夢とどのように向き合うかは、みなさんいろいろだと思いますが、私も夢マニアの端くれとして、自分の夢日記から学んだことをまとめてみました。
夢日記について
私はもう5年間、夢日記をつけています。それはごくシンプルなもので、朝(場合によっては夜中)に目が覚めて、気になる夢が意識の中に残っていた場合、イメージや感じたことをスマホの中のメモ帳アプリに残しておくだけです。
そもそも、夢自体に興味を持つようになったのは、それより以前になりますが、あえて日記につけようと思ったのには理由があります。ある時を境に、夢の中でメッセージを聞くようになったのです。私の性格上、神秘的だったり、スピリチュアルと言われるような体験でも特別とは思えず、「まあ、そういうこともあるだろう」と受け流してしまうので、最初は気にも留めませんでした。けれども、メッセージがあまりに印象的で、はっとして目が覚めることが続いたので、せっかくだから記録しておいたら面白いだろうと思ったのです。
あまり熱心になり過ぎないのがよかったのか、夢日記はすっかり私の生活の一部になっています。そして、振り返ると、そこから学んだことがいくつかありますので、ご紹介します。
1.夢に注目するほど、夢の内容が面白くなる
夢の内容が、単なる夢占いや夢診断の範疇を越えて気になりはじめたのは、今思えば、やはりアウェイクニングが始まった頃でした。いつも夢に同じ町が登場することを、不思議に思うようになったのです。夢に注意を向けるほど、夢の世界に感じる懐かしさや愛着を感じ、まるで私はこちら側と向こう側を行ったり来たりしているようでした。日記をつけるようになってから、別の世界にいる別の自分の夢や、宇宙人やネイティブアメリカンから何か教わるなど、ますます夢の内容は面白く、ワイルドになりました。
― 2012/11/09の夢日記より ―
バーのカウンター的なところで働いている私。
まあシチュエーションはどうでもよくて、誰かに対して話かけていた。
「あなたとはこんなに何度も同じ場面を繰り返しているから、きっと他の次元でも繰り返してるかも知れないね」
自分の言ったセリフが衝撃的すぎて起きた。
2.人生の転換期には、夢を多く見る
夢日記を読み返すと、別次元の夢なんて全体の1割くらいで、あとは今となっては意味不明なポエムが2割、残りの7割は感情を解放するための夢です。人生のフェイズが変わろうとしている時、昔の夢を多く見ます。夢の中で、潜在意識の中の記憶や感情を整理したり、不安を癒しているようです。見た後に、心の中に懐かしさが広がるような夢は、優しい感情に癒される必要がある時によく見ます。
どれも慣れた感情。
3.感情的なショックの後には、ほぼ夢を見なくなる
経験したショックが大きいと一時的に感情を処理するシステムがシャットダウンするようで、一時的にほぼ夢を見なくなります。やがて整理がつき始めると、再び夢を見るようになると、そこから感情の解放がスタートします。
4.スピリチュアルな夢を多く見る時期もある
感情の解放が一通り終って、混乱が終息するまでは、スピリチュアルな夢を見ないようです。アウェイクニングと同じで、やはり波があり、見る時は連続して見るし、見なくなると、ぱったり見ません。
5.夢で聞いた情報は、ほぼ使えない(笑)
これは異論がある人も多いのかも知れませんが、私の経験では、夢で教わったことは、現実世界で実践できない教えが多いです。(クリスタルで空を飛ぶ方法とか)
もちろんアイデアやインスピレーションとしては使えますが、やってみろって言われてもできません。次元が違いますからね。
― 2014/02/11の夢日記より ―
宇宙船内。青い部屋。
クリスタルのグリッドを重ねると、浮かぶ仕組み。宇宙船もそれで飛んでるらしい。
磁石のN極とN極が、反発し合うみたいな。試しに私も飛んでみる。
なるほど、なるほどと納得しまくってた。
6.宇宙船に乗らなくても、勉強はできる
宇宙船で何か教わる夢を見るのは面白いですが、でも、今になって考えると、宇宙船に乗らなくてもいろんなことを教えてくれますので、必ずしも乗る必要はなさそうです。
情報はエネルギーであり、バイブレーションですから、あなたの中に蓄えられると、必要な時にベストな形で取り出せるようになります。
― 2017/01/17の夢日記より ―
7.メッセージだけ聞くこともある
見える風景は無しで、ただ言葉だけを聞くこともあります。もちろん、夢日記に残しておきましょう。意識の中に言葉が吹き込まれるというか、ふわーっと湧いてくる感覚は、チャネリングと同じです。
8.そのものじゃなくて、元型が大事
元型とはユング派の考え方で、簡単に言えば、夢に出て来るイメージの元になっている感情です。
現実世界は、見た目と内容が合致する世界であり、リンゴがリンゴであることや、渋谷に行ったら渋谷であることに疑いがありません。でも、夢の世界は違います。
たとえば災害の夢を見た場合、それは災害の予知夢ではなく、あなたの不安や恐れが表れたものかも知れません。そこに含まれる感情、その夢をどう感じたかは、事物自体よりも大事です。
9.感じることが全て
世の中には、意味やロジック重視の人と、感覚やイメージ重視の人がいます。夢日記においてはアプローチが違うだけで、「夢を通じて自分を知る」というゴールは同じです。
ただ、夢をスピリチュアルやサイキックのプラクティスとして利用したいなら、感じることが全てだと思ってください。
感情を感じて、そこにどんな要素が入るか、どんな記憶とつながってるか探るのは、チャネリングやリーディングに必要な感覚の、実に90%くらいを占めます。
たとえばタロット占いをするなら、カードの意味は大事ですよね。けれども夢の場合、シンボルの理解は二次的なものだと思ってください。夢はよりパーソナルなものだからです。
10.意味不明な夢もあって、それもまたよし
たとえば、つぶやきとか、ため息のように、言葉にならない音の断片でも、その音を発することに意義がある場合ってありますよね。「あーあ」とか「よいしょ」とか笑。
一見意味のない夢の断片も、同じものだと思っています。後からまったく光景を思い出せない夢でも、読み返すと、妙に意識を刺激します。
11.夢は魂の欠片
5年間夢日記を続けてきて思うのは、
夢は、顕在意識が気付かない、自分の魂の欠片だと言うことです。
その欠片は、人によって前世だったり、子どもの頃の記憶だったり、宇宙人としての記憶など、様々あると思います。その欠片をどのように使うかも、人それぞれなのだと思います。
夢のシーンを思い出すことで、そのエネルギーを自分の中に統合し、より全体としての自分を取り戻すことが出来ます。