信じるものと、信じないもの。平等に尊重できるかという話です。
アメリカのユーチューバー
アメリカでもユーチューバーと呼ばれる人たちがいるのですが、今回ご紹介するのは、セキュアチームというUFOチャンネルに起きた出来事です。UFOやエイリアンの謎に迫るべく、4年前にチャンネルを立ち上げた彼らは、特にここ1年、急激なピッチで検証ビデオを上げまくり、この界隈では新進気鋭のチームとして一目置かれるようになっていました。
・・・・・・・・
地球が終わる”運命の日”
つい最近の出来事なのですが、そのセキュアチームが、視聴者の質問に答えるというビデオを公開しました。惑星ニビルの衝突で地球は滅亡するのかというメールが急増したことに対応したものでした。
彼らは惑星ニビルの検証をし、これまで2012年も2013年も世界は終わらなかったし、今年も4月に終わるって言ってたのに、また運命の日の予定が延びた。世界は滅びない、惑星ニビルも実在しない、だから心配しなくて大丈夫だと視聴者に呼びかけました。
ところがその内容に異論を唱えたニビル研究家たちから鬼抗議を受け、チャンネルは大炎上。結局、その次の回のビデオで、謝罪をすることになったのです。
・・・・・・・・
否定は、しないに越したことはない
自分の信じるもの以外の選択肢を正しいと認めることは、難しいんだなと思います。スピリチュアルの世界は、さらにデリケートです。証明できないことばかりですからね。
セキュアチームが悪かったとは思いません。彼らは自分たちなりの事実を示して、人々を安心させたかったのでしょう。逆にニビル側も大人げないのではないかと思いますが、彼らは80年代から研究してきてますので、その歴史には敬意を払うべきです。
セキュアチームのスポークスマン、タイラーが話します。
「僕は僕の意見を言うつもりだし、君は君の意見を言えばいい。僕らはみんな研究してるし、同じコミュニティにいる。信じるものに関わらず、僕らは一つだ」
インターネットだけじゃなくて、実際の関係でもこういうことは沢山あります。バランスの取り方を学ぶ上で、とても興味深い事件でした。
・・・・・・・・・・・・
ちなみに彼らのチャンネルはこちらです。UFO好きならめちゃ面白いと思います。