宇宙に善悪の判断はありません。とは言っても、良い人ばかりが損をするのは不公平ですよね。
人生は平等じゃない?
どうして良い人の身に、悪いことが起きるのか、もしくは、どうして悪い人の身に、良いことが起きるのか、これまで考えてみたことがありますか?人生は平等じゃないって言うのが、一般的な答えでしょうね。もしくは、神様なんて存在しないとか。それも考え方の一つです。宇宙の法則では、私たちは皆平等に作られ、同じ法則に動かされて暮らしている考えます。いわゆる引き寄せの法則と呼ばれることもあり、私たちは自分の作り出すものを、受け取るというものです。これには善悪は関係ありません。
宇宙は、褒美や罰を与えません
その法則を理解するために、いくつか見直すべきポイントがあります。まず良いことをすれば褒美を得、悪いことをすれば罰が当たるという考えです。この考えは、非常に長い間、私たちの社会に根付いているものであり、私たちはそのように教えられて育ちます。それは社会的なマインドプログラミングです。
この種のプログラミングは、私たちの行動を支配する倫理基準として使われます。両親や学校、社会や政府が良いと推奨する方法を、私たちにインプットするために、報酬と罰の考え方が使われます。彼らは、善と悪とは、定義すべきものと考えます。しかし宇宙は、そうではありません。宇宙には褒美や罰を与えるという価値判断はなく、あなたが意図したものを現実にしているだけです。
自己評価の高さが引き寄せに関係する
実際、宇宙は、引き寄せの法則を通じて、あなたの思考に反応しています。どんなものであれ、あなたは自分が意図したものを手にするのです。たとえあなたが自分勝手で意地悪でも、ポジティブな意図を持っていれば、ポジティブな結果を手にすることは可能です。
同様のことは、反対の場合にも言えます。あなたがどれだけ優しくて良い人でも、自分の価値を認めず、自分にネガティブな期待しか持たないのであれば、それが現実に現れます。人に親切にすれば、良いことが返ってくると私たちは教わって育ちますが、実際に機能しているのは、「あなたの思考は現実となる」という法則のみです。
一般的に「良い人」とは常識的で、謙虚な人を指すと思います。けれども、謙虚さのあまり、自分の価値を実際より低く見積もっているのかも知れません。だとしたら、その思考が現実になる時、あなたは実際よりも低い評価で扱われることになります。
自分を好きになり、自分には価値があると考えよう
だからと言って、良い行いが報われないと言う訳ではありません。誰かに優しくしたり、誰かを助けたりすることで、自分の気分も明るくなります。もしあなたがそのように感じるなら、誰かの役に立つのは、あなたにとっても素晴らしいことです。自分自身を好きになることは、宇宙から良いものを受け取る際に、非常に役立ちます。愛と優しさを広げることは、あなたのバイブレーションを上昇させますし、自分を好きになり、自分の価値を認めるための良い方法です。ですから、それはぜひ実践してください。
自分に対して、ポジティブな期待をしよう
最も大切なのは、自分に対してポジティブな期待をすると言うことです。究極的には、あなたが自分に対して抱く期待が、あなたの得るもの、退けるものを決定します。自分に対するポジティブな期待がなければ、ポジティブな現実がやって来ることもありません。
起きることは、あなたの思考と関係なく起こります。けれども、それをどのように経験するかは、あなたの内面次第です。あなたの価値は、誰かの承認を得ないと確認できないようなものではありません。重要なのは、自分が自分をどう評価しているか。ただそれだけなのです。
できるだけ自分に対してポジティブでいましょう。そしてあなたの欲しいものに対しても、出来るだけ楽観的でいましょう。自分の強さを信じ、欲しいものが既に現実化しているかのように、自信を持ちましょう。
自分で自分に赤点をつけて、無駄に居残り勉をさせては、自分が駄目な人であるかのような気持ちになっている、私たちはへんな生き物ですね。