自分を低く見せてしまうのはなぜ? インポスター症候群を克服する7つのヒント

自分に自信がなく、失敗や拒絶を恐れるあまり、自分を低く見せてしまうことをインポスター症候群と呼ぶそうです。


インポスター症候群とは

インポスター症候群とは、自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。(中略)

この症候群にある人たちは、能力があることを示す外的な証拠があるにも関わらず、自分は詐欺師であり、成功に値しないという考えを持つ。自分の成功は、単なる幸運やタイミングのせいとして見過ごされるか、実際より能力があると他人を信じ込ませることで手に入れたものだと考える。 Wikipediaより)

本来的には、成功した人が自分の実力に依らずインチキで成功したと考えたり、いつか実力のなさがばれると心配したりする傾向です。広義では、成功した/しないに関わらず、自分の実力を認めず、過小評価してしまう傾向を指すこともあるようです。

有名どころではトム・ハンクスやエマ・ワトソンも、この症状に悩んだと言われています。全人口の70%が、少なくとも一度は経験するというリサーチもあります。(以上、参考は全てウィキペディア)

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インポスター症候群の症状
  • 自分には実力がなく、偽物だと感じる
  • 実力があるにもかかわらず、自信がないため認められない
  • 自分の成功を努力の結果として認めず、別の要因を考える
  • 自分の成果や能力に対する過小評価
  • 人から目立つことを避ける
  • 失敗や間違いを極度に恐れる
  • 失敗や間違いをすることで、人から批判されるのを恐れる
  • 失敗や間違いを防ぐための働きすぎ
  • 完璧主義
  • 自分の中のスタンダードが高い
  • 賞賛を受け入れない
  • 実力を隠す

こうして見ると、なんでそこまでって言うくらい、謙遜しまくりですね。

どれもよくある感情なんですが、最大のポイントとしては、これ全部自分の思い込みだってことです。

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インポスター症候群の原因

インポスター症候群は誰もが持ち得る傾向ですが、正式な精神障害ではないため、原因や治療法についても公式の合意もありません。

多くの場合、原因を作るのは子ども時代の体験(親や家族、学校)です。あなたがインポスター症候群に悩んでいるとしたら、以下のような経験はありませんか。

  1. 子ども時代、身近な人が完璧主義者だった。
  2. 子ども時代、身近な人があなたに対していつも否定的だった。
  3. 子ども時代、身近な人がいつも誰かとあなたを比べた。
  4. 子ども時代、身近な人に自分の実力や価値をきちんと評価されなかった。
  5. 子ども時代、失敗をすると叱られ、悪いことであると思い込まされた。
  6. 子ども時代、出来ることで逆に悪目立ちしてしまった。

複数、もしくは全部当てはまるって言う人もいると思います。かつて悲しい思いを経験したために、自分に自信がなくなっちゃったんです。

でも考えてみると、それはその時のことであって、今のあなたに実力がないのではありません。実力を認めたからと言って、誰も今のあなたを責めません。今のあなたは、もう大丈夫なはずなんです。

そのことをよく思い出してくださいね。

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インポスター症候群を克服する方法

さあ私たちももう大人ですし、自分の実力はそろそろ自分で認めてあげないといけませんね。

とは言え、こっちも伊達でインポスター症候群やってるんじゃありませんから、実際どうしたらいいか分からなかったりします。

いくつか大事なポイントを考えてみましょう。

 

1.謙遜と恐れの違いを見極める

インポスター症候群は、実力をひけらかさない謙虚の美徳に思われがちですが、謙虚であることと、何かを恐れるあまり自分を否定することは全く違います。

成功を自分だけものにせず、周りの人に感謝するのはとてもよいことですが、謙遜の影に隠れた恐れがあるのは健康に悪いです。その恐れが何に対するもので、過去のどんな体験に由来しているのか考えてみましょう。

 

2.自分のベストを尽くすことにフォーカスする

インポスター症候群に悩む人の多くは、自分より完璧にやっている人と比べて自分を低く見積もったり、人からの批判を恐れ、不安に陥ります。一旦、他人からの評価は置いといて、まずは自分がベストを尽くすことに集中しましょう。そしてベストを尽くしたなら、それによって自分を評価してあげてください。

出来てようと、出来てなかろうと、誰がどう評価しようと、あなたはあなたのベストを尽くす。それは自分をぐらつかせない上でとても大切なことですし、常に心掛けているなら、もっと誇りを持っていいんです。

 

3.先に失敗しておく

まず自分の信じる価値や伝えたい意図がブレない限り、失敗や批判は恐れるに足りないものであると知っておきましょう。しかも先に失敗しておけば、後からも失敗しやすくなります笑。というのは半分本気で半分冗談ですが、何か起きても、あなたにはきちんと対処できるだけのスキルがあると分かりますし、失敗も成功も、両方あっての達成だと理解できます。

 

4.人から賞賛を受けた言葉を思い出し、認めてみる

人から褒められた言葉を否定するのは、その人を否定するのと同等です。「ほめてくれるのは嬉しいけど、私はそんなんじゃないし…」っていう気持ちがむくむく湧いてきたら、そっちの考えの方がおかしいと気付きましょう。

あなたが自分に実力がないと考えるのは、誰かに思い込まされた結果です。その思い込みを植え付けた原因が誰であれ、それもその人の意見に過ぎないことを理解しましょう。思考は選択できるんです。それならポジティブな意見を受け入れた方が、あなたのためになると思いませんか?

これまで誰かに言われた一つ一つの賞賛を、あなたに与えられた贈り物だと考えてみましょう。どんな気持ちがするでしょう。

 

5.ただの防衛反応であり、実力がない訳ではないと知る

自分の力を信じられないというのは、実際、誰もが抱える悩みです。人と話し合う機会があれば、インポスター症候群を経験したことのない人は、むしろゼロに近いことが分るでしょう。

この症候群の面白いところは、表面的にはパワフルで自信たっぷりに見える人も、意外と普通に悩んでたりするところです。つまりはエゴに備わった防衛反応なだけであって、実際にあなたに実力がないのとは違うのです。

 

6.一発屋だと考えてみる

これは成功したインポスター症候群の人向けのアドバイスですが、成功に恐れを感じる一因は、それがなくなる日のことを考えてしまうからです。しかし自分は一発屋であると考えれば、その先の成功や失敗について思い悩む必要がなくなります。ぱっと華麗に咲いて散るスギちゃんみたいなものだと考えれば、しようがないなと気楽になります。ワイルドだよー。

 

7.克服のゴールは、恐れを手放し喜びを招いきれること

インポスター症候群の人は、どこからが実力で、何が出来たら成功なのか、そもそも自分で分かっていない可能性があり、それを追求し出すと迷宮入りします。

症状克服のゴールは、自分をすごいと思うことではなく、自分が実力を発揮することで、人から批判されるという恐れをなくし、ありのままの自分を喜べるようになることです。

そのためには今、自分がしていることが自分のベストであると理解し、それを誰かが褒めてくれたら、「やったー!嬉しい!」くらいでいいんじゃないでしょうか。


スギちゃんは幻想のスギちゃんであって、実際とは違うかも知れません。