Qアノン現象のテロ認定
さて実は、Qアノンは、2019年8月にFBIから国内テロリストの評価を受けています。その意味では、すでにサブカルチャーどころの話ではありません。テロリスト評価を受けたのは、その前の年2018年に、あるQサポーターが起こした事件がきっかけでした。ネバダ州在住の青年が、ヒラリー・クリントン氏と小児性的虐待に関する政府文書の公開を要求するべく、なんと自家製の装甲トラックに銃器を積み、道路を封鎖するという強硬手段に出たのです。テロリストとは、「政治的な目的を達成するために、暴力および危険な違法行為を行う人およびグループ」のことを言います。従って、その意味でまさしくテロ事件だった訳です。
この事件に伴い、インターネット掲示板レディットに存在したグレートアウェイクニング板も削除されました。この辺りの経緯は、ウィキペディアに詳しいです。一部の信者が過激な事件を起こすという点では、オウム真理教事件と似ていなくもないですが、異なる点はQアノンサポーターが組織化されていないことです。自発的に行動する個人がインターネット上でゆるく連帯し合う活動というのは、実に21世紀的ですね。
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コロナ以降のQ現象
しかし、Qの名前が頻繁にニュースに取り上げられるようになったのは、コロナウイルスのパンデミック以降でした。つまり、ごく最近です。ご存知の方も多いと思いますが、一時期、ソーシャルメディア上に、コロナウイルスの起源や対策について、ソースのはっきりしない様々な意見が飛び交ったことがありましたよね。Qのインフルエンサーの中に、このような情報の流布に加わっている人がいたのです。彼らが主張したのは、ウイルスデマ説や、風邪の一種で深刻ではない説、生物兵器説、はたまた、それはディープステート逮捕の布石であるという説などがあり、さらにはコロナに効くサプリとして漂白剤の一種を売り出したことも大きな問題になりました。
ちょうどその頃、この流れに呼応するように、トランプ大統領もコロナ治療法として消毒剤を注射する研究について発言し、周囲の顰蹙を買いました。
トランプ氏「消毒剤」による新型ウイルス治療に言及 医師ら「危険」-BBCジャパン 2020/04/20
さらなる混乱の広がりを避けるべく、ソーシャルメディアはYouTubeはQの陰謀論関連のアカウントを削除したり、検閲を厳しくするなどの対策を取りました。コロナ関連のこういうごちゃごちゃした感じは、きっと日本でもあったと思います。けれども、そのような対策というのは、逆に火に油を注ぐようなものです。ムーブメントはますます熱くなり、Qアノンがアメリカの新しい宗教になりうるかという論調の記事を見かけるようになりました。
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Qアノン教会と『トランプの預言』
ブームというのは何でもそうですが、それを作っているレイヤーがいくつもあります。Qサポーターを自認する人たちも、その全員が消毒液が健康にいいと思ってる訳ではないと思います。何を信じて、何を信じないかは、人それぞれで違うでしょうからね。
しかし、この話をややこしくするのが、キリスト教というレイヤーです。特にアメリカには熱狂的なキリスト教信者がいて、事実とつじつまが合わなかったり、決して科学的とは言えないことでも、信仰で乗り越えてしまうのです。トランプ氏が国を救うと言うQの愛国論に対する彼らの熱狂は、誤解を恐れず言えば、戦前の日本のプロパガンダと似ているかも知れません。信仰と愛国、人種至上主義がひとつのカテゴリに入るのは、歴史の中でも繰り返される光景です。
アメリカには、すでにQアノン教会と呼べるものも誕生しています。教会が祈りだけでなく、聖書の学習の場であることは、ご存知の方もいるかと思いますが、とある教会のリーダーが、YouTube上でQアノン信者のためのオンライン学習会を始めたのです。このチャンネルは「オメガ・キングダム・ミニストリー」と言う名で、Qのセオリーと聖書の記述の関連についてマニアックな読み込みをしていく感じなのですが、彼らのサポーターの中に『トランプの預言』の著者・マーク・テイラー氏がいると言われます。
