アストラル界から見ると、人間の考える成功は、ちょっと方向性が違うこともあるようです。
※チャンネリング・エリックは、亡くなった20歳の青年エリックが、アストラル界からお送りするスピリチュアル学習番組です。
登場人物
- 母:エリックのお母さん。この番組のMC。
- エリック: アストラル界の住人。
- ロバート: エリックを呼び出す霊媒。
- おじいちゃん: エリックのおじいちゃん。
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スピリット的に考える、成功とは?
母: 成功の真の定義って、何なのかしら?
エリック: ママ、そんなの本当にシンプルなことだよ。ここに来て、人生を生きてるってことが、成功の一つの現れだから。
母: 手短すぎる話ね。
エリック: うん。でもそれくらいシンプルなことなんだ。人間が、無駄に難しく考え過ぎなんだよ。もっと自分を幸せにすることをすればいいんだよ。喜びを感じることとか。真の成功っていうのは、そういうこと。感情のバランスや平和、心の安定、心地よさ、喜び、幸せ。そういったもの全てだ。
母: 成功っていうのは、痛みや苦しみを通じて手に入れるものなの?
エリック: 魂の視点から言えば、痛みや苦しみっていうのは、他の人たちとのより深いつながりを作るものだよ。それは共感や優しさを生むからね。でも大概、人間はそのことに気づかない。魂的な成功とは、既に誰もが経験しているものなんだ。つまり、この世界にやって来て、物事のコントラストを経験するってこと。闇がなければ、光を知ることが出来ない。それは両方必要だし、互いに補完しあってる。
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自分の成功を定義する
母: 複雑に考えると、成功自体も複雑になるのかもね。マインドを使って沢山の質問を作り出して、それに沢山の答えを必要とする。自分が既に十分なものを持っていて、ハートが真実だと感じることを受け入れない限り、無限ループになるわよね。
エリック: 情熱に自分を乗っ取られることなく、情熱に従って行動するんだ。智慧を使って、バランスを保っていないと、情熱は多くの問題を生むからね。
母: 難しいわね。どうすればいいの?
エリック: まず第一に、自分と誰かを比べるのをやめること。
母: なるほど。
エリック: 君の旅路は、君だけの旅路だ。だから誰かと比べるのはやめよう。君を不幸せにするだけだ。
母: その通りね。
エリック: それから、自分にフォーカスすべき時と、すべきでない時について学ばなくちゃいけない。みんな自分にばかりフォーカスしすぎてる。
母: ナルシシストね。
エリック: まあ、そうも言えるけど、彼らが自分にフォーカスするのは、傷ついているからなんだよ。でも時々は一歩下がって、他の人の観点から眺めるのは大事だよね。自分のビジョンを、より大きなものにする意味でね。
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物質的な成功について
母: 成功を所有物の数とか、パワフルなキャリアで考える人たちについては、どう思う?
エリック: 彼らを自己中心的だと言う人もいるだろうね。もちろんその可能性もあるよ。でも自分が持つ自己イメージを、世界に投影しているだけっていう人もいるよ。彼らにとって物質を所有するのは、「私は豊かです」っていうアファメーションを唱えているにも等しいんだ。その反対に、心の底で、自分は十分ではないと考えていて、人に自分を印象付けるために、物質を所有する人もいるね。自分がパワフルになりたいがためにね。でもそれって、長続きすることじゃない。経済的にじゃなくて、彼ら自身が問題を抱えているっていう意味でね。いつかは行き詰るよ。そういうタイプの魂は、僕もよく知ってるけど。うちのおじいちゃんとか。
母: おじいちゃん、お金持ちだったもんね。
エリック: 欲しいものは何でも持ってたけど、くそみたいにみじめだったもんね。
母: そうね。
エリック: いつまで経っても、どれだけ持っていても、全然足りないと思ってるのさ。
ロバート: あれ?おじいちゃん、来たみたいだよ。
母: やだ、お父さん。ごめんね。悪口言ってたわけじゃないわよ。
ロバート: エリックがおじいちゃんについて話し出したら、急に入ってきたんだ。
エリック: おじいちゃんの考えは、ただの虚栄心だったと思うんだよ。「あれも、これも、俺のもの」みたいにさ。
おじいちゃん: 本当にそうだったね。いつも若作りしていたのも、そのためだった。
母: まあまあ。今ではもうスピリットなんだから。昔みたいなひどい人格を、いまだに持ってる訳じゃないでしょ?光の存在、輝く魂になったんだもんね。
おじいちゃん: どうか怒らないでくれ。
母: わかってるわ。
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スピリチュアルな観点から見た豊かさとは
母: エリック、成功を物質的な所有や権力、地位だと考える人について、もう少し話を聞かせて。
エリック: 自分が価値がある存在だと証明するために、そうした成功を追求することは、長い目で見れば不安定なことなんだよ。
母: 心の底では、自分に価値がないと思っているから?
エリック: そうだね。そういう人たちがどれだけ成功を手にしたところで、そんなのただの見掛けでしかない。
母: フェラーリとかヨットは、本当の成功じゃないってこと?
エリック: うん、でもそういうのを持っていて、なおかつスピリチュアルで素晴らしい人も、沢山いるよ。豊かさを手にすることは、とてもナチュラルだと考える人がね。スピリチュアルな観点から言う豊かさっていうのは、欠乏が存在しないと知ることなんだ。
母: なるほど。欠乏っていうのは、幻想なのね。
エリック: うん。それを、自分の内面で感じる必要がある。豊かさとは、終わりのない、無限の愛の供給と同じなんだよ。既に僕らは、その中にいるんだ。
ロバート: ルミの名言の中に、好きなのがあるんだけどさ、確かこんな感じ。「あなたのタスクは、愛を探すことではなく、それを受け取る上で障害となっているものを取り除くことだ」みたいな。
エリック: まさにそのために、みんなここに来てるんだよね。障害を取り除いたとき、僕らは豊かさの中に生きるんだ。
母: エリックが前に言ってたのは、「僕らは、自分たちが愛そのものだと思い出すために、ここに来てる」ってことだったわよね。
エリック: そうそう。
母: 私たちは、愛である。障害を取り除き、カモフラージュを外せ。
エリック: いいね、ママ。コピーライターとして雇いたいよ。
母: 愛は誰もが既に人生の中に持っているものなのに、それに気づかないのよね。
エリック: そうなんだよ。愛とは、あらゆるものの中に存在するのに。成功も豊さも、物質だけに表れるものじゃない。そのことを忘れないで。
Success pt.1 on Channeling Erik
Success pt.2 on Channeling Erik
成功も豊かさも愛も、自分の外側じゃなくて、まず内側を探すべきなんでしょうね。