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春の古本祭り 第二弾! 面白いけどいらない本プレゼント

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さあ、春の古本祭り、第二弾です。なんでいらないかというと、本棚が狭くて入らないからです。


1.ドロレス・キャノン『人類の保護者』

QHHT(クォンタム・ヒプノシス・ヒーリング・テクニック)創設者のドロレス・キャノンは、当初、一般的な前世退行の催眠療法を実践していましたが、ある時、偶然、クライアントの意識が宇宙人時代に戻ってしまったことをきっかけに、UFOや宇宙人と、人類の関わりについて、催眠セッションから引き出した情報を研究するようになります。

そうした事例の集大成が本書であり、UFOアブダクションや宇宙文明など、知りたい宇宙人情報が満載です。

その中から、宇宙人にとっての死の感覚について話している部分を引用してみましょう。

宇宙人は死なない?

ジャニス「体が死ぬことはない」

ドロレス「では、永久に生き続けることが可能なのですか?」

ジャニス「永久に生きることは可能だ。移行の時期はあるが、それを我々は死とは考えない」

ドロレス「わたさいたちの事情と比較すると、この惑星では体が老化し、老衰し、やがて…」

ジャニス「我々も年を取る」

ドロレス「でも、体は死なないのでしょう?衰えたり年取ったりするだけで?」

ジャニス「老化はしない」

ドロレス「人が死なないのなら、それは理想的な状態だと人間は考えてしまうのですが」

ジャニス「たしかに人間はそう考えるだろうが、死ぬことができないというのではなく、移行する方を選択するということだ」

ドロレス「それなら、本人がその体をもう必要ないと思ったらどうするのですが」

ジャニス「根源に返す」

           第12章「ジャニスの実の父親」より

こんな人におすすめ!

さて本書は、イナンナバイブル的な「ナントカ星人と、カントカ星人がケンカして、星がドーン!」みたいな分かりやすさはなく、話がエネルギー寄りで、難しいです。

しかも厚さが大辞林くらいありますので、「大辞林上等!」「来いよ、大辞林!」と思える人にはおすすめです。

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2.マイケル・ニュートン『死後の世界を知ると、人生は深く癒される』

マイケル・ニュートンは、ドロレス・キャノン、ブライアン・ワイスと並ぶ、退行催眠療法の大家です。彼の研究のメインテーマは前世ではないので、死んだらどうなるかという情報が満載です。

本書からは、憑依に関する部分を引用します。

実は「死後、裁かれる」的な教えは、実は、そのほとんどが宗教の教義や、民間信仰、チャネリングによる情報から来ています。

退行催眠から来た情報には、そのようなジャッジメントの考えがありません。憑依についても、同様です。

憑依の疑いを抱え、彼のもとに相談に来るクライアントを退行催眠にかけると、多くの場合、その恐れは「根も葉もなく」、「人生がにっちもさっちもいかなくなって、いろいろと個人的な強迫観念や衝動にあふれている」とし、以下のように説明しています。

悪いスピリットによる憑依の可能性について

私たちの物質界には、スピリットで不幸なやつや意地悪なやつも、あちこち漂っているのかもしれません。しかしそういうものにしても、人の心に閑居を決め込むこむことはありません。

ただスピリットの世界はあまりに整然としすぎていて、こういう錯乱した魂には活動の余地がないのです。またもし別の存在に取り憑かれるとすると、人生契約(※コントラクトのこと)が破棄されてしまうばかりか、自由意思もなくなってしまいます。

これらの要因は輪廻の基礎をなすものなので、こちらも引き下がるわけにはいきません。サタンめいた霊体が外部勢力として存在し、人を混乱させては邪道に導く、という説は、自分勝手な目的で他人の心をあやつりたがる連中が後生大事にしている神話にすぎません。悪は内部に宿ります。(後略)

人はみんな悪人として生まれたとか、悪者の心にはなにか外から来た勢力が宿っているとか想定すると、悪意の存在が受け入れやすくなるという人もいます。その伝で行けば、計画性のある恐慌についても理屈がついて、人間性も保たれますし、人種としての個人的・集合的責任もまぬがれます。

また世間は、連続殺人犯や、子供のが他の子供を殺すケースを見ても、そういう人間は「生まれながらの殺人者」だとか、外なるデーモンの影響下にあるとかいうレッテルをあるいは貼るかもしれません。こうすれば、こうした殺人犯がなぜおのれの痛みを行動に表したあげく、危機として痛みを負わせるのかを解明する、という面倒な問題は考えずにすむからです。

魂には怪物なんていません。生まれたときにはみんな悪人ではないのです。         

             第3章 この世のスピリットより

 

こんな人におすすめ!

