スピリチュアルなライフテーマとは
地球に転生する前に、私たちは今世での学びのテーマを選んでやって来ると言います。米サイキック霊媒師であり作家のシルビア・ブラウン氏は、私たちが人生で経験するテーマを44の原型として挙げました。このライフテーマが、人生でどのような困難に出会い、誰と出会うかという道のりのテンプレートにもなります。ライフテーマは一つではなく、いくつか掛け持ちしますし、人生の各段階によってメインテーマが変わる場合もあります。
44のライフテーマ
元の記事はアルファベット順にリストアップされていたのですが、関連事項をまとめるために、途中順序を入れ替えてあります。
1.アクティベーター(活性化する人)
他の人が達成できなかったタスクを実行する人。そのタスクは非常に大きいこともあれば、些細なこともあるが、他の人に出来なかった何かを実行することがポイント。アクティベーターはトラブルシューターでもあり、失敗を成功に変えることが出来る。
2.美を追求する人
音楽や演劇、芸術にまつわるライフテーマで、内面の才能を表現する欲求に駆られる人。その欲求は若い頃から存在し、何らかの形で、その人の人生を支配し続ける。これがメインのテーマとなる場合、表現にまつわる職業に就くことが多い。
3.知性を追求する人
知識の蓄積や知的探求がテーマとなる人。研究や実験、仮説や実証を通じて、その探求を人のために役立てることもあるが、知識はあくまで知識なので、それを強く求めすぎてしまうと、出口がないように感じてしまう。
4.アナライザー(分析する人)
知的好奇心が強いだけでなく、物事の仕組みや成り立ちを知りたいと願う人。彼らの研究や調査は、その他の人の役に立つが、日常的にはマインドの思考を手放すことが困難になってしまうこともある。
5.ビルダー(構築する人)
これらのテーマを持つ人たちは、社会の土台を作っている。良い親というのは、しばしばビルダーのカテゴリに含まれる。大きな達成の背後には、素晴らしいビルダーの存在がある。
6.カタリスト(触媒)
変化を促進させる刺激を与えてくれる人のこと。場を盛り上げることが上手で、多くのパーティに呼ばれるタイプ。彼らのイノベーションは、社会にとって不可欠である。
7.コーズファイター(原因と戦う人)
このテーマを持つ人は、平和運動、アニマルライツ、貧困などの社会的な変革運動に携わる。原因を取り除くためなら、自分も他人も危険に晒してしまう傾向を持つことがあるので、自分のエゴが含まれていないかチェックすること。
8.バナーキャリア(旗を持つ人)
コーズファイターの下部団体とも言える人たちであり、デモやプロテストなどを通じて、社会の不正と戦うことをテーマとする。節制や識別が成功のカギだ。社会に与えるインパクトを集中させるために、一つの対象を選んだほうが良い。
9.レスキュー(救助する人)
コーズファイターは戦うことがテーマなので、次々と敵を変えていくのに対し、レスキューにあたる人は状況に留まって、人々を助けることがテーマとなる。高いエンパシー能力を備え、困っている人たちに強さと勇気を示す。
10.コントローラー(支配者)
全てをコントロールし、その中で人々がどう動くべきかの詳細も支配しようとする。自分自身をコントロールすることを学ばなければならない。ナポレオンやヒトラーが、このライフテーマを最もネガティブな方法で表現してしまった人の例である。
11.リーダー(指導者)
このテーマを持つ人は、イノベーティブであることはめったにない。既に成立したジャンルでリーダーとなるため、彼らの情熱は、創造にではなく成功にある。権力争いに巻き込まれないようにすること。
12.フォロワー(従う人)
このテーマを持つ人は、当初リーダー役を望むかもしれないが、ある程度以上はコミットしないことを決める。リーダーにベストのサポートを与えることでライフテーマが完成する。
13.感情を感じる人
気分のアップダウンだけでなく、あらゆる感情の些細なニュアンスをも感じることがテーマ。詩人やアーティストには、このライフテーマが補足的に表れることがある。深刻な困難を経験する一方、クリエイティビティを拡大する。
14.経験を求める人
このテーマを持つ人は、貧しい子ども時代から銀行の支配人になったり、波乱万丈の人生を送る。様々な立場を経験することそのものがテーマだからである。器用貧乏であり、物事をマスターするのが早い。彼らにとって富は副産物に過ぎない。
15.不完全さを生きる人
肉体的・精神的・感情的ハンディキャップを背負っている、もしくは、自分が間違った場所や間違った時代に生きているように思えることがある。そのギャップを乗り越え、自分の道を進み、他の人に生き方の例を示す。
16.完全さを生きる人
裕福だったり、魅力的だったり、賢かったりと、いわゆる恵まれた条件のもとに生まれてくる人。興味深いことに、個人として愛されているという自尊心が欠落していることが多く、自分のテーマを完成させるには、あるがままを受け入れること。
17.ハーモニーを与える人
このテーマを持つ人は、バランスを保つことが大事である。自己犠牲は賞賛に値するが、変えられないことは受け入れることが大事だ。
18.ヒーラー
このテーマを持つ人は、ナチュラルにヒーリングに惹かれる。共感的になりすぎると危険なので、このライフテーマを持つ人はバーンアウトしてしまわないようにペース配分をしっかりする必要がある。
19.ヒューマニタリアン
このテーマを持つ人は、悪を責めることにはそれほど興味がない。家族や友人の枠組みを越えて、広く人類を愛し、サポートすることが喜びとなる。セルフラブを心がけ、肉体的なバーンアウトを避けることが課題。
20.正義を求める人
公正さと平等を実現することがテーマ。何が正義であり、何が間違っているかの識別をきちんと行わないと混乱する。暴動などは、しばしばその識別を間違いやすい。
