究極のナマステ精神を発揮するためには、まずナマステがなんなのか知っておかないといけません。
ナマステの意味
ナマステは、「こんにちは」「さようなら」として使われるインドの挨拶です。言いながら両掌を合わせ、お辞儀をします。ナマステはサンスクリット語の「ナマ」と「テ」を組み合わせた言葉で、「ナマ」は、「お辞儀、敬礼、敬意」の意味が、「テ」には「あなたに対し」と言う意味があります。つまりナマステとは「あなたに対して敬意を表します」の意味になります。というのは一般論で、ナマステに対しては、人それぞれ熱い思いがあるようですから、解釈の例をいくつか見て見ましょう。
様々なナマステ解釈の例
まずはキリスト教の牧師さんの解釈。
「ナマステとは、私の中の無限が、あなたの中の無限に深く敬意を表していますという意味です。私はあなたの中に神を見るという意味にもなります」
次はライトワーカーの人です。こんなナマステ、見たことないですけどね。
「ナマステは、私の中のスピリットが、あなたのスピリットに敬意を表しますという意味ですが、合わせた手をどこに置くかで、敬意の度合いが違ってきます。胸の前、顔の前、頭の上と、位置が上がるにつれて敬意の度合いが強まります」
ヨガのティーチャーになると、ポーズの意味が重視されます。
「ナマステでは、合わせた両手をハートチャクラの位置に置いて、より心からの敬意を表します。」
最後はサイババです。
「両手を合わせるのは、五感の外側と、内側を統合する、つまり異なる要素の調和や、多様性を持った統一体を表します。それこそが、人間の持つ真の価値です」
ナマステにこめられた祈り
普段の挨拶は使用頻度が多いためすっかりカジュアルになっていますが、本来は相手に対する祝福や祈りがこめられていることがあります。日本語の「こんにちは」もそうですよね。その語源である「今日は御機嫌いかがですか?」とは、相手に対する敬意と思いやりの現れです。ナマステもまた同様です。そこにはこんな祈りが込められているんですよ。
私の魂は、あなたの魂に敬意を表します。
あなたの中にある宇宙に、私は敬意を表します。
あなたの中の光と愛と真実、美しさと平和に、私は敬意を表します。
シェアすることで、私たちはつながり、同じで、ひとつです。
これは内なるナマステ精神に火が付きます。しかし本当にローカルインド人も「ナマステ~」と言うのでしょうか。インドに行かないと分かりませんね。
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