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いい人をやめるための4つのヒント

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いい人であろうとすることが、なんでよくないのか

いい人であろうとすることの、何がよくないかと言うと、それは多くの場合、自分ではない他の誰かになろうとしているだけだからです。

あなたがいい人になろうとして辛くなってしまうなら、あなたの考える「いい人」は、世間の常識や倫理観、他人からの期待などに基づいて作られたゴーストに過ぎないのかも知れません。

人生では、自分自身として生きないと、矛盾が生まれて、いろんな苦しい思いをするようになっています。簡単ですけど、よく出来た仕組みなんです。

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いい人になることは、いいことではある

ヘルシーでバランスのとれた状態になりたいというのは、人間の体が持つナチュラルな働きです。思考や感情のネガティブな部分を解毒し、ヘルシーになりたいと願うのも、ごく自然な流れです。

しかし、いい人になろうとすることが方向性として間違っている最大のポイントは、目指す姿が自分じゃなくて、別の人なところです。

いい人になろうと頑張ってしまう人は、元々、繊細で優しいエンパスタイプが多いです。他人の感情や期待を吸い取って、「いい人」像を作り上げてしまうんですね。

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あなたがいい人になり過ぎているサイン
  • あなたが他の人の要求を満たすことはあっても、自分の要求は満たされることがないと感じる
  • 人から頼まれると、断れない
  • 人と対等に付き合えず、軽んじられているとさえ思う
  • 思ってもいないイエスノーを言ったり、すぐにあやまってしまう
  • 相手を傷つけるのを恐れ、自分の意見を正直に伝えられないことがある
  • 誰かに利用されたり、犠牲になっていると感じる

これは、いい人あるあるですねー。

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エネルギーの様子とスピリチュアルな学び

いわゆる本当にいい人というのは、オープンで、心の真ん中で相手とつながろうとしながら、同時に相手との境界線もしっかり引いています。大きなシャボン玉の真ん中から、笑いかけて来る感じです。

一方、いい人になり過ぎてしまう人というのは、心の真ん中は固く閉じつつも、境界線はゆるゆるしている、霧の中に佇むゆで卵のようなタイプもいれば、全体的にゆるゆるしている、霧の中の生卵みたいなタイプもいます。

どちらにしても、スピリチュアルな学びは、セルフラブとセルフリスペクト、境界線がテーマになります。

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いい人をやめるための4つのヒント

1.自分でいる方が大事だと肝に銘じる

いい人を続けてきた人が、自分の思うようにするには、勇気がいると思います。

でも、あなたがいい人であることをやめたら離れていく人は、そもそも最初から必要ない人であることを肝に銘じましょう。グッバイ。本当に必要な人は、あなたの世界に戻って来るか、そのまま残ります。

 

2.自分の意見をとりあえず言ってみる

自分の意見を飲み込まないで、伝えてみましょう。言いやすいタイミングからでOKです。自分の思いを自由に表現する権利は、地球上の全ての人にあります。言論の自由と言うやつです。あなたももちろん同様です。

結果はどうあれ、意見を言えたら、自分の勇気を激ほめしてあげるのを忘れずに。

 

3.自分の境界線をしっかり決める

いい人であるために、人からいろいろ頼まれごとを聞いてしまう人がいます。ふざけんな、てめーでやれと言ってあげましょう。もちろん、そう言えたら苦労はないんですが、少なくとも、あなたの境界線を越えて侵入して来る人は要らないくらいに思ってもいいでしょう。

 

4.自分にあったわがままスタイルを探す

世の中には、わがままな人が沢山いますね。よく観察してみると、ただわがままなだけの人、わがままだけど、それがなぜかチャーミングでもある人とか、意外と気配り上手で、他人のわがままも認める人など、いろんなスタイルがあることに気付きます。

わがままを言う時に、どんなふうに言い出すのか、どんなフォローがあると許されるのかなど、それぞれのわがままスタイルを観察し、コツをつかみましょう。

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「いい人」のパラドックス

いい人をやめて自分の好きに生きたら、人生がカオスになると恐れる人がいます。

願いには、エゴの願いと魂の願いがあって、前者に従ってばかりいると、人生はカオスになります。しかも、最終的に全く満たされません。でも魂の願いを見つけるには、ある程度、エゴの願いを追及して、混乱を経験する必要があるんです。嵐の中じゃないと、大切なモノが見つかりにくいからです。モノがあり過ぎて。

そうこうするうちに、魂の喜びを見つけようと思えれば、今度はそっちに導かれます。

人生のゴールは、いい人になることではなく、よりリアル、かつピュアな自分自身になることです。魂の喜びをより深く経験するために、ネガティブな感情を外します。そうすると、今度は自然と、本当にいい人になっていくんです。面白いですね。


なんにしても、「いい人」っていうのは、「普通の人」と同じくらい、基準がよく分からないレッテルです。誰かが決めた「いい人」より、自分自身でありましょう。