アセンデッドマスターとは誰か
アセンデッドマスターは、かつては人間として転生しながら、カルマをすべて償却し、光へとアセンションを遂げた存在です。天使やスピリットと同様、肉体を持ちません。
アセンデッドマスターという名前が広まったのは、神智学教会の教えに由来します。神智学教会とは、1875年にニューヨークでH・P・ブラヴァツキー夫人とオルコット大佐等によって結成された団体です。
その教えは、勉強しようと思うと相当にガッツがいるのですが、ざっくり言うと、19世紀にイギリスで流行し、コナン・ドイルや、ルイス・キャロルもハマったと言われる心霊主義に、三角貿易の関係でインドから入って来た東洋哲学の要素が加わった思想です。つまりは、カルマ&転生&アセンションですね。
その中で、アセンデッドマスターの存在は、ブラヴァツキ―夫人がチャネリングで得た情報がベースになっています。
しかし神智学協会から分派が出来たり、様々な人がチャネリングをしたりで、後になって、だいぶ情報が入り乱れました。
アセンデッドマスターのチャネリングメッセージは、今では下火ですが、90年代~2000年代の旧アセンション時代には、もっとポピュラーでした。
下火になってしまった理由としては、おそらく旧アセンションが不発に終わってしまったことと、「一体なんでこんなことになってしまったのか?」というくらい複雑なヒエラルキー的哲学が、今の時代にフィットしなかったのだろうと思います。
でもアセンデッドマスターが悪いわけでもないでしょうから、今日は彼らについて勉強しましょう。
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アセンデッドマスターの6つの特徴
アセンデッドマスターは、頼れる部活の先輩や、紅白の大トリを務めたころのサブちゃんのようなキャラを担うようです。
1.肉体を持たない
アセンデッドマスターは、カルマの輪、つまり転生のサイクルを終えていますので、もはや肉体は持ちません(ただし、肉体を持つという説もあります)。同時に多くの場所に現れ、大勢の人を助けることが出来ます。
2.文化的な制約を持たない
アセンデッドマスターは、あらゆる人種、文化、宗教からやって来ています。彼らの助けを必要とする人なら、どんな宗教、どんな思想を持つで人も、ウェルカムです。懐が広いですね。
3.役割が広い
アセンデッドマスターが担う仕事は幅広く、アセンションのティーチャー、ガイド、ヒーラーなど、私たちの生活の様々なエリアで、成長と学びをサポートしています。お金や仕事の相談なども、実務的なことでも、なんでもござれです。
4.グレート・ホワイト・ブラザーフッドに所属する
一般的にアセンデッドマスターたちは、グレート・ホワイト・ブラザーフッドという、地球を守る高次元グループを作っていると言われます。白は白魔術の意味だそうで、人種とは無関係です。愛と光の存在ですから。
5.シャンバラに住んでいる
彼らは、ゴビ砂漠上空のシャンバラと呼ばれる光の都市に住んでいます。「いや、地下都市だ!」という真逆の説もあります。さらにシャンバラは、フィジカルに実在する説と、エネルギー/別次元説があります。
6.人類のアセンションを助ける
彼らはアセンションの先輩ですから、人類を助けるのは朝飯前です。しかも元々人間ですから、私たちの感情や、カルマに囚われる面倒臭さも、熱い人情とハートで理解してくれます。その点は、天使やETにはない強みです。
参考:The Spiritual Psychology Behind The Ascended Masters in in5d.com
The Ascended Masters – Who And What Are They? in Mind Valley
ちなみに、アメリカでのアセンデッドマスターの位置付けはどうかというと、本当に神智学を学ぶ人向けな気がします。神智学系の教会も沢山あります。
ドリーンのカードのおかげで、むしろ日本での方が、広く浅く浸透しているように思います。