意識を共有していると考えれば、別に自分の物じゃなくても、いいんでしょうね。ネットワークです。
また宇宙人の名前については、名前のある宇宙人と、ない宇宙人がいると考えるよりも、チャネラーが名前を必要としているかどうかも大きいと思います。