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アメリカのUberドライバーはスピリチュアルか?

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アメリカのUberドライバーは、スピリチュアルか?

前回、Uberの運転手さんとスピリチュアルな会話について書きましたが、アメリカではタクシーで気軽にそんな会話をするのかとびっくりした人も多いと思います。もちろん、いつもそんなことが起きる訳ではありません。たまたまその人がイケるクチだったので、私が食いついただけです。

人によって好きなトピックはありますから、たとえばうちの旦那さんが一緒だったら「Uberやってない時は何してるの?」という話になったろうと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、Uberは乗り合い配車サービスと呼ばれ、アプリを通じて目的地の方角が同じ人たちを途中で拾っていくシステムです。話を聞いただけだと分かりにくいですけど、実際に使ってみると、手を上げて止める必要はない/先に料金が分かる/チップを計算しなくていい/値段が安いなど、その便利さに驚きます。

ドライバーになるには審査がありますが、年齢や学歴や職歴で弾かれることはないので、副業として好きな時間に働くことが出来ます。普段はラッパーをやってる人、作家志望の人、マリファナビジネスを立ち上げたばかりの人、介護職、奥さんなど、とにかくいろいろなタイプの人がいます。

その中にスピリチュアルピープルが入っている可能性は、大いにありますよね。

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日本のタクシードライバーも、スピリチュアル?

そもそも、私の住んでいるサンフランシスコ・ベイエリアでは、スピリチュアルなトピックが会話に上るのは、そこまでレアではないと思います。

スティーブ・ジョブズが禅センターで学んだとか、グーグルが社内教育にマインドフルネスを取り入れたという話は、日本でもよく言われます。この辺の地域では、東洋哲学や医学が、エコロジーやオーガニック文化とミックスされて、胡散臭くない、ヘルシーな形で広がっています。

でも振り返ってみると、私は日本にいた時も、タクシーの運転手さんと深い話をするのが好きでした。もちろん意識の進化なんて大げさな話にはならないですけど、人生をどんなふうに生きて来たかは、年齢も性別も国籍も関係なく、人の心をつなぐトピックであるように思います。そして経験から言えば、タクシーの運転手さんは、その手の話が好きな人が多いように思います。職業柄、いろいろな人生を眺めるでしょうし、ラジオ人生相談も聞くでしょうしね笑。

偶然出会った誰かと、目を合わせて笑い合ったり、心を通わせられるのは、生きている特権の一つですよね。お互いのバイブレーションが触れ合って共鳴し、あらゆるすべてまでもがつながって感じる、その一瞬の神聖さと素晴らしさを味わいたいから、人間を続けているような気がします。

そして私たちには、その日の天使がいると言います。ふとした瞬間に現れて、思わぬ祝福や励ましを送ってくれる存在です。その日の天使は、ちょうどいいタイミングで祝福を送るべく、あらゆる場所で私たちを待ち構えています。

タクシーに乗っていてほっとする瞬間があったら、それは運転手さんではなく、天使かもしれませんね。


ちなみに前回のUber運転手さんとの挨拶を英語にすると「調子はどう?How’s your day so far?」に対し、「不満はないよ Cannot complain.」です。使ってください。

「アメリカのUberドライバーはスピリチュアルか?」への7件のフィードバック

  1. 不満はないよ、っていいですね。私も使わせて頂きます。
    天使がいるという表現も素敵ですね。
    天使がいることに気づけるように、自分自身の波長が下がらないように気をつけないとなと反省しました。

  2. わ~い! 生きた英会話教室だぁ うれし (´-`*)
    またお願いします♡

  3. >偶然出会った誰かと、目を合わせて笑い合ったり、心を通わせられるのは、生きている特権の一つですよね。

    ほんと数秒だったりなんですけど、気持ちが晴れますよね!
    私もそんな天使になります。
    まずは、わかりやすい笑顔で!^ ^

  4. まだ私が若かりし頃、
    深夜まで女友達と遊んでいて、タクシーを拾って帰ろうと・
    歩きながら通りがかるタクシーに手をあげましたが、その頃はバブル後期でタクシーも忙しくて、なかなかつかまりませんでした。
    が、
    停まってくれたタクシーがあって「やれやれ」とばかりに乗り込んだら・・
    「こんな時間まで女の子だけで遊び歩いて!親が心配するだろう!他に予約あって忙しいのに!」
    と、軽く怒りながら送ってくれました(;^_^A

    今ならいろんな意味であり得ない事だと思いますが、あの運転手さんは間違いなく天使でしたね(・∀・)

    なんか思い出してしみじみしてます(笑)

  5. 22階の一番奥

    メタさん、今晩は!
    中島らもさんのエッセイの大好きなお話を思い出しました。
    解決しない悩みはあるけど、天使さんにはチラチラ気づけているので、方向としては間違ってないのかなぁと家路についています(^_^)

  6. たまたま乗ったタクシーの運転手さんがニコニコしてて、いい人だと「よし、私は正しい道を歩いているらしい」と確信したりします。たまに邪悪なことを考えたりもしますが(笑)

    どちらかといえば、私はタクシーの運転手さんや見知らぬ人から、いろいろ打ち明けられることが多いです
    「あなたとわたし、まだ出会って5、6分なんだが、そんな話聞いてしまっていいのかよ?」
    と内心動転するようなことを、見知らぬ人から打ち明けられてしまいます

    いちばん強烈だったのは以前、電車の中で向かいの席に座っていたお坊さんと世間話をしていたら
    「よかったら、うちに嫁にこないか?うちの息子、バツイチだけど」
    と言われたことです。そのお坊さんとは出会って15分くらい、私もバツイチになりたてだったのでちょっとビックリしました。もしかしたらそのお坊さんは天使だったのかも。お坊さんで天使ってのもおかしな話ですが。

  7. 私もこの話を書いた後、ふと考えて、これは中島らもだったと思い出しました。らもも、今ごろエレキでも鳴らしながら、誰かの天使になってる気がします。

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