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祝福してから食べよう フードブレッシングのいろいろ

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フードブレッシング

フードブレッシングfood blessingsとは、「食事を祝福すること」、「食事に感謝を捧げること」です。キリスト教では、グレイスgraceとも言います。食事の前に感謝を捧げる習慣は、あらゆる時代の、あらゆる文化に見ることが出来ます。フードブレッシングによって、食べ物だけでなく、それを提供してくれた人々や自然の恵み、宇宙のリズム、そして私たち自身の体にも感謝と祝福を捧げ、食事をスピリチュアルプラクティスの一つに変えることが出来ます。そして食事はポジティブなバイブレーションに変わり、祝福は、あなたの体に返ってきます。祈りの言葉は、声に出しても、頭の中で唱えても大丈夫です。深呼吸をして、心を静めてリラックスしてから始めるのは、どんなエネルギーワークとも同じです。ここでは、様々な文化のフードブレッシングを集めてみました。

 

 

キリスト教

 “God is great, God is good. Let us thank Him for our food. By his hands we all are fed. Thank you for our daily bread. Amen.”

神は偉大であり、神はよきものです。食べ物を与えて給うことに、感謝をします。彼の手によって、私たちは満たされます。この日の糧に感謝を捧げます。アーメン。

 

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キリスト教の子ども

“Thank you God for the world so sweet,
Thank you God for the food we eat.
Thank you God for the birds that sing,
Thank you God for everything.”

素晴らしい世界を、神さまありがとう。おいしい食べ物を、神さまありがとう。鳥たちの鳴き声を、神さま、ありがとう。神さま、全部ありがとう。

 

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ヒンズー教

Om, beloved mother nature, you are here on our table as food. You are endlessly bountiful, benefactress of all. Grant us
health and strength, wisdom and dispassion, and help us share this with one and all.

オーム。愛するマザーネイチャー、食事として私たちのテーブルに、あなたがいます。あなたは、限りない美の供給者です。私たちに健康と強さと、智慧と静けさを授けてください。そしてすべての存在と、この時を分かち合えますように。

 

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ウパニシャッド(インド古代哲学)

Let us be together; let us eat together. Let us be vital together, let us be radiating truth, radiating the light of life. Never shall we denounce anyone, never entertain negativity.

共に集わせてください。共に食事を与えてください。共に生きさせてください。真実を放ち、生命の光を放つことが出来ますように。私たちは誰の名もけなさず、ネガティブに陥りません。

 

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ネイティブアメリカン

We thank Great Spirit for the resources that made this food possible; we thank the Earth Mother for producing it, and we thank all those who labored to bring it to us. May the wholesomeness of the food before us, bring out the wholeness of the Spirit within us.

この食事を与えてくれたグレートスピリットに、感謝します。実りを生み出したマザーアースに、感謝します。この食事に携わったすべての人たちに、感謝します。目の前の食事が健全であり、私たちの中に健全なスピリットをもたらしすように。

 

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ティク・ナット・ハンの教え

This food is the gift of the whole universe – the earth, the sky, and much hard work. May we live in a way that makes us worthy to receive it. May we transform our unskillful states of mind, especially our greed. May we take only foods that nourish and prevent illness. We accept this food so that we may realize the path of our practice.

この食物は、全宇宙からの恵みと、携わる人々の労働のたまものです。私たちがそれをお受け取るに値するよう、生きさせてください。貪欲なマインドを変容させてください。食物から育みのみを受け取り、病を退けて下さい。この食事を、私たちのプラクティスとして、受け取ります。

 

参考:

Grace (prayer) Wikipedia

11 Beautiful Ways to Say Grace By Amanda Kohr in Wanderlust

Graces, Prayers, Blessings on the Meal in Peach Meal Project

Prayer Before Eating in Belief.net

The Art of Blessing Your Food By Nick Polizzi in Sacred Science


日本語の「いただきます」も、世界に誇るフードブレッシングだと思います。ティク・ナット・ハンは、マインドフルネスのお坊さんです。私は寺で働いてるので、食事の前はみんなでチャントをしますし、食卓でも静かに食べます。

 

「祝福してから食べよう フードブレッシングのいろいろ」への18件のフィードバック

  1. うん!納得!
    寺で働いている←寺顔なんですね♪
    チャントって合掌のようなものですか?
    サイレントということは、静かに集中して食べるってことですよね?
    何かキチンと(本当はチャントって書きたかった笑)してますね。
    私はTVを見ながら、ムシャムシャ食してます(汗)口は閉じていますよ。時に爆笑して。
    自分で作って、「いただきます」して、ながら食べ。「ごちそうさま」もしますが、何と言っても集中してません。挙句にそこまで食に興味が
    無いので、一口めは美味しくいただき、後はまずそうに惰性で食べてると思います。自然の恵みたちに申し訳ないです。感謝しようっと♡

    気付かせていただき有難うございます!