死後の世界に興味がある人も多いと思いますが、本書は「肉体を離れると、光が見えます」のような、ごく基本的なプロセスは書かれておらず、そこは既にクリアしている人のための詳論であり、完全なマニア向けです。我こそはマニアという人には、おすすめです。

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3.大村大次郎『ブッダはダメ人間だった』


菜食主義についてウィキペディアで調べ物をしていた時に、引用文献として挙がっていた本で、読んでみたら面白かったです。

帯にはこうあります。

肉を食って何が悪いのか」恐るべきブッダの教えの真実!/わざわざ苦しいことをするな!/誰だって自分が一番かわいい/この世には聖も俗もない/仏典は改ざんされた?

「仏典は改ざんされた?」と聞くと物騒ですけど、開祖の教えが後世で教団の都合がいいように再編集されてしまうのは、割といろんな宗教にあることです。

陰謀的な見方もあると思いますが、ある意味、自然の成り行きとも言えます。私たちだって、たとえば職場の前任者が使っていた資料を、今風に再編集することくらいありますからね。

原始仏教というのは、かなりパンクなところがあって、既成の概念に対して「そんなの全部役立たねーだろ」みたいな。

悟りをエゴ(≒ネガティブな思い込み)からの解放と考える時、菜食や苦行は、実はそこまでダイレクトな関係を持ちません。むしろ「自分は素晴らしいことをしている」という満足感や達成感が、エゴのトリガーとなり解放を妨げます。

こんな人におすすめ!

上記のような話を知りたい人に、本書は非常におすすめですが、「動物を食べるなんて、なんたる下等意識!」と思う人には、まったくお勧めできません。どっちがいいというより、道が違うんでしょう。

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4.ドリアン・G・イスラエル『あなたの神話 アセンションのサイクル』

本書は、セルフアセンション(古い自分を解放し、本来の自分へとつながるプロセス)について書かれていて、地味ながらとてもよい本です。

感情を癒したり、思い込みに気付き、それを手放すためのセルフワークがメインテーマで、様々な感情が生まれる根っこの原因はどこにあり、それを癒し、本来の自分自身へと変容を遂げるためには、どんなことに注意を向けていけばよいのかについて書かれています。

こんな感じになります。

落ち込みについてのワーク

落ち込みとは内なるスピリットに十分な注意を払わなかったことへの結果であり、その怠慢が意気消沈の感情を引き起こす。落ち込みを克服するには、勇気とコミットメントが必要である。

重要なのは自分の人生における恐れをつきとめ、自己表現の方向に向かい始めること。それはだれかに真実を述べることによって、思いきって不同意を表明するといった、かんたんなことでもある。

落ち込みの闇を克服するには、光に向かってすすみさえすればいい。その方法がわからなければ、自分に問いかけること。「わたしは何を恐れているのだろうか?」と。そして直感が答える声に耳を傾ける。それがあなたの次のステップになるだろう。

こんな人におすすめ!

アセンションというのは、いかに古い感情を癒し、マインドを解放するかの、実際、地味なプロセスだと思う人にはおすすめですが、宇宙人とか高次元が出てこないと気分が盛り上がらないという人にはおすすめできません。

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プレゼントのご応募について

さて、上記の4冊のうち、読んでみたいという方がいらっしゃいましたら、プレゼントいたします。ご希望の本のタイトル(もしくは番号)をメッセージ欄にご記入の上、ご応募ください。おひとり様、何冊ご応募いただいても構いません。

なお古本のコンディションは、どれも中程度です。

ご応募の際、お名前はあだ名で構いません。抽選の結果、当選された方には改めてこちらからメールをし、送付先のお名前とご住所をお伺いします。

(応募期間2018年2月23日(金)~2018年2月25日(日)23時55分)

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

日曜の夜に締め切りで、月曜の朝までに連絡がなかったら、はずれですから、メールボックスを気にしててくださいね。

でもこういうのは、当たりはずれそのものよりも、日頃のコンフォートゾーンをはみ出してみることに意義があったりしますから、気になる本があったら、ぜひお気軽にご応募ください。

 

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