3人の天使、ザ・コミッティーが、読者の質問に答えています。
質問:聖書では、神の国の様子を指して「私の父の家には住まいがたくさんあります」と書かれています。それは本当ですか?また天国に渡る時の様子は、どのようになるのでしょうか。
・・・・
ザ・コミッティー:
こんにちは。ご質問についてですが、あなたたちは既にその領域の中にいます。見ることはできないと思っているかも知れませんが、そうではありません。
これは天国ではなく、地球だとあなたは思うでしょう。その二つが別々のものだという幻想はとても強固です。
向こう側の世界と、今、あなたたちがいる世界では、何が似ていて、何が違うと思いますか?
天国の様子
あなたの魂は、天国に戻って来ると、自分で選び、デザインした場所に到着します。誰かによって準備されていたり、あらかじめ決められていた場所ではありません。その場所や様子は、これまで耳にしたどのような内容とも違う可能性もあります。
天国の景観は、あなたの好みに関係ない大陸プレートの動きによって造られた山などは存在しません。それは可変的でバラエティ豊富で、完全にあなた次第で決めることが出来ます。あなただけではなく、他の魂の好みを反映させる必要が生じる場合もありますので、あなたたちは多くのバリエーションを試すことになるでしょう。向こう側の世界には時間の感覚もなく、順序もなければ続きもありません。好きなだけ、好きなことを楽しめます。
天国は、たった一つの領域しかありません。けれども行ける場所は沢山ありますし、望みがあれば、その他多くの場所を作り出すことも出来ます。あなたが作り出す景観は、自分の知っている場所から選ぶことも出来ますし、誰かが作った場所を選ぶことも出来ます。
天国では、星、星雲、海洋、雲、嵐や風など、地球上では目にしなかった景色を見ます。色というものがどれほど明るいか、そして人間の目には見えない陰影がどれほど存在しているかに驚きます。
・・・・・・・・・・
肉体を離れてから最初に見るもの
魂が天国の家に永遠の帰還を果たすべく肉体を離れる時、しばしの間、戸惑います。
と言うのも、あなたを取り巻く環境が急になくなるからです。この感覚は魂にとってはごく普遍的なものであり、地球に転生した魂だけが経験するものでもありません。
あなたの意識が最初に認識するのは、目の前の光と背後に広がる暗闇であると覚えておいてください。あなたの目線は、人間の体で立って見るよりも高い位置になり、視界は360度になります。振り返ることなく、後ろが見渡せます。
目の前の光が、ボールが膨らむように、ゆっくりと全方向に拡大していくにつれ、その向こうに感じていた暗闇も、徐々に明るく照らし出されます。まるで光の箱の中にいるような感覚があります。音や話し声が全く聞こえない、静寂の世界です。
・・・・・・・・・・・
懐かしい人たちとの再会
やがて光のボールがあなたの方に近付くと、その中に家族や友達、動物など、あなたがそこにいて欲しいと思った存在が見えます。
今世だけでなく、別の転生で一緒だった人もいます。今世では一度も会ったことがない人なのに、非常な懐かしさを覚えることに、自分でもびっくりするでしょう。その小さな驚きが去ると、あなたは、自分が本当は誰であり、彼らが誰なのかを、既に知っていたことに気付きます。その確信は、音楽のボリュームが上がるように、どんどん強くなっていきます。
これらの人たちは、あなたが知っている姿になってあなたの元に現れてくれています。これまで地球上では経験がないほどの愛と心地よさ、深く受け止めてもらっている安心感を感じ、感謝の気持ちに圧倒されそうになります。
あなたは彼らが自分を迎えに来たことを知り、彼らのいる世界に渡っていくでしょう。
・・・・・・・・・・・・
ライフレビュー
あなたとつながりが深い5、6人のメンバーと小さなグループになり、ライフレビューを受けるべく、大きなスクリーンの前に集まります。まるで光の箱の中にいるように真っ白に感じるでしょう。
ここでは人生の経験がスクリーンに映し出されます。自分のこれまでの経験を眺め、とても感情的になるでしょう。そこにいる他の魂たちも、まるで自分のことのように感じてくれます。これまであった出会いの意味や目的、学んだレッスンなどが、明らかになります。
あなたはこれまで自分が傷つけた人たちの元へ行き、謝り、許しを請いたいと思うでしょうが、それは叶いません。あなたが傷つけた人たちは、あなたに対する感謝の心で天国に戻って来るからです。大切なレッスンを学ぶ機会を与えてくれたことで、彼らはあなたに深く感謝しています。
あなた自身も、その当時は見えていなかった観点で、自分の人生を再認識するでしょう。自分の役割と目的を理解し、自分の間違った行いに与えられた感謝や許しを感じることが出来ます。
・・・・・・・・・
愛する人たちに会いに行く
終えたばかりの人生で、あなたが選んだ場所や時間に戻ることも出来ます。かつて暮らしていた家の庭の木々や、玄関先に腰かけ、懐かしく眺めることも出来ます。
かつて、あなたが地球上で共に過ごしてきた人たちに出会います。彼らに近づき、匂いを嗅ぎ、彼らの声を聞きます。けれども彼らは、あなたがそこにいることに気付きません。そのことを、ほぼ自動的・本能的に、あなたは理解します。
自分の人生と、他の人たちの人生を眺め、それらの糸がまるで織物のように一つの絵を描き出し、あなたは大きな理解に至ります。あなたは、転生の前に覚えていたことを思い出し、今回の人生で経験したことを重ね合わせます。魂としてのあなたは、肉体のあなたを観察者であり当事者として感じます。そして全てはつながっていることを知っています。
多くの勇敢な戦士たちが地球にボランティアとしてやって来ていることに気付きます。そうした魂たちによる自己犠牲と奉仕の心があって、初めて宇宙は存在するのだと分かります。そしてそのような理解は、人間が自分や人生に対して持つ解釈と全く反対であることに気付きます。
人生での経験の価値は、あなたの魂の価値となったことを理解します。あなたの光は、今や、どんな暗闇をも照らします。達成感と感謝の気持ちがあなたの心に溢れます。
目を凝らすと、白い大理石の邸宅がドアを開いてあなたを待ち受けています。中に入ると、外側の景観は消え、美しく飾られたインテリアや家具があるのに目が行きます。そしてあなたは、自分が永遠の「我が家」に帰ってきたことを実感するのです。
Heavenly Realm in the Amendment