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前世が変わる? 記憶の刷り込みについて

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過去世の刷り込み?

QHHT創設者のドロレス・キャノン氏の著書『この星の守り手』では、宇宙人としての前世を持つクライアントのフィルから、宇宙人の生活や地球のシフトという、お馴染みのテーマだけにとどまらず、宇宙や意識についての不思議な話を聞かされます。

中でも、過去世として出てくる記憶には、実際のものではなく、後から刷り込まれるものもあるという話がありました。

フィルとの複数回に及ぶセッションを始めたばかりの頃、彼は地球での過去世に退行しました。長年の経験から、想像での作り話と、実際の退行経験の違いを知り尽くしていると考えていたドロレスは、衝撃を受けました。

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ドロレス: 地球には何度も生まれたことがあるのですか?

フィル: 地球で、形ある体に生まれるのは今回が初めてです。私には他者の記憶が刷り込まれていますし、これまで他者をサポートしたこともありますが、実際に生きるのは初めてです。

セッションを始めて間もないころ、フィルは地球で経験した過去世へと退行している。あれはいったい何だったのだ?

ドロレス: では、以前に退行した過去世は本物ではなかったと?

フィル: それらは刷り込まれた記憶で、私を助けてくれています。実際に経験した生ではありません。

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刷り込まれる記憶は、どこから来るのか?

フィル: アカシックレコードから情報を取り出して、魂に刷り込むことが出来ます。こうして、彼ら自身の経験になるのです。

アカシックレコードには、宇宙の全ての魂の記録が残されている図書館だというのが伝統的な考えです。しかし、わざわざ図書館にする必要はありませんから、最近では、宇宙の集合意識であり、ソースエナジー、「全てなるもの」ではないかという説もあります。

いずれにしても、刷り込まれる記憶は、アカシックレコードからピックアップされるようです。

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どうやって刷り込みと実際の記憶を見分けるのか?

フィル: それは無理です。わたしにも違いは見分けられません。刷り込まれた記憶は、実際の経験から得られた記憶と同じです。感情、記憶、感覚など、人生にまつわる形のないすべてが詰まっているのです。本人はその状態に浸っていますから、自分自身の記憶について客観的に語ることはできません。

「刷り込み」という表現は衝撃的ですが、もう少し言葉をマイルドにすると、「記憶は可変的」ということだと思います。昔のことは忘れてしまったり、思い違いをすることがありますね。それを神話的に表現すると、「前世を刷り込まれた」という言い方もできるのかなと思います。死なないと分からないですけどね。

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なぜ記憶の刷り込みをするか?

フィル: 刷り込みの助けなしに、別の星や次元から地球に転生してきたら、何もかもわからないことだらけです。習慣、宗教、政治、社会での立ち居振る舞い方などが理解できません。だからこそ記憶を刷り込む必要があるのです。

この話は、スターシードにとっては興味深いですね。ドロレスによれば、私たちが持つ知識や知恵は、自分が獲得したものと思いがちですが、意外と潜在意識に備わる記憶によるところが大きいんだそうです。

世間の常識や、人間的な感情の機微に疎いと思う人は、刷り込みが弱かったのかも知れません。宇宙人時代の影響が残ってるんでしょう。意識のシフトを助けると言う理由があって、残してるんでしょうけどね。

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前世が変わるとはどういうことか

この話、結局、何が前世かということになってきます。「前世はフランス貴族だって言われたけど、刷り込みかい!」ってなりますからね。

「自分に役立つと思うなら、利用しなさい。その出所が、誰からであっても」的なことは、『神との対話』にも書かれていましたが、前世の記憶についても、同じことが言えるようです。

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ドロレス: となると、転生の事実が証明されようとなかろうと関係ないのですね?

フィル: まさにその通りです。証明することに何の意味があるのでしょう?いわゆる”過去世”を探るため、何千年をもさかのぼることができますが、これ自体に意味はありません。しかし、記憶を呼び起こすことで多くの学びが得られます。過去世へと退行する本人だけでなく、その記憶に触れる第三者にとっても学びの機会となります。多くの知識が得られ、皆で共有できる内容もたくさんあります。

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自分が変われば、前世も変わる?

「前世は一人の人に複数あり、その時、一番必要な前世が現れる」というのは、よく聞くフレーズです。複数ある中から記憶が選ばれるので、まるで前世が変わったかのように思えるのは、不思議ではないと思います。

また意識のシフトによってポジティブなタイムラインに乗ると、前世の記憶も変わると言われます。ネガティブな感情が薄くなると、ネガティブな記憶が意識にひっかからなくなるからです。

前世の記憶って、良くも悪くもひっかかりがある場合に、現れるんですよ。ものすごい愛着がある、または心の残りや傷がある場合です。それが前世のカルマです。(カルマって、悪いことばかりではないですからね)

前世での問題が解決し、意識から消えてしまえば、その前世はもう現れなくなります。

また、前世のカルマがないと言われる人は、前世に愛着も心残りもないですから、前世記憶自体にも、興味がなかったりします。



しかし、この話も、あくまで話の一つに過ぎません。スピリチュアルはどれも、唯一絶対の真実とかではなく、それも考え方の一つということであり、どれに共鳴するかは、自分次第です。

ていうか、この手のセリフ、いつも言ってる気がしますから、念写で全文出てくる方式になればいいのにと思います。そんな未来は、来るんでしょうか。