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『トランプの預言』とは
『トランプの預言:未来を見た男の驚くべき真実のストーリーと彼の伝える預言』とは、2017年1月に出版された体験記です。消防士だったマークは、ある火災がもとでPTSDを患い、治癒の過程で神の言葉を聞きました。その言葉とは、神がアメリカの道徳的価値を回復するために、トランプ氏を大統領に選出するというものでした。彼が神から預言を受けたのは、2011年のことでしたが、不動産王だったトランプ氏はすでに共和党から大統領候補選への出馬経験もありましたが、当時は民主党オバマ氏の全盛時代であり、泡沫候補という感じは否めませんでした。まさかその預言が実現するとは、神の声を聞いたテイラー氏本人も信じられなかったのです。
しかし、そこから5年後の2016年、その預言は実現したのは、みなさんもご存知の通りです。悪を一層するために、神がトランプ氏を遣わしたというエピソードは、Qアノンの愛国思想をこれ以上ないほど強化し、決して揺るがぬ盤石のサポーターを築き上げていくのでした。
なお、この『トランプの預言』は映画化もされています。YouTubeでレンタルできますから、気になる人は見てみましょう。
『トランプの預言』の中で、著者のテイラー氏は、その他の預言にも言及しています。曰く、トランプ氏が二期目も選出されること、オバマ氏が反逆罪で起訴されること、隠された児童性的虐待のグループが摘発されること、腐敗した政府高官たちが大量逮捕されることなど、まるでQの話とまんま同じなのですが、と言うより、Qがこの話を引き継いだのでしょうか。そこは分かりません。
Qアノンが4chanへの投稿を始めた2017年10月28日には、以下のような”パンくず”が5下されています。難しいので、後半の部分だけ訳します。なお、POTUSとは、アメリカ大統領President of the United Statesの頭文字です。
POTUSは、テレビで国民に呼びかけないだろう。
POTUSは、ネガティブな視界から自分を隠す必要がある。
POTUSは、立法を解放するために、最初のステップとして悪人を取り除くことが重要だと知っていた。
すべての情報にアクセスするのは誰だ?
HRC,ソロス、オバマ等が、トランプよりも力があると信じるか?そんなものはファンタジーだ。
大統領オフィスを支配するものは誰であれ、この偉大なる国を支配する。
やつらは民主党と共和党がコントロールを失うとは、一瞬たりとも信じない。
これはRとDの戦いではない。
ソロスが最近自分の金を全部寄付したのはなぜだ?
彼がRCに全資金をつっこんだのはなぜだ?
モッキンバード10・30・17
神は同志の愛国者たちを祝福する。
訳していても、自分で何言ってるか分かりませんが、ちなみに最後から2行目にある「モッキンバード」というのは、ヒラリー氏を逮捕するための作戦名です。2017年10月30日に実行される予定でしたが、どうやら作戦は延期になったみたいですね。
ごく最近では、オレゴン州で共和党の上院議員候補にQアノン信者が当選したのですが、たった今、この記事を書いている最中にも、ジョージア州でQアノン派が州議員に当選しそうだと言うニュースが入って来ました。このリアルとオンラインが交錯するダイナミックさは、目が離せません。
世界を陰で牛耳る闇の勢力の大量逮捕という考えは昔からあって、スピリチュアルタカ派のマシュー君なんかも最近ではQアノン系に同調しています。
なお、Qアノン過激派によるテロ事件が組織化された団体ではないと言う点は、最近話題のアンティファとの類似を感じる人もいるかもしれませんが、アメリカ国内ではアンティファは暴動とは関連がないというニュースも出てきています。Qアノン現象もそうですけど、すごく極端な人もいる一方で、そうじゃない人もいますから、全員を同一視することは出来ないと思います。どうでしょうか。
楽しそうな感じで
カルチャーとしてまとまったところなんかは
グッとくる…。
しかし
要約してだれかヒーローが
自分を救ってくれるっていう考えは
どうだろう。
そうやって長いことやってきたし
これからもそれでいいなら
いいと思うけど
キリストからトランプへ
すがる相手が変わっただけなのでは?
