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書こうと思ってボツになった記事 4つ

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よく、どういう基準で記事を選んでいるのかと聞かれますが、こういうのはエネルギーワークと同じですから、あれこれ策を練ったり、書きたい情熱がほとばしり過ぎると、上滑りするんですよ。フロウにまかせるのが一番です。

しかし、これまで書こうと思った記事の中には、結局、書かないまま終わっているものが結構あるんですよね。もうすぐ年末大掃除シーズンですから、いつもと趣向を変えて、ボツったやつを登板させてみようと思います。

テーマは、以下の4つです。

1.マイケル・ジャクソンの「ネバーランドにさよならを」事件

2.カニエ・ウエストの日曜礼拝事件

3.スピリチュアルホラー映画の傑作「ミッドサマー」

4.スピリチュアル界の伊達男、ラッセル・ブランドのヴィーガン擁護事件

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1.マイケル・ジャクソンの「ネバーランドにさよならを」事件

マイケル・ジャクソンの「ネバーランドにさよならを(原題:リービングネバ―ランド)」は、ご存知の方も多いと思います。

子供時代に歌手マイケル・ジャクソンに性的虐待を受けたと主張する、二人の男性の証言を収めたドキュメンタリーフィルムです。

マイケルの一連のスキャンダルは、既に裁判で結審しているにも関わらず、そこでの証言内容を覆すものだった上に、性的虐待の具体的内容がかなり過激だったため、大論争を巻き起こしました。

その経緯は、インターネット上に、既にまとめがいくつも書かれていますので、ここでは割愛します。

ネバーランドにさよならを – Wikipedia


インターネットスピリチュアルコミュニティでは、当時、この件について、多くのタロット/サイキックリーディングが出回りました。もちろん、マイケル無罪&ドキュメント制作側が邪悪の一点張りです。

leaving neverland protest
「事実は嘘をつかない。つくのは人間だ」無実を訴えるファンたち。
https://www.mjvibe.com/

その中で、ほぼ一人だけ、限りなくグレーというリーディングを出している人がいました。まだ10代の娘さんなんですけど、お母さんがサイキックなんです。

INTUITIVIEW PSYCHIC CHANNELING Michael Jackson

「彼らが声を上げる勇気を与えたのは、マイケル自身です。彼は、この件に関わった人たちすべてを癒そうとしています。このようなことが、このタイミングで起きたのには、訳があります。世界が声を上げ、癒されるべき時だからです。向こう側では、こちら側での名声も意味を持ちません。彼はマイケル・ジャクソンとしてのペルソナを取り、スピリットとして、この一連の事件をサポートしています」

この一連の話は、マイケルの遺族とファンたちからすれば、暴力以外の何物でもないと思いますし、すでに検証された様々な事実から考えても、マイケル無罪で揺るぎないと思います。

でも、その話題がどうして今頃再浮上したかと言うと、現在は社会的なヒーリングが進んでいく時代であり、性的虐待の実態を世間に知らしめ、被害者が声を上げるチャンスを作るために、マイケルがスピリットの領域からサポートしているという視点は興味深いと思いました。


私も子どもの頃の性的虐待のサバイバーなので、このドキュメンタリーは、いろいろ考えさせられるところがありました。見た後は、しばらくトラウマで寝込んだり、我が家も大揺れでした。そういう意味では、やっぱり私にとっても、古い傷をヒーリングするきっかけになりました。

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2.カニエ・ウエストの日曜礼拝事件

kanye west wikipedia
カニエ・ウェスト – Wikipedia

次は、米ラッパーのカニエ・ウエストが、日曜礼拝を始めたニュースです。カニエ・ウエストと言えば、ひょっとして覚醒したか?という記事を以前書きました。あまりにアーティスティック過ぎて、奇天烈なところがある人なんです。日本で言えば、窪塚洋介なんかに近いかも知れません。

カニエは、ビッグマウスぶりも有名で、これまでに自分をスティーブ・ジョブズやウォルト・ディズニー、パブロ・ピカソ、さらには神にも例えてきました。しかし、クリエイティブなエネルギーが過剰過ぎたためか、一時期、神経衰弱でキャリアをお休みしたこともあります。

そんな彼が、今度は日曜礼拝を始めると言うのですから、カニエ教でも開くのかと散々揶揄されても、不思議はありません。

しかし蓋を開いてみると、ゴスペルの持つ力は偉大で、礼拝の評判もかなりよく、これまでの開催日には、ブラッド・ピットやジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、ウィル・スミスの息子など、有名セレブリティも参加しました。

