仕事を辞めた話

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以前にどこかで書いたのですが、私は以前、高校で英語を教えていました。教員の仕事というのは、大好きな人たちが毎年100人単位で増えていく、本当に素晴らしい仕事です。なりたくてなったのですが、ふと辞めてしまいました。

いくつか理由はありました。

  • 学校英語教育に目的が見いだせない
  • 現行の学校教育に、何のヴィジョンも感じない
  • 英語の教科書に載ってる英語の歌がださい
  • 未来を作ってる気がしない
  • 校則が納得いかない

などです。

私は思ってもないことを言うのに相当な苦しみを感じるんですが笑、昔、とあるコーヒーチェーンの「度を取る」みたいな名前のお店でアルバイトをした時に、決まったセリフを繰り返すことに居心地の悪さを感じ、ついには挙動不審になった挙句、1か月でクビになってしまったことがあります。もちろん教員の仕事には、決まったセリフを言う規定はありませんが、信じてもいない社会通念を押し通さなくてはいけないこともあり、だんだん嫌気がさしてしまったのです。

自分が望む未来の姿にまったく貢献していないどころか、古いシステムを維持するようなことばかり。自分の意見を押し付けたい気持ちはありませんが、信じていないことを貫くのは自分にとって意味がないことだと思えました。

教員の世界は、根回しやコネなどの政治力がはばかる古い世界でもあり、私にはうまく立ち回れなかったのもあります。根っからアナーキストと言えば格好いいですが、そんな度量がなかったのです。

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仕事を辞めてから、南米に旅行をしました。半年だけ自分の好きに暮らしたら、また仕事を探そうと考えていました。南米は、日本とは暮らしのテンポがまったく異なります。旅の間、ボランティアで世界を渡り歩いている人たちに会ったり、一日中、ミカンやバナナを売って暮らしているような人を見て、私もそんな生活がしたいなと思いました。

引き寄せの法則の本を読んだのも、ちょうどその頃でした。今思うと、バックパッカーがノマド化していく、定番のコースを私も辿っていた訳なのですが、他にやってる人がいるということは、もしかしたら私にも出来るんじゃないかなと思いました。出来ないと頑なに考えているのは、私一人だけかもしれない。

それから、ずっと叶えたくて、叶えてこなかった夢を、いくつも思い出しました。「いつか必ず」と願いながら、その「いつか」を先延ばしにしていたのは、他でもない自分でした。

「よし、しばらく腰を据えて、やりたかったことをやろう!」

そう思ったら、よくある話ですが、そこからいろんなシンクロニシティがあり、流れ流れて今に至ります。

でも、先生の仕事は、いつかまた戻りたいです。

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FAQコーナー

よく聞かれる質問をまとめました。

1.教員として自分のスタイルを貫き通すことは、出来なかったんですか?

学校というシチュエーションと規定の中で経験できる価値観のメリットもあると思うので、自分のスタイルはそこまで貫きたいと思いませんでした。

2.英語に関して、自分のいいと思う教材で教えることは出来なかったんですか?

教科書の学習内容が成績や入試につながるので、とてもじゃないけど、そんなことをする勇気がありませんでした。個人的には、受験科目としての英語がある限り、英会話の習得を見据えた教育を学校で行うのは難しいと思います。

3.モンスターペアレントはいましたか。

私の経験ではありませんでしたが、むしろこんなめちゃくちゃな担任で、保護者の方には頭が上がらないと今でも思います。

4.むかつく生徒はいましたか。

教員の仕事というのはチームプレイかつロールプレイで、一人の教員が生徒全員を抱えるより、相性の合う教員とマッチさせた方がうまくいくことが沢山あります。逆に言えば、教員同士のチームワークが出来てないと、極端な話、学年崩壊などが起こります。つい言い争いになってしまう子もいましたが、そういう子とは卒業してから仲良くなることも多いです。「先公よ~、あン時は俺もガキだったよ」みたいな。私も自分が中学生の時の担任の先生に、似たようなセリフを言ったことがありますけどね。

5.学校でのスピリチュアルな教育の可能性については、どう思いますか。

当時の私は、まだ今ほどスピリチュアル全開ではなかったので、自分の経験からは何とも言えませんが、広い意味でのスピリチュアルなヒントを求めている子はいたと思います。でもどちらかと言うとそれ以上に、愛情をかけてもらったり、自分の個性を認めてもらうことをみんな必要としていて、まずそっちが先なんだと思います。


さあ、もうこの件に関して、質問が来ても答えないですよ。今では昔のことだからです。

っていうと、とんだ古傷みたいですが、経験するそばから全てを忘れたいんですよ。