21.法律を守る人
法律を実践したり教えたりすることがテーマ。政府のために働く人もいる。法の力や権力を自分のために使ってしまわないよう注意すること。
22.孤独者
彼らは社会の先陣であり、どのような職業や状況を選んでも、他社から切り離され、孤独を感じる半面、一人でいることを愛する。自分の心の壁を越えることでテーマは完成する。
23.イライラする人
失敗を見つける人。このテーマを持つ人は、他の人に忍耐の意義を教え、そのテーマの完成をサポートする。イライラを本人の本来の性質と考えないこと。ジャッジメンタルになってはいけない。彼らもまた自分のテーマを完成させているに過ぎない。
24.敗者
このテーマを持つ人は特別にネガティブで、自分によいところがあっても、それを無視する。他人に対して批判的である点がイライラする人に似ているが、自分を犠牲者であると感じている点が異なる。
25.勝者
何事も勝負や競争のように捉え、自分の目標を達成するために脅迫的になる。自分が優位に立てる状況に自分を置くことを好む。勝つことに対して、合理的なアプローチを取ること。
26.操作する人
人々や状況をチェスのように眺め、物事を操作することが出来る。人々の最善のために尽くすなら高次の目的に進化するが、間違った方向に発揮すると、ゴールの達成は遅くなる。
27.受動性
このテーマを持つ人は、何ごとに対しても、非暴力的で非攻撃的であり、極端に走ることを嫌うが、自分のために立ち上がることで、魂のゴールが完成する。
28.忍耐
忍耐を経験することがテーマとなるが、自分を抑えることや忍耐自体が目的なのではなく、それを通じて学びを得て、魂を完成させることがゴールとなる。心の中に平安を見つけることが大事。
29.質屋
大きな目的を実現させるためのトリガーとなる役割。聖書の中でイエスを裏切ったユダが典型的な例。これらの存在なしに、宇宙の完成はなされない。
30.ピースメイカー
このテーマを持つ人は、その名前とは違って、実際には平和を追求したいという欲望を強く追及する。調和を訴える人よりも多くの聴衆を引きつけるが、特定のグループや国の利益に偏ることもある。
31.パフォーマー
このテーマを持つ人は報酬も大きいが、疲弊もする。エンターテイメントを仕事にする人も多い。自分自身の内面を育み、楽しませることが、バーンアウトを避ける。
32.迫害される人
他者をスピリチュアル的に成長させるために選ぶテーマ。このテーマを持つ人は、自分が社会的に阻害されると知っていて、最悪を予期するため、喜びを経験にはその代価が必要になると考えることもある。
33.迫害する人
児童虐待や銃乱射、大量殺人犯などに、このテーマが現れる。今世だけを眺めて、その目的を判断することは難しいが、人類の完成に貢献するために、この役割を果たすことを本人が選んで来ている。個人をジャッジしないこと。
34.貧困
発展途上国で多く見られるテーマであるが、先進国でも見られ、一見すべてを満たしているようでも、本人が貧困を感じることもある。物質世界は仮のものに過ぎないと理解し、心のうちに豊かさを見出し、それを活用することが大事。
35.サイキック
厳格な家庭に生まれ育ち、自分の能力を抑圧してしまうことが多い。そのため子どもの頃は困難を経験する。自分の価値を受け入れることを学び、能力と共に生きることで、それを生かすことが出来る。
36.拒絶
拒絶や疎外をテーマに持つ人、愛する人に見捨てられた経験を持つ。学校や人間関係などにおいて、この経験は加速する。起きていることを認識し、エゴを手放すことで、そのパターンは破られる。
37.スピリチュアリティ
自分のスピリチュアルの中心となるものを探求することがテーマ。このテーマが最大限の可能性で達成されると、広い視野に立つ愛に貢献するが、模索状態にある時は、視野が狭くなったり、他人に批判的になる。
38.サバイバル
このテーマを持つ人にとって、人生は現実上、もしくは仮想のサバイバルになる。どう生き延びるかを深刻に考える状況の中で、明るい気持ちを持ち続けることが、テーマを完成させる。
39.節制
このテーマを持つ人は、極端に走る傾向があり、依存症の傾向を持つ。依存症を断ち切ったとしても、その傾向や感覚は残り続けることがあるため、いかに適切な状態にとどまるかが大事。
40.寛容
このテーマを持つ人は、世界情勢、政治、家族、人間関係など、何に対しても寛容になる。重荷を感じることもあるが、一旦自分のテーマを自覚すると、大きく成長する。
41.被害者
彼らは自分をいけにえをとして差し出し、その姿を通じて、私たちは不正や不調和の存在を知ることが出来る。このテーマを持つ人の例としては、ケネディ大統領がいる。
42.加害者
カルト宗教などによる、集団的な虐待問題や犯罪に携わる人。そこに大衆の注意を向けさせることがテーマとなる。
43.責任者
このテーマを持つ人は、責任を負うことで自分の強さを感じることがテーマ。自分が責任を負うべき優先事項以外は、周りの人にも責任を分け与えることが大事。
44.ウォリアー(戦士)
人々のために戦うことがテーマ。軍隊などに多く見られる。補足的なテーマとして、ヒューマニタリアンを持つ場合、ウォリアーとしてのテーマもポジティブに働く。
Everyone Chooses A Life Theme Before Incarnating. Which Did YOU Choose? by in5d.com
シルビア・ブラウンのこの研究は、彼女独自の癖があって、個人的にはそこまで頷けない部分もあるのですが、この44のライフテーマはとても有名です。人を表面でジャッジするなと彼女が繰り返し説いているのがいいですね。私たちは自分のテーマを完成させるためにここに来ているという点で、みんな同じです。