コロンバイン高校銃乱射事件とは、1999年に米コロラド州で起きた事件で、皮肉にもアメリカにおける銃乱射事件の新時代を作ったと言って過言ではないほどの影響力を与えました。
犯人はいじめに苦しんでいた同校の生徒2人ですが、彼らの学びと教えとは一体何だったのか。アストラル界で、直接本人たちに聞いてみました。
※チャンネリング・エリックは、亡くなった20才の青年エリック君が、アストラル界からお送りするスピリチュアル学習番組です。
登場人物:
- 母: 亡くなったエリックのお母さん。インタビューの進行役
- ディランとハリス: 事件の犯人。ハリスはディランに比べて、もの静かです。
- キム: 霊媒
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事件を起こした心理的背景
ディラン: いろんな理由からフラストレーションや怒りが自分の中にたまってたんだ。どうやって解消したらよいか分からないかった。自分でどうするかも分からないし。抑うつなどの、メンタルな症状もあった。何かが思い通りにならないと、小さなことでもイラついて、怒りが収まらなかったんだ。それを仕返ししてやりたいと思ってた。どうして数多くの命を奪ったか?自分が非力で、不十分な、価値のない人間だと感じていたんだ。だから他人の人生を操ることで、力を手にしたいと思った。馬鹿げて聞こえるかも知れないけど、あの時(事件の最中)は自分がパワフルになったような気がしたんだよ。
母: そういう仕返しを、他の人にもしたことがある?
ディラン: 家族や友達には暴言を吐いたこともある。友達はどんどん減ってったよ。でもそんな小さなことでは、満足できなかったんだ。
母: どうして無実の人までも傷つけたの?
ディラン: 特に悩みもなく、ふにゃふにゃしたヤツを見ると、むかついたんだ。見てるだけで吐きそうだと思った。僕は、常に強がらなきゃならない環境にいて、彼らのようにはなれないから。彼らのように、むき出しの心で安心して弱くいられる人を見ると、うらやましかったんだ。
母: 子ども時代はどんなふうだったの?
ディラン: 大変だったよ。大きくなっても、両親とはうまく行かなかった。何をどんなに伝えても、彼らは助けてくれないんだ。どうしていいかわかんなかったんだろうね。
キム: 彼、ものすごい怒りを伝えてくる。
ハリス: 僕はディランに比べたら全然マシだったけど、家族や友人と会話しても、彼らの話してることは自分には全く関係のないことだった。居心地が悪かったし、何も感じなかった。自分の気持ちをうまく伝えることもできず、誰にもわかってもらえないと感じていた。ディランと話してるときだけが、唯一心を開ける時間だった。
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事件の瞬間
母: 自分たちが死ぬって分かってた?
ディラン: 五分五分だったよ。そもそも自分にこんな事件を起こせるなんて本当は思ってなかった。やってみたいとは思ったよ。でも出来るとは思わなかったんだ。だけど実際の瞬間は、もう自分を止められなかった。自分の感情と自分のしていることが完全に離れてしまって、体外離脱していたんだ。子どもの頃の記憶がフラッシュバックしてきて、僕は子どもの目で、自分のしていることを眺めていた。銃で自殺した時も、怖くなかった。感情が切り離されていたから。何も感じなかった。
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スピリチュアルコントラクトについて
母: あなたたちのスピリチュアルコントラクトは何だったの?
ディラン: 僕らのコントラクトは、若者に対する注意を喚起することだった。若者の育った環境や、メンタルヘルス、心理的・感情的問題に、注意をより集めることだったんだよ。学校というシステムにおけるセキュリティー問題もそうだけど、心理的・感情的問題はとても若いうちに端を発するということを考えてもらう機会を作るために、僕らはちょうどいい年齢だったんだ。
母: 私たちに出来ることがあるとしたら何かしら?銃規制?
ディラン: 銃規制は問題の根っこを解決するものじゃないよ。こういう事件があると、すぐ規制に走るけど。問題はもっと根深いものだ。子どもたちに、自分たちの意見を言う機会を与えることが大切だ。その機会がなく、あっても方法すら知らない子たちも多いんだよ。
母: 被害者にはもう会った?
ディラン: ああ。でもすごく苦しかった。なんでかって言うと、僕らが死んで向こう側に渡るのを、被害者たちは待っていてくれたんだ。僕らが命を奪ったにも関わらず、彼らの中には愛しかなかった。
母: 被害者たちは自分たちも同じスピリチュアルコントラクトの一部だと分かってたんじゃないかしら。
ディラン: そうなんだ。だから僕らを待ってたんだよ。彼らはアストラル界へ移行するその瞬間、みんな同じコントラクトの一部だと気付いたんだ。これはグループコントラクトだった。だから待っててくれたんだよ。
Interview With The Columbine Shooters, Pt. One