陰謀論には本物と偽物があって
『だれかがいいって言ったからいい』
っていう単純さは陰謀論向きじゃない。
自分自身で感じたり考えるきっかけになれば
素敵だと思います。
メタさんこんにちは
いつもありがとうございまーす。
今回こちらの記事にえらく反応した私です
何故なら、6年前にジム・ハンブルのMMSで命拾いしたからです
この話は、一生 誰にも語れないし、信じる人は当時の私を知っていた3人だけだろーなと、
もう記憶からも薄れて行く感じですが、
当時、自分を癒すのに、とにかく自分と向き合っていた時期でした。
けれど、心と頭ばかりに気をとられ、気づけばバランスを崩し、身体に負担がきてしまい、
急性の血糖値異常に陥り、合併症として様々な身体の不調で立っていることすらできなくなったのです。発症から3週間程で悪化。
身体全身にあらゆる症状が出たのです。
『これ私死ぬかもな』と命の危機を感じたけれど
病院や薬はなるべく避けたい私は、
とにかく自分のガイドたちに『目覚めのいいとこまで来てるのに、まだ死ねない頼む!』と祈りながら
毎日、情報を検索してたある日、MMSがヒットし、一ミリの疑いもなしに
『これだっ!ありがとぉぉ。。』とガイドに感謝して
まだ製品化してない時のMMSを、ドミニカ共和国の日本女性から送ってもらい
自分で薬品とクエン酸を調合し、すぐ飲み始めました。
やはりシンプルに水の浄化剤なので
瞬時に『お腹を下す』という浄化が始まりますが、痛みは一切なく、
飲む度にトイレに行くことだけなのですが、
飲み始めてたった2日目で身体が回復し、泣ける程嬉しかったのです
そして、7日目にほぼ完治したかのような体調になり、
けれど『お腹下す』この症状が無くなるまで飲み続けるのが完治の合図なので
飲み続けると、2週間程で止まりました。
それからは、いくら飲んでももうお腹は下らず、シンプルに病原菌が全部浄化された合図。
そして健康になり落ち着いた時。。。
自分が治ったくせに、あまりにも単純な薬品、安価過ぎる、それも本来は人が飲めるものじゃないのに、それを飲んだ自分に驚きました。
私の心の応えとしては、多分ガイドたちも、とりあえず、命を続けさせるための応急措置として検索ヒットしてくれたんだと思うのです
なので、やはり水の浄化剤なので
根本は『病は気から』の通り自身の心をバランスよく大切にすることが大前提での
命拾いのお話のシェアでした。
きっと私は当時、ネットで知ったMMSのジムハンブルさんの人生の歴史、経緯に
愛を感じ、それに共鳴し『これだ』と感じた。
今の私にあうモノ。と。
なので、これを読んだ皆さんへは、
私のシェアを盲目的に信じるのではなく
『その時々に出会う』全てを自分にとっての真実として直感だけで選択した。
というシェアでした♪
ジム・ハンブルさん、画像だけなんだけど、
なんかすごく好きなのです風貌も♪
そして深い感謝も。
メタさーん♪この長いコメント、もし不適切だったらすぐ、消して下さいね!
消してもらっても、全然当然だとも認識してるので大丈夫です^^
これも、自分が自分の師になる♪のひとつでした。メタさん感謝。
コーリーグッドあたりはトランプ大統領誕生前から活動していたと思いますが、今やトランプとQの応援団ですよね。何らかのアジェンダを持ってるグループがいるのかなという印象です。