悪いエネルギーが悪い?
エンパスであることは、とても楽しいギフトである一方で、全く嬉しくないと感じる人もいると思います。エンパスの人にとって、ネガティブなエネルギーの中でいかにサバイブするかは、まさに死活問題です。
エンパスのエネルギー対策というのはだいたい2種類あって、悪いエネルギーが悪いから、身を守りましょうという話と、妙なエネルギーなんていくらでもゴロゴロしてるから、同調しないようにしようという話があります。
一般的なのは前者です。悪いエネルギーをむんむん放ってこられたら、たまったもんじゃないですからね。
でも私は後者の考え方をします。自分が経験することは、自分の思考や意識の在り方で決まると、私は思います。エネルギーをネガティブに感じる場合、それは自分の中にある同様のバイブレーションが干渉しているからだと思っています。従って、対処法も内的なものになります。
これはどっちが正しいということではなく、単純に考え方の違いだと思うのですが、多分エンパス業界では、後者の立場はそんな一般的じゃないんですよ。そんなふうに考えたら、余計辛くなっちゃいますからね。
ですから、これからするお話は、あまり一般的でないものであり、あくまで考え方の一つだと捉えてください。
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エンパスがネガティブなエネルギーを受ける仕組み
さて、エンパスの人が辛いのは、ネガティブなエネルギーに悩まされてしまうからだと思うんですけど、その仕組みをたとえ話で考えてみました。
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たとえば雨上がりの街を、あなたはフンフフフン♪と楽しく歩いていたとしましょう。空気がきれいだなーとか、雨が上がってよかったなーとか、そんなことを考えてつつ、空を見上げながら歩いています。
と、その時、向こうから自動車が、あなたの横を猛スピードでブオォーンと走り去り、路肩の水たまりをビシャーンと跳ね上げていきました。排気ガスで汚れた泥水を、あなたはまともに浴びてしまいます。ガーン。
仕方ないから家に帰ってシャワーを浴び、すぐに洋服も洗ったので、とりあえずダメージは少なくて済みました。
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しかし、もしそこで気分が晴れないとしたら、考えられる理由は4つです。
1.こんな目に会うなんて、何か悪いことが起きる気がする。
2.洗っても、身体に害のある物質が取れていない気がする。
3.乱暴な運転をした車の運転手に腹が立つ。
4.乱暴な運転をする運転手のすさんだ心を思って、悲しい。
エンパスがネガティブなエネルギーを受ける仕組みも、このようなものではないかと思います。浴びてしまった泥水は、受けてしまったエネルギーです。
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恐れが原因の場合
1と2の場合、気分が晴れないのは、その背後にある恐れのためです。恐れがあるとき、いくらクリアリングをしても、まだ何か悪いものがついているような気がします。
これに対処するには、自分は守られていて安全であり、ネガティブなエネルギーをカットアウトしたり、変容させる力があると、心から思う必要があります。
思えないとしたら、思えるようになるためには何が必要か考えてみましょう。アファメーションを唱えてもよいですし、丸腰で不安であれば、クリスタルやアミュレット等のプロテクションツールを持ちましょう。また天使やガイドとつながる人なら、彼らにクリアリングとプロテクションをお願いしましょう。
もちろん自分の恐れをヒーリングをしたり、いつも安全を感じられるようグラウンディングを学ぶのもいいと思います。
でもどんな宇宙人も天使も、あなたは愛されているし、守られているって言ってますからね。しかも誰の中にも、神様はいます。ひょっとして守られていないと思っているのは、本人だけかも知れませんよ。
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許せないことが原因の場合
次に3の場合、気分が晴れないのは、ネガティブなエネルギーをくらわせてきた相手を、どこかで許せないと思う気持ちがあるからではないかと思います。
状況自体は片付いて、目の前に平和な状況が戻っても、自分の中のどこかに相手を許せない気持ちや、相手に対する否定があると、いつまで経ってもモヤモヤが残ります。
じゃあどうしたら許せるのかと言うと、これは話が俄然大きくなりますので、ここでは割愛します。愛と許しは、人生の最重要テーマの一つです。
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悲しみが原因の場合
4の場合はレアケースかと思いますが、エンパスは相手の痛みを自分のことのように辛く思っちゃいますから、あり得なくはないでしょう。
悲しみが原因の場合、まずは自分との境界線をしっかり設けることです。自分が関われることと、そうでないことの線引きをするのです。いくら運転手さんの心がすさんでいても、あなたがそれを完全に引き受けて、全てを癒すことは出来ませんからね。
境界線を設けたら、ヒーリングの祈りを捧げましょう。愛とヒーリングの光を思い浮かべ、まずはあなたの心を癒します。あなたの存在が白く輝き、十分癒されたと思ったら、相手に向けて、その光を送ってください。光の中に相手を思い浮かべ、心にしっくり来る言葉を捧げます。
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自分の処方箋を探そう
自分で分析してみるに、私がネガティブなエネルギーに引きずられてしまう時は、最終的に相手を受け入れられていない場合がほとんどです。そういう時は、自分の中にどんな否定の感情があるのか探り、その感情を手放せるようワークします。
感情の扱い方を知る上で、私はマインドフルネス瞑想がとても参考になりました。感情も思考も、所詮は形のないエネルギーに過ぎないことが分ります。いくらでも変容させられるんですよ。感情のエネルギーの扱いを学んだエンパスは、無敵になります。
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クリアリングやプロテクション、さらに言えばヒーリングも、一つのメソッドやツールで、万事に有効なものはありません。いろいろ試す中で、自分なりの処方箋を編み出すことが大切です。
嫌なことがあったら、すぐエネルギーチャージできる場所を持っておくのもいいと思います。公園の木々に癒してもらったり、お気に入りのカフェで気分をゆるめましょう。
エンパスは、辛い思いばかりするために、このギフトを授かったのではありません。必ずそれがポジティブに生かされる時が来ます。
どんな泥の中にいても、あなたのエネルギーで真っ白に浄化することだって、あなたが思えば可能なんです。