2020年代も、もう半分まで来つつありますね。私がアメリカに住むようになったのは2014年で、その間、ずっと定住していたわけではないのですが、気づけば10年が過ぎました。
パンデミック以前のサンフランシスコはスタートアップバブルの勢いで景気が良く、新しい時代への希望に満ちていました。Web2.0、フリーミアム、シェアエコノミー、ギグカルチャー、ノマドワーカー。人々はインターネットを通じて富や財を共有し、住居や私財に縛られることがなくなる時代が来ていると、そのような変化を生み出すホットスポットを体験したかったのがサンフランシスコに来た理由の一つでもありました。
しかしその後、キラキラした言葉は見事に死語です。景気がよかった時期に急拡大しすぎたのが仇になりました。今、日本でもライドシェアやLUUPが導入されてますけど、サンフランシスコではどちらもパンデミック前には最盛期は終わってます。アメリカは広すぎて、システムの維持が割に合わなかったようです。
パンデミックを期に人々の消費行動とカルチャーが変わり、サンフランシスコもオフィスの空室が増えて一時はゴーストタウンのようでしたが、AIブームがまたしても勢力地図を塗り替えようとしています。ChatGPTで有名なOpenAIは借りていたUberのオフィスビルの契約を終了し、さらに大きなキャンパスに引っ越すことになりました。
アメリカの治安の悪さと物価の高さは日本とは比べものにならないのですが、ある意味、日本でいうブラック企業みたいなもので、常にそこにある問題ですが、誰もが直接経験するわけでもありません。日本とアメリカの両方のニュースを見ていると分かりますが、悪い噂は時空を超えて広く伝わり、状況が変わっても撤回するのが難しいんですよ。ちなみにマックのハンバーガーは2ドル59セントです。ドル円換算すると高く感じますけど、アメリカ国内で暮らしてる分には十分安いです。
さて、スピリチュアルの世界では世界が二分すると言われて久しいですね。分断が進むと片方の側の言葉が理解できないどころか、存在すら見えなくなってしまうと。よく言われるのが5次元vs3次元という比喩ですが、今ならニューメディアvsオールドメディア、富裕層vs一般市民などもそうでしょうね。もちろん、アメリカの政治もそうです。私の住んでいるのはカマラ・ハリスの地元であり、共和党支持者を見たことがありません。でも実際には国内に過半数はいますからね。
きっと、これを読んでいるみなさんは「分断」と呼ばれる状況を眺めている立場で、自分自身はそのどちらとも思わない人が多いような気がします。私もそうです。世界が分かれていく状況というのは確かに一理あるのかも知れませんが、インターネットを通じて解像度の高い現実が伝わるようになっただけで、実際には昔から様々なピースに分かれていたように思います。家に黒電話しかなかった頃は、世界が離ればなれであることを気にかけすらしませんでしたからね。
大統領選挙の結果は、ご存じの通り。投票日は粛々と過ぎましたが、その翌日は、ちょっとしたイベントでした。私の職場では「リラックス・ウェンズデー」と称してパジャマ出勤が許可されたり、ランチタイムに教頭先生がホームメイドのスープをつくってくれたり、休憩時に瞑想の集いが開かれたりと、私たちはコミュニティーとして何か大きなことを経たのだなーと感じました。しかしそれも過ぎてしまえば、ただの日常が戻ります。
そもそも実験国家であるアメリカは、時代によって左右に揺れながら発展してきました。古い秩序が崩壊すれば、新しい世界が形成されますが、新しい問題や新しい腐敗も生まれます。ワイルドカードが続いたところで、それもまたゴールじゃないし、もうすっかり終わったと思ったものでも、のちにリバイバルしたりしますからね。アナログレコードのように。
社会は常に変化するものだと、小学校で教えてくれればよかったのにと思います。むしろ決して変わらないものを手に入れることが大事だと、強く信じていました。好きなものさえ、途中で変わることはよくあります。AがだめならBをやってみよう。ひょっとしてBもだめかも知れない。それならA’またはCを試そう。変化の中でもコケないよう、重心を低くしてペンギン歩き。それは雪道か。
新しい年がやってきました。このワイルドな世界で、ここまで無事やって来たあなたの偉業に祝杯を。そして今年もサバイブしましょう。
トップの写真がとても素敵で驚きました。
メタさん撮影の写真なのかな?
焦点が複数あるのに、ぼんやり統一されていて、現実なのに夢っぽくもあり。
メタさんの記事が戻って来たんだなあと感慨深いと共に、
また、メタさんの記事を愛する人も戻ってくるのかなあ、と思ったり。
二分化については、最近、バシャールが、
あんなに「線路が離れる離れる」と言ってたのに、最近になって急に、
二分したやつをもっかいくっつけろ、みたいなこと言い出したので、少し気になっています(笑)
私たちが二分させたものは、線路じゃなくて餅だったのかも。
ちぎっても、ペッタン、すぐくっつけられるのかな。
バシャールの話がコロコロ変わることすらもおなじみになってきました(笑)
つくづく思うのは、黒電話の時代は、世界が未知に溢れてロマンチックだったなあということです。
今は、ロマンチックが薄れて、ずっと、ほんの少し退屈で惰性なコメディを見ているかのような。
だけど、ラストではやっぱりちょびっと、ヒューマニズムにじんときて泣いちゃうのかもしれません。
こんにちは。
メタさんの記事がまた読めて嬉しいです。
こんにちは。新しい発信を本当に本当に嬉しく拝読いたしました。
あなたの偉業に祝杯、との言葉には内心涙しながらガッツポーズです。
ますます、それぞれの宇宙それぞれの次元を生きている私達ですし、自分の歩みを
誰に「わかってもらわなくてもいい」
と思ってはいますが、
ほかでもないメタさんからの祝福に、
褒めてもらえた感、わかってもらえた感⋯でぽかぽかと暖まっております。
メタさん、皆様にとり、ますますのこれからでありますように。感謝をこめて。
明けましておめでとうございます
あたらしい記事ありがとうございます
また読めて嬉しい、まさにそう、その一言に尽きます
メタさん、みなさま、どうぞ素敵な一年を
新しい年が、おだやかで、煌めきに溢れた年でありますように
メタさん。明けましておめでとうございます。
地球には直線的な時間の流れがあって、宇宙はそれを使って私たちに物事の移り変わっていくプロセスを見せて、その変化の中で変わらない絶対的なものを知らせてくれているような気がしています。
メタさん。今年も貴重な気づきを与える有意義な記事を有難うございます。
更新されてる!?!?
とても嬉しいです。
今年も良い日々をお過ごしくださいませ。
メタさん
あけましておめでとうございます
お元気にお過ごしのようで何よりです