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ロズウェルUFOフェスティバルに行ってきた その1.最近のUFOシーンによくいるグループ図鑑

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ロズウェルUFOフェスティバル

UFOファンが集まるイベントは全米で数多く開催されるのですが、中でも最大規模になるのがロズウェルUFOフェスティバルです。今年で24回目となる同フェスティバルは、ロズウェルUFO墜落事件が報告された7月8日前後に開催され、世界中から2万人以上もの人々が集まると言われます。

アメリカにいるうちに一度は行っておかないと思い、長距離バスに乗って片道だけで一日半から二日もかかる道のりを行ってきました。

 

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すぐ分かるロズウェル事件

ロズウェル事件について、聞いたことがある人も多いと思います。UFO業界では、まさにすべての歴史の始まりのような扱いを受けている、超有名な事件です。UFOが墜落したらしいということは分かりますが、実際、何が起こったのでしょうか。

ロズウェル事件の発端は、1947年、ロズウェル陸軍飛行場が発表したニュースが、ロズウェルデイリーレコードという地元の新聞に載ったことから始まります。そのニュースとは、軍の職員がロズウェル付近の牧場で、墜落した”空飛ぶ円盤”を回収したと書かれていました。

RoswellDailyRecordJuly8,1947.jpg

”空飛ぶ円盤”回収のニュースを伝えるロズウェルデイリーレコードの紙面 Wikipedia

この墜落した”円盤”を最初に発見したのは、牧場の雇用人でした。記録によると彼は「広い範囲にゴムひも、スズ箔、いくぶん頑丈な紙、棒によって作られた輝いた残骸がある」のを見つけ、それを保安官に伝えたところ、保安官から「秘密にしておくように」と伝えられました。保安官が陸軍に伝え、それがニュースとなって新聞に載るというのが、報道に至るあらましでした。

ところがこのニュースがFBIに伝えられると、その数時間後に米空軍司令官から、”円盤”ではなく気象用観測用気球だったという訂正が発表されました。それにより、このニュース自体はほどなく収束していくのですが、やがて全米でUFOの目撃談が相次ぐようになり、70年代になって、再びロズウェル事件が脚光を浴びるようになりました。政府が隠蔽したのではないかという疑惑の声が上がるようになったのです。

しかし事件が注目を浴び、研究者が増えるほどに、上がって来る”証拠”や情報も玉石混交となり、今に至るまで事実は未確認のままです。ロズウェル事件は、科学的な調査が扱う対象というより、神話的SFポップカルチャーの創世神話として、世界に名を知らしめています。

ロズウェル事件 Wikipedia

と言うのが一般的な解釈ですが、ところがどっこい、最近、急激にUFOシーンが盛り上がっているんですよ。

 

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盛り上がってる?最近のUFOシーンをめぐる状況

UFOシ―ンと一口に言っても、その中はいくつかのレイヤー、またはグラデーションに分かれています。どんな人たちがいるのか、見てみましょう。

  • UFO原理主義&ディスクロージャー系: 伝統的には物理的な乗り物としてのUFOや異星人の存在を追う人たちです。伝統的にはUFOリサーチャーと呼ばれる民間の研究家がこのグループを担っていましたが、2000年代に入って、米軍やCIAの重要ポストにいた人たちが実際の体験談としてUFOの存在を語るようになりました。科学的なアプローチや証拠のみを重視するので、基本的に他のグループとは相性がよくありません。

 

  • チャネリングメッセージ系: 乗り物としてのUFOを追跡するよりも、高度な知的存在としての宇宙人からメッセージを受け取ることをメインに活動しています。情報にアクセスしやすく、誰でも気軽に楽しめる一方、天から啓示を受けるというスタイルが宗教的な性質を持つことがあり、UFOカルト系に移行してしまうこともあります。

 

  • 陰謀論×UFOカルト系: スピリチュアルの世界で宗教の定義とは、教えの中に善悪をめぐる基準や規律、ヒエラルキーがあって、いずれ悪い人たちに裁きがもたらされるという考えのことを言います。UFOピープルなら時空を超えた無条件の愛を説くのかと思いきや、全米最大の民間UFOネットワーク、MUFONのトップが人種差別発言で辞任したり、リアルな世界でのワンネスがいかに難しかという問題提起に貢献しています。

