意識のシフトが始まるきっかけとして、魂の闇夜(Dark Night of The Soul)と呼ばれる現象があります。
魂の闇夜とは
魂の闇夜と言う言葉自体の歴史は古く、16世紀まで遡り、キリスト教徒の受けた受難や迫害にルーツを持ちます。これまで築き上げてきた人生の意味が完全に崩れ、拠り所や信頼を全く失ってしまうような状況です。
“一体、なんだって次から次へとひどい目に会うの?”、そう思う状況にいるあなたは、今、魂の闇夜の只中かも知れません。
何に対しても希望を持てないし、人生の目的も見失い、辛く絶望的な気分になっていることでしょう。こうしたことは自分の外部で起きているので、自分では何のコントロールもできません。
これまでの全てが転覆するような、スピリチュアル・クライシスがやって来ます。
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魂の闇夜を引き起こすもの
原因として背後にあるのは複合的な要素なのですが、直接的にはたった一つの出来事がきっかけとなることが多いようです。
たとえばパートナーとの別離、仕事を失う、住む場所を失う、家族をなくすなど、これまであなたの人生に意味を与えてきた(少なくともそのように思われた)重要なものが失われる場合です。
こうしたことが起きた場合、なぜそれが起きたか、あなたには説明がつきません。
魂の闇夜の特徴をいくつか挙げてみましょう。
- 夢や望み、希望をなくす
- 人生に目的や意味を見いだせなくなる
- 以前は楽しかったことに興味がなくなる
- 一人でいたほうが落ち着く
- 耐えられない不安と無力感、絶望と敗北感
- 強い虚無感、死を考える
- 神様や運命を呪う
- 身体的な不調(不眠、過眠、体の痛み、食欲不振・過多など、バランスが崩れる)
- 瞑想や祈る気すら起こらない
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魂の闇夜を乗り切るためのサバイバルチップ
受け入れる: このプロセスは、あなたのコントロール下にはありません。どうにかしようと思わないで、なすがままにさせておきましょう。
オープンでいる: 何が来てもオープンでいましょう。隠したり、見ないふりをしても、後でまた直面するはめになります。
くよくよしない: 嫌な事が起こっても、原因を探したり、自分が悪いと考えて、くよくよしないこと。そんなことを考えていたら、体がもちませんよ。これは誰にでも起こるプロセスであり、時が来れば、すべては解決します。あなたは幸せになる道を選んだと、自分に言い聞かせましょう。
期待しない: いつ終わるのかと考えて、期待通りにならなかったらみじめな気持ちになりますし、これからますます酷いことが起きると予想すると、その通りになります。いいことにせよ、悪いことにせよ、期待はせず、ただ起きることを眺め、受け入れていきましょう。
信じる: あなたは浄化のプロセスに入りました。これはあなたが正しい道をやって来たという証拠でもあります。すべては宇宙の采配で、あなたにとってよりよいものをもたらすための計画です。不安なときは、何度でもそのことを思い出しましょう。
無理しない: 身に付けてきた生活習慣やリズムは、この期間に見事に崩れると思ってください。たっぷり寝たいときは、たっぷり寝ましょう。なるべくヘルシーなものを食べようと思っても、こんな時にはジャンクフードばかり食べたくなります。闇夜を抜ける頃には、また普通のモードに戻りますから、あまり自分を責めないで。
エクササイズする: エクササイズを通じて、自分をグランディングさせましょう。散歩でもジョギングでも、ヨガでもストレッチでも、なんでも構いません。体を動かすことで、フォーカスがマインドからボディに切り替わります。サプリメントだと思って、できるだけ毎日続けてみてください。
ティーチャーを探す: 必要なら、このプロセスを導いてくれるスピリチュアル・ティーチャーを探しましょう。本屋さんに行って、心理学やセルフ・ヘルプのコーナーを探してみましょう。インターネットで、胸に響く言葉を探してもいいですね。ほかの人の経験を知ることも、一人じゃないと実感できるよいきっかけになります。
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闇夜を抜けたら
魂の闇夜を経験することの良さは、沢山あります。その経験を通して、もっと大きなもの、価値あるもも、より高次の真実に目覚めることができます。
あなたの人生はもはや、あなたのマインドが作り上げた価値感やコンセプトに基づいてはいません。古い自分は消え去ります。
あなたの魂は再生し、本当の自分につながることができます。
What is The Dark Night of The Soul?
How To Survive a Dark Night of The Soul
あと、話のネタが増えるっていうのもいいところだと思います。私の時は、こんな目に会った!みたいな。