その後のオークランド
全米規模でプロテストが広がっているようですが、私の住んでいる町は、暴動の次の日から、すっかり平和的な方法に切り替わりました。以下は、徒歩によるデモ行進の様子です。スケボーや自転車の人がいるのが、カリフォルニアっぽいですね。
#Oakland 暴動ばかり話題になるけど、日曜の行進はとても平和的でした。いいところもニュースでやってほしいよ。 pic.twitter.com/SF3tsDNvYD
— メタフィジックス通信 (@oodooridoori) June 1, 2020
先日は、有志による町のクリーンアップも行われました。
プロテストの後片付けinオークランドチャイナタウン pic.twitter.com/1AdrFvL1bv
— メタフィジックス通信 (@oodooridoori) June 2, 2020
オークランドは、かつてブラックパンサー党の本部があった場所で、BlackLivesMatterの創設者の一人も、この町で生まれています。マイノリティの権利についてもみんなでよく考えて、より豊かなコミュニティを作る方法を考えます。我が家もその気風が好きでオークランドに住んでいるんですけどね。
この町の人は、たとえば何か問題が発生した時に、ただ誰かを責めるだけで終わることなく、実践的な解決策をバンバン出して来ます。たとえば今回なら、黒人オーナーの店をサポートするプロジェクトや、チャイナタウンを盛り上げるレストランガイド、寄付を受け付けているホームレス支援団体のリストなどが既にコミュニティに出回っています。
ここ数日は、ダウンタウンでアートウォールを作るプロジェクトが行われ、地元のアーティストたちが思い思いの作品を披露していました。壁を提供する店側も、こうして意志を示しておけば、暴動が再び起きた時に被害を受けませんし、静かなプロテストの形にもなるのです。
しかし、住人が大暴れした後に、みんなで街を掃除して、壁に絵を描いてすっきりするという展開が、日本人的には衝撃でした。そう来るのか。
暴動で損害を受けたダウンタウンを掃除し、壁に絵を描くプロジェクトが始まっています。日本人には想像もつかないオチ。「ダディは世界を変えた。ジョージ・フロイド」。泣ける。 pic.twitter.com/aWfMmLW1Pq
— メタフィジックス通信 (@oodooridoori) June 5, 2020
記事トップのアイキャッチ画像は、駅前のコンビニなのですが、アートプロジェクトの人たちが商売の足しになるようにと、ウォールアートの隣にでかでかと営業時間を書いています。ビジネスをサポートしたいと思ったんでしょうけどね。優しい世界です。
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Black Lives Matter運動FAQ アメリカの人種差別のややこしさ
それにしても、アメリカの人種差別がややこしく思えるのは、日本では肌の色が違う人が身近にいないからだと思います。なんだってそんな差別が起きるのか、よく分かりません。しかし日本の感覚で言えば、一番近いのは国籍による差別です。「肌の色が違っても、同じ人間だ」と思う人は多くても、「国が違っても、同じ人間だ」と思える人は、それほど多くないと思います。そのように、ナチュラルに越えられないギャップが、アメリカの人種差別の中にもあります。
我が家では、成り行き上、一つ屋根の下に人種問題を抱えて暮らしていますから、私も否応なくBlack Lives Matter運動に詳しくなってきました。この知識を無駄にするのもいけないような気がするので、私が学んだ限りで、日本人にとって分かりにくい点について、よくある疑問とその答えを書いていきます。
1.「Black Lives Matter(黒人の生命は大切)」って言うけど、すべての生命が大切なのでは?
「黒人の生命だけが大切」と言うことではなく、誰の生命も平等に大切なはずなのに、最初から富を与えられず、不当に生命を奪われる人たちがいるということです。黒人が自分の権利だけをぐいぐい主張する運動のように思われがちですが、創立者は3人のブラックレズビアンで、LGBTQを含めた様々なマイノリティの地位向上を訴え、広く支持を集めています。
2.黒人は、「白人vs黒人」という対立構造を作って、白人すべてを悪者にするのか?
黒人という呼び名は、人種の名前のように思われていますが、彼らが奴隷として西洋世界に連れて来られた時につけられたラベルです。白人が区別するために、彼らをブラック、自分たちをホワイトと呼んだのです。つまり、ブラックとは支配のための呼び名であり、その圧政の象徴としてホワイトという呼び名があります。Black Lives Matter運動の文脈でホワイトと言う時、個々人としての白人ではなく、白人が作った社会の圧政や搾取の構造を意味します。
3.アフリカンアメリカンという呼び名は使わないのか?
黒人の間で「アフリカンアメリカン」という呼び名は、彼らをブラックと呼んで社会的に隔離してきた歴史を覆い隠すために白人側が新たに用意したラベルだと考えられています。インディアンの人たちが、「ネイティブアメリカン」という呼び名を好まないのと同じです。負の歴史を通じて立ち上がり、変わらぬ誇りを示すため、それぞれブラック、インディアンという名称を使います。
4.警官の中にはいい人もいるから、全員を敵と見なすのは行き過ぎではないか?