WE LIFT OUR VOICES TO GOD by Sincerely, K.S.O

ブラックアメリカンの人たちにとって、日曜日に賛美歌を歌って神を讃えるというのは、日本人が何かつけて合掌してしまうくらい、ナチュラルな感情なのだそうです。

ゴスペルが好きという人もいると思うんですけど、歌はやっぱりいいですよね。

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3.スピリチュアルホラー映画の傑作「ミッドサマー」

次は、映画の話題です。今年見た映画の中でナンバーワンだと思うホラーの名作です。

監督のアリ・アスターは、ニューウェーブホラー最重要人物の一人ですが、この作品もスウェーデンの架空のカルトコミュニティを舞台にした、ファンタジックかつ、非常にスピリチュアルな、独特のテイストになっています。

ストーリーは、大学院で人類学を学ぶ主人公たちが、90年に一度開かれると言う特別な夏至祭に参加するために、スウェーデンの村を訪れます。しかし、学生が夏休み中にドライブしたり、キャンプに出掛けるという展開は、ホラー映画では定番の惨劇フラグ。どうなるのでしょうか。

この映画は、ストーリーも面白いんですけど、絵がきれいです。自然のリズムとシンクロしながら、ジャムを作ったり、ニワトリを育てながら暮らすコミュニティは、まさにムーミン谷。完全に楽しそうです。

midsommar - photo gallary
まるでメルヘンの世界。 https://www.imdb.com/

このコミュニティでは、独自の風習に従っているのですが、物語クライマックスの夏至祭では、コミュニティのスピリチュアルな絆を深めるために、半分、トランスに入るまで、みんなでぐるぐる踊り続けるというエピソードが出て来ます。

midsommar - photo gallary
ヒロインの女の子が、夏至祭の女王に選ばれます。 https://www.imdb.com/
midsommar - photo gallary
しかし、不気味な雰囲気の絵が、コミュニティの至るところに見受けられ…。 https://www.imdb.com/

この映画はフィクションなんですけど、ある程度、実在の風習が下敷きになっているそうです。

日本の盆踊り、キリスト教の聖歌隊、ネイティブ民族のシャーマンセレモニーなんかもそうですけど、 歌や踊りを通じてグループのバイブレーションを共鳴させるのは、集合的エネルギーワークであり、ヒーリングやプロテクションにもなります。そういう文化が、集団の中の自然な行為として、時を越え、あらゆる場所に根付いていることに、人類の不思議を覚えます。

そうこうするうちに、映画の中では惨劇が始まるんですけどね。

盆踊り
ちなみに、我らが誇るボンダンス – Wikipediaより

映画「ミッドサマー」は、日本では2020年2月公開です。気になる人はぜひチェックしてみてください。

『ミッドサマー』本国ティザー予告(日本語字幕付き)|2020年2月公開 on YouTube

ミッドサマー – Wikipedia

ホラー映画が好きなのは、メッセージ性もなければ、予算も少ない分、アイデアとクリエイティブ勝負になるところです。でも、私も痛いのは嫌ですから、怖そうなシーンはほとんど目をつぶっちゃうんですけどね。何しに行ってるのか分かりませんけど。

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4.スピリチュアル界の伊達男、ラッセル・ブランドのヴィーガン擁護事件

ラッセル・ブランド – Wikipedia

最後はイギリスのコメディアン兼俳優であり、欧米スピリチュアル界のアイドル的存在、ラッセル・ブランドのヴィーガン擁護事件です。

彼は子どもの頃に受けたネグレクトから、薬物中毒をはじめ、あらゆる依存症に苦しんだ過去がありました。それを瞑想によって克服し、今では、すっかり芸能活動を控え、ポッドキャストやYouTubeによるスピリチュアル啓蒙活動にいそしんでいます。

海外では、依存症からの瞑想&スピリチュアルの道っていうのは割とよくあるパターンで、私もそうなんですけどね。

さて、最近、とあるF1ドライバーが、環境保護のためにヴィーガニズムを推奨するツイートをしたところ、「そんなこと言って、F1、めっちゃ環境破壊してるくせに!!」と、大炎上した事件がありました。

悪評高い強硬派の存在で知られるヴィーガンですけど、そんなゴリゴリな人ばかりでもないんですよ。でも、非ヴィーガン的には、錦の御旗を振りかざされるような気持ちになることもありますから、ヴィーガンが下手を打つと、みんな鬼の首を取ったように突っつきます。

