あれ?この光景、前に見たことがある?
デジャヴとは、フランス人哲学者にして超常現象研究科のエミール・ボイラク氏によって、19世紀後半に名付けられた現象です。初めて見るにも関わらず、以前どこかで経験したことがあると思える現象です。以来、多くの研究がなされてきましたが、その真相は、いまだ謎のまま残されています。
デジャヴとは、大人にも子供にも同様に起きる現象であり、また五感のいずれについても起きる可能性があります。つまり視覚だけではなく、音や匂い、手触りなどについても、以前、経験したと感じることがあるのです。
脳科学的には、デジャヴはただの記憶のずれだとされていますが、スピリチュアル的には、また異なる説明がいくつかあります。
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スピリチュアル的なデジャヴの意味 5つの考え方
1.前世の経験
まず言われるのは、デジャヴは前世の経験であるということです。今の自分が経験しているのと同じ、もしくは似たようなシチュエーションを前世でも経験しているため、前にも見たことがあるという感覚が生まれます。その記憶は、今世での経験から来る場合もありますが、ひょっとして前世での経験にまで遡るのかも知れません。
2.ハイヤーセルフからのメッセージ
デジャヴを経験する時、あなたが正しい場所にやって来ているというハイヤーセルフからのメッセージだという説もあります。デジャヴを感じた時の経験が、日常の一コマであれ、何か特別なことをしている時であれ、スピリチュアルの道を進む上で、あなたはそこに来て、それを体験すべきだったのです。
3.チューニングフォークの共鳴現象
チューニングフォーク(音叉)を並べて、片方を鳴らした時に、振動が空気中を伝わって、もう片方も鳴り出すという共鳴現象があります。共鳴現象としてのデジャヴは、あなたの周波数が他の人の周波数にマッチした時に起こります。はじめて会った誰かに対して、まるで昔から知っているような懐かしさを覚える場合に、この現象が起きていると言われます。
4.未来の予習
これはハイヤーセルフからのメッセージとも似ていますが、デジャヴとは、あなたの潜在意識が夢の中で未来を見ていて、そのシーンを実際に経験した時に、デジャヴとして現れるという説明です。
5.平行世界の経験
デジャヴとは、同時に起きている無数の転生のいずれかとシンクロした時に起きる経験だという説もあります。現在言われる時間論では、私たちの過去・現在・未来は全て同時に起きていて、それぞれ別の次元として無数に存在します。平行世界のいずれかで同じことが起きている時に、二つの世界の周波数が共鳴し、私たちはそれをデジャヴとして経験します。この時、私たちは二つの次元を同時に生きているんだそうです。
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結局、どれなのか?
ここでご紹介した5つの説明は、名前が若干違うだけで、ざっくり言えば、だいたい同じです。前世も今世も、未来も、全ては平行世界として同時に起きていますから、実際、そんな違いはありません。そして夢も、別次元の一つであると考えることも出来ます。
人によって、前世とつながりが深くて、前世をデジャヴで経験する人と、スピリチュアルな道を進むために自分の未来を予習をしていて、それをデジャヴとして経験する人がいるようです。
いずれにしても、経験すべきものとして経験していることですから、あなたが正しい道にいることは間違いありません。ただ、多くのシンクロニシティと同じで、道路標識としての役割しか持ちませんから、それ以上の意味は、自分で考える必要があります。
参考:
Déjà vu in Paranormal Encyclopedia
Spiritual Meaning of Deja Vu by Spiritual Unite
デジャヴとは、いわゆるウェイクアップコールの一つでもあり、経験したからと言って、何か特別なことが起きるわけでもありません。また経験しなくなったからと言って、何かの能力が落ちる訳でもありません。目覚めてしまったら、もう目覚まし時計が必要なくなることもありますからね。
スピリチュアルの経験て、これがあったらこうなるって、方程式のように結びつくものではないようです。時間は直線上ではなく、私たちの魂も、玉ねぎの皮をむくように、徐々に姿を現すからです。
それまでは、自分の道を信じて進みましょう。