  2. ドレッシングだと思ったんですね。
    バイブレーションを上げるドレッシングってどんなだろうと思って開けました(笑)

  3. 禅の本に、それらを作った人のことを考えながら食べる とあって素敵だなぁと実践したりしました。
    お寺で働いているなんて良いですね!
    海外のお寺は行ったことないです。

    そしてサードアイが外側?から押されている感じやムズムズした感覚は今まであったんですが、先程から内側から何か出てくる感といいますか、内側からの圧は初めてなんですが別に同じ事なんですかね。

  4. 先の、『湯を間違えた』というエピソードの中に「尼さんを見慣れている」と書かれていて「?」と思っていましたが、そういうことなんですね(・∀・)

    納得・把握いたしました(^_^)ゞ

    最近、以前は値段で買っていた調味料など、そうガバガバ使うものではないので、できる範囲で品質の良い物を選ぶようにしています(^ー^)

    食べ物が自分をつくる、というか、維持するために大切な物なら、やっぱり自分目線で選ぼうと思って。
    でもジャンクな食べ物の誘惑に負ける事もありますけどね(笑)

  5. ちょうど、食べ物に対する「祝福」の話を、友人としていたところ
    でした。
    この記事にある「日々の恵み」への感謝の後、
    「来てくれてありがとう、君達は私になります、おめでとう、
    祝福します」と唱えていたら、友人が「食べ物達が反応している」
    と言われました。
    感謝はされてもされることは少ないそうで、とても喜んで
    いるよ、と言われたところなのです。
    タイムリーでした、ありがとうございます。

  6. だりあさん
    上の『来てくれてありがとう…』を目の前のぼんちあげにしてみたらぼんちあげが『わぁーい!』ってなってました。もう眠くて、今日はこれしかいただきませんがすごいです。ありがとうございました。

  7. 上記文章をちょいと訂正。
    誤> 感謝はされてもされることは少ない
    正> 感謝はされても『祝福』されることは少ない

    なので、dtr様が書いて下さったように、食物達が(珈琲などの飲み物も含め)、とても喜んでくれるようです。

  8. >何かキチンと(本当はチャントって書きたかった笑)してますね。
    こういう感じは、うれしいですね笑。

    私も食べ物にかける時間がもったいなくて、食べられれば何だっていいタイプなんですけど、そういう私には、イーティングメディテーションはとてもよいプラクティスです。

  9. そうそう。禅は、作るところからプラクティスなんですよね。

    お寺と言っても、実際には、お坊さんがいる瞑想センターを母体に持つNPOなのですが、それだと謎すぎるので笑、略してお寺と言っています。

    エネルギー症状については、全般的にあんまり心配しなくて大丈夫です。現れ方も、人それぞれ違います。だいたい数日から数週間で治ります。気になるようなら、エネルギーワーカーやヒーラーさんに相談してみましょう。全然治らないようなら、その時はお医者さんです。

  10. ち〇こを見ても、まだ尼さんだと思ってましたからね。なんだろう、その思い込み笑。

    いい調味料、大事ですよね。おいしさがぐっと増しますよね。

  11. 西海岸ですか。
    アメリカは以前、ヒッピームーブメントがありましたよね。
    禅は日本より盛んな気がします。

    スピリチュアルも、マインドフルネスとつながっているのですかね。

    日本のスピリチュアルは、まるきりダメですが、アメリカはなかなか進んでいるように感じます。情報の質が高いと思いますが、深みに欠けます。哲学がないので、騒いでいるだけのようです。

    自分の期待したものが来ないと、大騒ぎしてがっかりするの繰り返しで、なにも学んでいない。

    これからは、気を沈めて波動を下げないことだけが大事だと思います。

  12. そうですか、なんとなくそんな感じ
    ( みんな喜んだ感じ )がしました。
    おお、これは『愛』ですね。
    この感じを使って今から食器を洗います(笑)

  13. おっしゃる通り、ヒッピー・禅・マインドフルネスの流れに興味があって、ベイエリアにいるんですよ。

    今のアメリカのスピリチュアルブ―ムは、2000年代初期のマインドフルネスの流行がなかったら、生まれていないくらいです。

    私も気を沈めて、波動を下げないよう気を付けます!

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