これに対して、ラッセルが助け舟を出しました。

誰かを偽善だと非難するのは、その人を対話の機会から排除することだ。話し合いに参加する資格として完璧なふるまいが必要なら、僕たち全員失格だよ。資格があるとすれば、それはよりよい世界を作りたいという熱望であるべきだ。僕らの理想とするものを作り上げるには、避けられない失敗に、お互いに寛容でありたい。それこそ僕たちがすべきことなんじゃないかな。個人を非難するのではなくてね。

RUSSELL BRAND DEFENDS LEWIS HAMILTON’S VEGAN ‘HYPOCRISY’ AND IT WILL MAKE YOU THINK by Livekindly

これはケースバイケースで、異論もあると思うんですけど、なるほど、ラッセルと思いました。


田代まさしが、またつかまってしまいましたね。メスをやる人よりも、売る人や作る人、裁く人を捕まえてほしいです。

「書こうと思ってボツになった記事 4つ」への5件のフィードバック

  1. こんばんは!いつも楽しく読ませて頂いています!マイケルの記事めちゃめちゃ納得いきました笑 カニエのファンで小学生の頃から聴いてて、彼のクリエイティブな楽曲はとても感情に訴えかけるような魅力があり今でもたまに聴くのですが、、、数年前のスターシード発言の時もちょっとズレてる?ような気がして最近のアルバム制作のスタッフに、結婚するまでパートナーと性交渉するなって話があってキリストにのめり込んでるのはわかるのですが、世間的には鬱とかそんな感じで片付けられててちょっと悲しいです笑 スピリチュアル的な観点で彼をリーディングした記事が日本語ではあまりなく、できれば彼について少しでも書いて頂けたらありがたいです

  2. ムッチと仙人

    ラッセルの意見。完璧な振る舞いが必要なら全員失格だよ。スタンスとして完璧。

    いつもこの感覚でいることを 言葉にしてもらった!と思いました。

  3. え!ツボ!!
    ってアガったんですけどよく見たら
    ボツでした٩( ᐛ )و

  4. クリームソーダ

    私はマイケルのファンです。上手く言えないけれど、ハッとしました。マイケルの魂は、とてもとても高いところにいるのかなと、眩しいような気持ちになりました。
    取り上げてくださり、ありがとうございました。

  5. ちょうど1年前位前にマイケルジャクソンの夢を見て、すごく鮮明で生々しくて、メタさんの過去のマイケルの記事にコメントしようかかなり迷ってやめた夢がありました。

    私はマイケルのファンでもないし、曲も有名ドコロくらいしか知らないです。CD買ったこともないですし。

    だからマイケルを好きな方には無神経な夢かもしれなくて、かなりどうしようかと思ってたんですが、私が一人で持ってても仕方ないんじゃないかって1年前に夢から醒めた直後も感じていた夢で。
    1年も経っちゃったんですが、今回、ボツ記事の内容にマイケルのことが出ていて、なんか思い出したまま気になってるのでコメントします。

    マイケルが着ぐるみを着てショーをしていて、着ぐるみなのに私はなぜか中のマイケルの顔や体がスケルトンのように見えて、マイケルと目が合っていました。

    すごく高さのある、工事現場の足場みたいなセットを登りながら歌っていて、私はマイケルはもう亡くなることを知っていたから、その瞬間を再現VTRのように見てました。セットの裏側のマイケルの目の前から。
    意識体的な感じで。

    命の最期の瞬間が近づいてきて、その原因はセットの高所からの落下なんだけれど、そばにいるサポートダンサーの子供はマイケルが着ぐるみでセットから足を滑らせないように先に自分の手を置いて、その手を踏ませながらマイケルに登らせる役割をしていました。

    そしていざその落下の瞬間、私に見えたのは、マイケルがわざと足を踏み外したってことでした。手を踏みたくないようにも感じた。

    マイケルが落下するのを見た時、血の気が引いて、その落ちている時に
    「ああ…この人は自分の人生そのものを、人々に感じて欲しくて亡くなったんだ」と思いました。
    音楽とか1部分だけじゃなく、自分の人生の中の様々な葛藤とかも含めて全部を。
    「マイケルジャクソンの人生」って単位で。
    それを命を終える事で完成させたんだなって。

    あくまでもファンでもなんでもない人間が個人的に見た、ただの夢です。
    あまりに世界的なスターの方ですし、勝手な夢にご不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありません。

    メタさん、問題があるようでしたら、削除してください。

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