『神との対話』シリーズが、今年の3月に最新刊を出したんですが、想像をはるかに超えた、とんでもない話になっていました。
『神との対話』
バシャールおすすめ本としても挙げられていたニール・ドナルド・ウォルシュ著『神との対話』シリーズは、英語版最新刊が今年の3月に出ました。
内容は、人類の目覚めみたいなことらしいということをどこかで知って、kindleでダウンロードしたのですが、人類が目覚めるとかは、まあ想像の範囲内だからいいとして、なんと「高度に進化した存在Highly Evolved Being / HEBs)」が人類を助けているという、とんでもない話に発展します。
対話シリーズって、もっと哲学的というか、存在とは何かみたいなことをマイルドに伝える話だったと思うんですけど、こんなぶっとんだ話だっけ??と、読み進むほどに、びっくら仰天、腰抜かしそうになりました。
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私たちはすでに目覚めている
このブログを毎日読んでくださっているみなさんは、いい加減、目覚めの話はやめて別のやれよって思ってるかも知れないんですが、そこはしぶとく、目覚めの方も少しだけご紹介しましょう。
まず目覚めてないと思っている、そこのあなた。それは勘違いです。「目覚めてる=人より偉い・優れている」もしくは「目覚めてる=頭がヤバい」っていう図式は、一旦置いときましょう。
それらは「目覚め」と言う言葉が、長年の間で蓄えてしまったネガティブなレッテルであって、「時代の変化に、なんとなく注目している」と言い換えれば、ああ、そうかもと思う人は増えて来ると思います。そして、それが目覚めです。
君は、自分が目覚めているという事実に目覚めていない。だから自分が目覚めていないように感じるんだ。
You are not awake to the fact that you’re awake. So it feels as if you’re not awake. (Chapter 2)
そして「神」は、目覚めの時代とは何であるかについて、こう語ります。
これは、世界を救う話じゃない。君の個人的なスピリチュアルの旅路の話だ。それは、個人的な進化なんだ。君が生まれて以来、最もエキサイティングで、魅力的な時代になるだろう。そして君が本来の自分として行動を開始しようと決断することで、世界は本当に変化し、本当に”救われている”ように見える。
And the world may indeed change, may indeed be “saved”, by your decision to begin acting as Who You Really Are. (Chapter 2)
これはどういうことかと言うと、ざっくりまとめれば、ありのまま本来の自分を受け入れ、愛せるようになることで、他人にも優しくできるとか、そういうことです。
また、目覚めた人たちは、ぼけっとしてないで、目覚めの過程を広めた方がいいそうです。
君の個人的な進化のプロセスを、他人に観察させることで、全人類の進化のプロセスを促進する手段とすることが出来るんだよ。
By all of you allowing your personal evolutionary process to be observed by others, it can become a means by which the evolutionary process of all humanity is advanced. (Chapter 9)
ほほう。確かに情報は広めることで、互いに影響し合えますからね。でも、自分がすごいとか、人類の希望だとか妙なことを思わずに、どうやってそんなことをするんです?
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ということで、何がどう変わるのか、またしてもあんまりピンと来ませんが、問題はそこじゃなく、「ありのままの自分を世界に示すこと」なんでしょうね。
むしろ最近言われる進化とは、その言葉がまとっている意味ほど、大げさな話ではないような気がします。進化とは、偉くなることではなく、ピュアな自分の状態になることなんですね。でもこれまで人類は、あんまりそこに気付いてなかったと言うか、逆に偉くなったり、すごくなったりすることに情熱をかけちゃったんです。
ここで書かれていた目覚めの時代という内容は、だいたい、どこで言われていることとも同じなんですけど、そこが共時性(シンクロニシティ)の面白さというか、いろんな影響があるにせよ、同時多発的に違う人が、みんな同じことを言ってるのが、興味深かったです。
次回は、「高度に進化した存在」についての話に進みます。