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ドリームキャッチャーの伝統的な意味と使い方

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ドリームキャッチャーとは

ドリームキャッチャーは、アメリカンインディアンの文化に基づく伝統的な装飾品です。 伝統的なドリームキャッチャーは、全て天然素材から手作りされています。木の輪の部分はヤナギの枝で作られ、動物の皮で覆われます。 多くの場合、輪の中心部や下部に、ビーズや羽根飾りなど、神聖なオブジェクトがあしらわれます。このデザインは、私たちの身の回りでも、インテリア雑貨、携帯電話のカバー、ネックレス、イヤリングなど、様々な製品に取り入れられていますね。 ドリームキャッチャーが人々に愛される理由は、”夢を捕まえるもの”という名前が非常に美しいことや、鳥の羽やビーズを使ったデザインが魅力的なことが挙げられると思います。しかし、その背後にある本当の意味や使い方については、あまり知られていません。

 

ドリームキャッチャーの起源

オジブワ族のチーフ – Wikipedia

ネイティブアメリカンと一口に言っても、実に様々な部族からなっています。居住区域の植生や気候は、彼らの文化に大きく影響しますし、一つの地域に居住する部族の中にも、先祖や家系の違いからいくつかの小グループに分かれてることも多く、実にバラエティ豊かです。 ドリームキャッチャーも、もともとはネイティブアメリカンの人たちに広く普及していた慣習ではなく、 直接的にはオジブワ(英語名:チペワ族)に由来する文化だと考えられています。

オジブワ族は、ミシガン湖周辺に居住し、アメリカンインディアンの中では、南部のチェロキー、中西部のナヴァホに次いで、三番目に大きな部族でした。サウスダコタ一帯に居住していたラコタ族にも、ドリームキャッチャーの起源にまつわる伝説がありますが、ほとんどの研究では、オジブワとの交易や結婚を通じて受け継がれたものだとされています。

オジブワ族のドリームキャッチャーを表す言葉「asabikeshiinh(アサビケシン)」は、「蜘蛛」を意味します。ドリームキャッチャーのフープをゆるく覆うように織られた網の目は蜘蛛の巣をシンボル化したものであることが分かります。 蜘蛛を不気味なク生き物と見なす文化もありますが、オジブワの人たちにとっては、心地よさや保護のシンボルでした。

オジブワの神話によると、神秘的で母性的な「スパイダーウーマン」は、部族の中でも、特に幼い子どもたちや、赤ちゃんの精神的な保護者として働いていました。部族が成長し、さらに拡大するために長し、国中を移動するようになると、スパイダーウーマンは、部族のメンバー全員を保護し続けるのは難しいと感じました。そこで彼女は自分の分身として、人々の傍で彼らを守るドリームキャッチャーを作り、その力を分け与えたとのが始まりだと言われます。 以来、オジブワ族の母親や祖母たちは、幼い子どもを守るためのお守りとしてドリームキャッチャーを作り、ゆりかごやベッドに掛けたそうです。

 

 

ドリームキャッチャーのシンボルと意味

ドリームキャッチャーには、それぞれのパーツに込められた意味があります。

  • 輪: ネイティブアメリカンにとって、サークル(輪)というのは非常によく使われ、重要な意味を持つシンボルです。それは生命の死と再生を表す「サークル・オブ・ライフ(生命の円環)」であり、自然と共に生きる彼らにとって、決して途絶えることなく永遠に続いていく宇宙のリズムやサイクルを表すものでした。円環は、始点も終点も持ちません。彼らは、集会や儀式を開く際にも、大勢で輪になることを慣習としています。平和と平等、連帯を意味します。
  • キャッチャーネット:  伝統的には、蜘蛛の巣を模したパターンが作られます。悪い夢を捕まえ、よい夢を残すという意味です。
  • ビーズ: 伝統的に、キャッチャーネットにはシンボルとしてのビーズや、動物の歯などのオブジェクトがあしらわれます。ビーズやオブジェクトが中央に一つだけしかない場合、キャッチャーネットを作った蜘蛛を表します。いくつもついている場合、ドリームキャッチャーが捕まえた良い夢が沢山あることを表します。
  • 羽:  夢を見た人の意識の中に、良い夢がゆっくり優しく入っていくための梯子という意味があります。 羽根飾りをフープに結ぶ皮ひもは、蜘蛛の足の象徴として、伝統的には8本が好まれるそうです。

 

ドリームキャッチャーの使い方

ドリームキャッチャーは、ベッドルームに飾ると、夜、眠る時、ドリームキャッチャーが夢を引き寄せると言われます。 悪い夢であれば、それはキャッチャーネットが捕まえてしまいます。 朝が来て、ドリームキャッチャーが日光に当たると、悪い夢は溶けてなくなってしまいます。太陽の下では、悪い夢は生きられないのです。 良い夢であれば、垂れ下がった羽やビーズをつたって、眠っている人の意識の中にゆっくりと入り、そこで定着します。 どちらの場合も、目が覚めるとピースフルで、すっかりリフレッシュした気分になります。

ドリームキャッチャーは、伝統的には寝室に飾るものです。装飾品として車の中や玄関などに飾られるのも一般化していますが、実は本来的な意味合いや役割とは異なるのです。

 


最近、夢で驚いたことと言えば、夢で見たことがある坦々麺屋さんをネパールで見つけたことです。その時の夢のストーリーもはっきり覚えていて、街でふと見つけた店に入るのですが、「今日はもう遅いから、また今度来よう」と思って、店を出るというものでした。実際に、また来てる自分にびっくりしました。

坦々麺を食べたい気持ちが時空を超えたと言うよりは、自分の心の在処を、前もって確認しに来たように感じました。旅はしばしば、私たちの意識のスピリチュアルなドアを開きますからね。

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