人種と地球の未来 : MUFON の内部崩壊に見る「差別と二極化がシンクロして進行する時代」に、私たちはどのように未来を考えれば? by In Deep

  • ETソウル系: 魂のルーツや前世として、宇宙人を考えるグループ。ニューアースへ向かうボランティアとして人々の役に立ち、時代を切り開くことをメインに活動します。スターシードやライトワーカーと呼ばれる人たちが多いです。ディスクロージャー(政府によるUFO情報開示)にはそれほど興味がなく、いかに自分の意識を拡げるかに面白さを感じます。

 

  • ハイブリッド系: それぞれのいいところをちょっとずつ併せ持つ人たち。意識の世界も、物理現象としてのUFOも、陰謀論も同等にリスペクトしています。この系の面白さは、思考と現実がシンクロして、未来を生きているみたいな気がするところです。

 

  • オカルト系: 世界の不思議な現象が大好きで、特にUFOやエイリアンに思い入れがある訳でもなく、バンパイアや妖精なども、まんべんなく愛しています。

 

  • ガチ宇宙人系: たまにこういう人がいます。とにかく幾何学的な図像が大好きだったり、宇宙の電波が届いて仕方がないタイプです。アートでも文章でも形に残る作品を作るといいと思います。エネルギーを残しておかないのはもったいないからです。

 


こうして見ると、やばい人たちばかりが集まってる気がしますが、安心してください。気のせいですよ笑。

横尾忠則 私と直観と宇宙人 (文春文庫)

 

「ロズウェルUFOフェスティバルに行ってきた その1.最近のUFOシーンによくいるグループ図鑑」への6件のフィードバック

  1. ETソウル系にハイブリッド系が混ざってる。
    ETの記憶はないけれど
    宇宙由来だよなと思います。

  2. >エネルギーを残しておかないのはもったいない
    自分は、ずっとずっと秘密主義でやってきたけど、それが溶けた気がしました。とびっきりの愛を感じられるような何かを残したい。そう強く思いました。

  3. 私はやっぱハイブリッド系かなぁ・
    おどろおどろしいのは嫌いだけど、妖精や「指輪物語」的世界は興味あるし、魂のルーツにも興味あるし、乗り物としてのUFOや異星人なんてワクワクするし(・∀・) 陰謀説も時々面白いです(笑)

    これも数年に一度あるかないかの頻度だけど、夜中目を覚まして部屋を見ると、視界全体(普通なら見えるはずの壁とか)に『ホツマツタエ』のホツマ文字(ヲシテ)のような記号?や、不思議な模様が見えたりする(;^_^A

    ここまで書いて思い出したのが、私の母が入院したときに、母のすねに金属片が埋まっているのが発覚。
    お医者さんは「たまにこういう人いるんだよね~」と、さらっと言っていたそうですが、私を妊娠中にアブダクションされていたらかなり面白い(ΦωΦ)✨ なんて思ってしまいました(笑)

  4. オカルト系です!
    エイリアンより吸血鬼。吸血鬼語らせたら小一時間は喋る。
    こういうのって、楽しんだモン勝ちです。

    私事ですが今日、京極夏彦が好きな人と知り合えてハッピーでした。

  5. スピリチュアルにもいろいろありますが回りまわっても好きは好きというか笑笑
    今だに夢なのかビジョンなのか、青白いクリアな空間に宇宙船らしきものがきてエレベーターみたいなんで吸い込まれたりなんやかんやのやりとりは継続中です(あたくし調べ)
    最近今更ながらガンダム気になってきました笑笑
    ありがとうございます(*゚∀゚*)

  6. 紹介されてたガチ宇宙人系?の横尾忠則さんが気になり、記事読んだ翌日に神戸市にある横尾忠則美術館へ行ってきました!
    目ばかりの絵とか、苦手なジャンルの絵描きさんと思ってましたが、認識変わりました。
    描かれている絵はやっぱり苦手ですが、ものすごいパッションを感じました。感じたもの(観えたもの)をありのままに表現されてるんだなと。
    著書を自由に読めるコーナーもあり、パラパラ読んだだけでこの人ただ者でない!!と思いました 笑。
    残念ながら『私と直感と宇宙人』は置いてなく、横尾さんが宇宙人とどう絡んで生きてきたのか知りたいので探して読んでみたいです。

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