もちろんよい警官だって沢山いると思いますが、プロテストが対象としているのは、個々人としての警官ではなく、不正と不平等を許す警察のシステム全体です。ポリスは集合名詞ですけど、警官はコップかポリスマンですからね。
5.黒人は犯罪や暴動を起こしておいて、権利だけは主張するのか?
黒人がすべての破壊行為や略奪に関わっている訳ではなく、他の人種もいるのですが、黒人=野蛮というステレオタイプが分かりやすいため、社会変革を真面目に考える黒人が例外的に見られてしまう部分もあると思います。真面目な活動家の人たちは、暴動についても一方的に糾弾するのではなく、そのようなことが起きてしまう社会の構造が問題だと考えています。そのためには、やはりユニバーサルベーシックインカムじゃないかという意見をあちこちで聞きましたが、実現すればいいですけどね。
6.黒人はアジア人を差別するくせに、自分が差別されると怒るのか?
これはケースバイケースなのですが、負の連鎖があるのは確かだと思います。残念なことに、弱い者たちがさらに弱いものを叩くことが一切ない国や地域を見つけるのは、難しいんですよ。
7.黒人へのサポートを表明することがクールみたいな風潮はどうなのか?
そう思う人は、黒人側にもそこそこいると思います。アメリカ社会の中で、黒人支援がイメージアップのトークンとして使われることがあるのも、彼らはよく知っています。でも、声を上げる必要があるということもよく分かっています。そうじゃないと、自分たちの思いが伝わらないからです。
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自由と力/信頼と愛
これだけ書いておきながら、私はソーシャルジャスティスについてはまったくの門外漢なのですが、人種差別問題に興味があるのは、それが結局、その人が誰であるかという本質的なアイデンティティの話につながるからだと思います。
私たちは自分が誰であるかを、他人の価値や基準によって定義される必要はありません。あなたが誰かの境界線を侵害しない限り、誰が何と言おうと、自分にとって一番心地よい自分でいて構わないのです。そのためにここに生まれて来たんですからね。
ちなみに、オークランドにはかつて日本町があり、多くの日本人が住んでいたいのですが、第二次大戦中に捕虜キャンプに収容され、日本町もなくなってしまいました。その後、解放されたとはいえ、実質的には権利もへったくれもなかったんでしょうね。彼らの中には、60年代のオークランドで公民権運動に参加し、大きな功績を残した人もいます。その中の一人、リチャード青木氏は、ブラックパンサー党と共に戦ったと言われる有名な日系人です。
青木氏が挑発的に掲げるプラカードに書かれた「イエローぺリル」とは、19世紀末の帝国主義時代に西洋世界が恐れたアジア人の”野蛮”さを表した言葉です。「あの忌々しいアジア人の連中」のようなニュアンスがあります。青木氏はそれを逆手に取って、自らをイエローぺリルと呼んだ訳ですね。
こうして見ると、みんな恰好よくて、自由の匂いがプンプンして、なんちゅうクールな時代だろうと思いますね。
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スピリチュアル的に黒人の人たちは、グループソウルとして自由と力を教えるために、この惑星に来たと言われます。三次元では、白人の人たちと衝突ばかりしていますが、もちろんそこにはグループコントラクトがあって、この経験を通じた彼らのグループとしての学びは信頼であり、教えは愛です。
「あなたたちが教えてくれたのは、決して屈することなく、自分の価値を高らかに謳う自由であり、そのために立ち上がる力だ」と、CCに言いたいですけど、その辺はセンシティブ過ぎて、部外者の私が首を突っ込める感じではないので言わないです。
いつか言いたいですけどね。
こんにちは
この間、自分のコメントに後悔して一言添えようとしたんですが、書き込めませんでした
もう書けるかな
もう少し配慮したかったです、ごめんなさい
センシティブすぎるからと、問題を腫れ物のように扱いたくないという気持ちがあって、(もちろんメタさんとは問題との距離が全く違うからです)それ自体は悪くないんですが、なんだかバランスがよくなかった
知識こそが、問題にかかわるための第一歩ですね、感謝します
自分の気持ちの整理のためにかきます
私が直接出来ることはなくても、同じ世界の出来事だという意識は持ち続けたいと思っています
昔、船が出て
行き着いた先にいた別の人達を
人ではなく物だと扱った。
今も人ではないと思いたいのは
弱さの現れだと思う。
黒人の人たちは自分たちもひとだと
何度も何度も証明してきたし
認めてもらおうとするのはやめて
堂々としていればいいと思う。
私たちは違う
肌の色も得意なことも考え方も。
揃える必要はない。
以前読んだ文章の中に
