チャネリングは絶対じゃない
そもそもチャネリングって、河童みたいなものだと思うんですよ。確かに河童を見たと言う人がいたり、謎のミイラが残ってたりもします。しかし結局、いるかいないか証明できないのに、正しいも間違ってるもないんじゃないかと。河童の嘘を暴く!河童はデタラメ!騙されるな!とか言っても、大人げない話で。
私は、チャネリングとは意識の遊びだと思っています。言い換えれば、絶対的な真実ではなく、河童みたいなものに過ぎないという認識を持つことが大切です。
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チャネリングのいろいろ
言い方を変えると、チャネリングにも様々な表現があります。直感の声を聞く、サードアイを覚醒させる、ヴィジョンを見る、宇宙からガイダンスをもらう、ハイヤーセルフとつながる、スピリットとコンタクトするなど。やることはどれもほとんど同じです。違いは、意識的にエネルギー使うかどうかだけです。
でもどうしてチャネリングだけヤバイ匂いがプンプンするのかと言うと、神様とかが絡んでくるからじゃないでしょうね。
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チャネリングの仕組み
いろんな見方やアプローチがあると思うんですけど、私の解釈はこうです。
人にはいろいろな側面があります。たとえば天使を呼ぶというのは、天上界から天使を呼び寄せるということではなく、自分の中の天使的側面にフォーカスし、そこから気づきを得るということです。
エネルギー的に言えば、誰もが多次元的存在であり、ソースにおいて意識はつながっています。ですから自分の中の天使的な側面をアクティベートさせることが出来れば、そのエネルギーと似た次元と共鳴します。
あくまでも自分のエネルギーがベースになりますので、同じエンティティをチャネルしても、人によって得られる内容は異なります。
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チャネリングの信憑性
そもそもが河童的なものに対して、正しいかどうか、本物かどうかが、そこまで問題になるかなと、実は思っています。神様でも天使でも宇宙人でも、3次元的な実体を証明できる訳じゃないですからね。
俺は河童だぞって言う人がいても、変な人だなで終わりますけど、神や天使の名を騙るのは冒涜であり、偽物だって言われるのは、「神=偉い=絶対」っていう意識があるからでしょうね。
でも、情報を取捨選択して利用すべきなのは、何もチャネリングに限りません。よく分からん情報は、世間に溢れかえっています。要は受け取る側の好みだと思っています。
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チャネリングの正当性
よく高級霊、低級霊っていう言い方をしますね。もちろんエンティティが違えば、エネルギーシグネチャーの違いは必然的にありますし、チャネラーが変われば得られる内容も異なります。でも、それはただの特徴であって、上下や優劣で考えなくても良いんじゃなかと思います。
これはヴィーガンとカップラーメンの違いに似てると思うんですよ。変なヴィーガンの人は、有機野菜を食べるのが地球にも体にも良くて、素晴らしい(=俺たち高級)みたいなところがあるじゃないですか。カップラーメンを食うヤツ(=低級のアホ)だから、教育してやらねばならない、みたいな。でも実際は、本人が食べたいものを食べればいいだけだと思うんですよ。確かにカップラーメンは、体に悪いかも知れないですけどね。優劣の問題ではないんじゃないかと。
私の見た限りだと、自分のところの霊=高級としている人が、それ以外を低級としているように思います。別にそれも好みだからいいと思うんですけどね。
どうして人は、自分が正しくありたいと思うのか。どうして自分の正当性を主張し、間違っていると思う相手を、批判・是正したいと思うのか。正しさとは何なのか。そんなことを追求していった方が自分のためになると、個人的には思います。
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健全なチャネリングのために
チャネリングは誰でも出来るってよく言われます。本当に誰でも出来ると思います。でも私が思うチャネリングのルールは、3つだけあります。
1.自分の現実を作るためだけに使う
2.ジャッジメントに使わない
3.危ないと思うならやらない
最低限これだけ守りましょう。
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ルール1: 自分の現実を作るためだけに使う
本来、チャネリングは、とてもパーソナルなものだと思うんです。自分の現実をより良くするために、ひらめきを得る。そんなだけのことだと、私は思っています。
ルール2: ジャッジメントに使わない
チャネリングがややこしくなるのは、ジャッジメントが出て来ちゃうからです。あいつは低級霊がついてるとか。闇のうんたらかんたらとか。吾輩は宇宙最高神の化身であ~るとか。
以前もどこかで書きましたが、前世のカルマが悪いから気を付けた方がいいわよって言うのは、両親がブサイクだから気を付けた方がいいわよって言うのと同じです。言う方が悪いと思います。それから「吾輩は宇宙最高神」タイプの人とは、又吉イエスタイプってことですよね。ほっとけばいいじゃないですか。その手のメッセージをもらった場合、まず自分の人柄を疑いましょう。
ルール3: 危ないと思うならやらない
幽霊に会ったらどうしようとか、取り憑かれたらどうしようって、ちょっとでも思うなら、やらないことです。自分の中に恐れがあると、怖い思いをすることがあるからです。悪い霊が来てると言うより、自分が作り出した怖いイメージが見えてるだけのことが多いんですけどね。
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チャネリングの面白さ
私が思うチャネリングの面白さとは、意識のボーダーを拡張できるところです。練習をしていく中で、それまで気付いていなかった自分の中の思い込みや恐れを発見し、手放す良いエクササイズになります。
チャネリングなんて出来る訳ないし、胡散臭い。まずそこからが思い込みです。じゃあ自分が信じられるものとは何なのか。そこに危うさはないのか。どういう条件が揃えば信じられるのか。何を恐れるのか。そうしたことを追求していく中で、自分の中の”真実”や”信念”という固定観念を、どんどん壊していくことが私は好きです。
チャネリングで得た情報や経験は、自分のために使う限り、正しい間違ってるはありません。それが役に立つと思うなら利用すればいいし、そうじゃないなら使わなければいいだけです。
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現実とは何か
スピリチュアルなことに興味はあるけど、自分でチャネリングするとか、そこまでじゃないし。普通の人なら、そう思います。もちろん私も、最初はそうでした。そうやって、みんな自分の現実を規定しているのです。可能性って何だろう?そういうことを考える契機に、チャネリングはなります。
スピリチュアルは危険、スピリチュアルに騙されるなって言う人がいますけど、同じくらいみんなメディアや広告、世間体や常識、自分の固定観念などに騙されてますから、たいして変わりませんよ。