豊かさを考えるということは、宇宙を考えることで、それは自分を考えることにも等しいんですよ。
人は自分ががっくりすることを何故かいつも考えて、がっくりし続けることが好きな生き物です。自分を幸せにしないことを考え続けることで、無駄な失敗を防いでいるのですが、それは本当の意味で防御策になっているのでしょうか。
豊かさについても、私たちはつい自分には必要ないからと防御してしまいます。けれども、大胆に考えたところで誰も傷つけないのです。思考のエクササイズと考えて、要らない考えは手放してみましょう。
Becoming Yourself: The Journey from Head to Heart (English Edition)
豊かさに関する固定観念の例
- 宇宙には、限られた量のお金しかない。誰かが人より多く富を持つには、人より少なく持つ人が出てくる。
- お金は稼げば稼ぐほど、出ていくものだ。
- お金のことを考えるのは、汚らしい。
- 神様は、清く貧しい者を愛する。
- お金を稼ぐには、一生懸命働かなくてはならない。
- 今より多くのお金が欲しければ、今より長時間働くか、もしくは、より給料の多い仕事に転職しなくてはならない。
- 自分は、お金持ちになれる柄じゃない。
- 自分は多くの苦労をするように生まれてきていて、楽な人生はふさわしくない。
- 宝くじにでも当たればお金持ちになれるけど、それが出来るのはラッキーな人だけだ。
- 宇宙が限りない資源を持つのは信じれられるが、お金の話になると、そうとは思えない。
- 今やっている仕事は好きではないが、他にお金を稼ぐ方法がない。
- 宇宙が願いをかなえてくれるのは信じるが、お金のことになると、そうは思えない。
- お金は、自分の手で稼がなくてはならい。
- お金持ちになれるよう願うのは、間違っている。
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豊かさに対する理想的な考え方の例
- 全ての人に、豊かさは与えられる。
- 誰かが富を得ることで、富を得られない人が生まれることはない。
- 宇宙の供給は、無限だ。
- エネルギーと思考を使い、望む結果を作り出すことが可能であり、それは物理的な努力を通じて得たものに劣らないばかりか、ずっと優れていることもある。
- お金は、エネルギーの物理的な現れであり、その他のエネルギーと同じ法則の元に動いている。
- 豊かさとは、お金や物質的な所有だけに限らず、豊かな愛、豊かな人脈、豊かな自然、豊かなチャンスなど、あらゆる形に姿を変えて、そのエネルギーは存在する。
- 私は、自分の仕事を愛していて、そこにつぎ込むエネルギーが、自分に多くの豊かさをもたらしてくれる。
- 豊かさは、そのエネルギーを様々な形で世界とシェアすることで、より拡大する。
- 物質的な所有は、それを引き寄せるプロセスをマスターすることに比べたら、たいして重要でない。
- 私は、人生のあらゆる素晴らしいものを手にするにふさわしい。
- 宇宙は私のお金のこともきちんと心配し、ケアしてくれるので、お金が増えるようにお願いすると、それを叶えてくれる。
- 人は、感情や思考、意図を使い、エネルギーのマスターとなることで、欲しいものを実現することが出来る。
- 私は、豊かさの源です。
Engels-Smith, Jan ‘Becoming Yourself , The Journey from Head to Heart’, iUniverse Inc. , 2004, pp.60-62
豊かさに関しては、誰もが固定観念とか抵抗を持っている分野ではないかと思います。イコールお金と考えるより、愛や果実、美味しい食べ物として表現した方が、しっくり来ると言う人もいるでしょう。
いずれにせよ、豊かさのエネルギーというのは、それを考えた時に、心の内側がふっくら膨らんで温まるようなものです。
それをどう表現し、どうシェアしていくかと考えると、豊かさも、よりあなたらしい実体を持つようになります。