我々地球人のDNAを全て集めたら
アヌンナキを凌駕すると書いてあって
すごく氣に入っていて
昔ドイツ人をあおって
一番優秀だと思いこませて
別の人種を迫害したことが
騙されていたのだとわかると思う。
我々の違いは
全ての領域をカバーするためだと思う。
以前、娘と国籍のことを話した時に、『私は差別をしない人間だ』なんて思わないでほしいと伝えました。
嫌悪感も差別したくなる感情も排除したくなる気持ちも、そういう類の感情はあって当たり前だと思うと伝えました。
感染症の人が横にいて、自分に抗体がなかったら、ちょっと避けたいって思うのと、同じ種類だよと。
だけどそれは攻撃をしていい理由にはならないこと、
なぜ攻撃したくなるか考えてほしいこと、
その考えは本当に純粋に自分の心から湧いているものか冷静になってほしいこと、
歴史や情報といった自分以外の何かに引っ張られてそう思っちゃってるだけかもしれないこと、
『本当に差別そのものをしたいのか』を、そういう感情が湧いてきた時に考えてほしいと伝えました。
人も自分も、差別も区別もしてるし、されている。
けれどそれを、わざわざ心や体を傷つけてまで相手に渡すのは、繰り返しの始まりだと思うと伝えました。
色んなバリエーションの中に、何かを発さず自分に収めることで『繰り返しの終わり』にしようとする人もいる気がします。
発することにも発さないことにも、想いも意味も過去も未来も詰めたり詰まったりしているんだろうなって思います。
めっちゃ久しぶりに書き込みます。
現地の貴重な体験、めちゃくちゃ関心を持ってみています。ありがとうございます。
Black Lives Matterは特に2016年頃、私の好きなアーティストたち(Common含む)が熱心に発言したり楽曲で訴えたりしていたのが記憶に新しいです。しかし、その時に特に著しい変化があったか?といえば、そうとも言えず…。ね、何年も、何十年も続けてきたことがあるからこそ。だからCCさんが抗議デモには参加しないという選択も、本当におこがましくも、なんとなくわかるような気がしました。
個人発信のSNSを見ると平和的なデモが多いしそれを希望する人のほうが圧倒的だなと改めて感じています。(オーランド、素敵な街~~~!!)限られた一方的な情報を恐怖でもってコントロールされた昔に比べ、実際はこうなんだ~とあちこちふたを開けて見せられる現代。インターネットが出てから一層思います。
もう嫌だ~~~~~~!!!ってときこそ変わり時と言いますが、違和感を感じる社会に関して言えば実は何気に環境は整いつつ、かつポジティブな意識層がもっと明るみに出て一気に舵を切る、ような気がするんですが。スピリチュアルがオープンになってきたのもその表れの一つですよね。めちゃくちゃ混乱して見えて、俄然ポジティブにしか進んでいない気がするんですが。酔っぱらいすぎですかねw
酔っ払いついでに、個人的に、格差と貧困が関わっている社会構造に問題があるとみるバーニー・サンダースが大統領だったらなーとマジで思っています…。現在のコロナ第一波が落ち着いた今が環境としてはベストなのになー。
言いたいことがたくさんあって今くまとまりません。ごめんなさい。ですが、
メタフィジックスさんの更新これからも楽しみにしています~~~(愛をこめて)
※コメントご覧の方へ※
リンクに、日本人があまり感じられない人種差別に関して+プロテストについて、タイムリーに参考になった動画を載せておきます。NYハーレムにお住まいの方です。
この暴動、残念ながら世界規模での茶番です。
すべての元凶はジョージ・ソロスです。黒人は何一つ悪くもなく、黒人が~という落書きをしているのは白人です。ANTIFAという組織が動いています。
ANTIFAは全世界で組織だって動き、各国で暴動を仕掛けています。日本でも国会議員が参加している姿が確認され、ジョージ・ソロスの資金で色々と動かしているのが現実です。
中国共産党も加担して世界で暴れているのです。
ブラックライブズマターも疑った方がいいです。
トランプ以外が大統領になってしまうと、世界は一気に悪い方向へと傾きます。
背景を調べていけば、如何にやばい奴らが今回の暴動に参加しているか分かると思います。
「オバマゲート」で検索してみてください。
どうして他の大統領の時は問題ないのに、トランプだけが嫌われているのか、どうしてトランプを批判する報道ばかりが多いのか、そこもポイントです。
上っ面の情報だけが真実ではありません。一見正論言ってるような奴らが全員世界の敵であると分かるはずです。今回の黒人差別がどうこうも、一見すると正論言ってるようで矛盾してることを言っている人間はいます。
特にテレビだけの情報では間違いなく騙されています。真実はそんなことはありません。スピリチュアルが分かっているならば、自分の感覚が何が正しいのか気付くはずです。
コロナは信じてこういった情報を信じないのであれば、洗脳が進んでいる証拠です。