ネガティブなことばかり考えてしまうのは、ネガティブ・ハイかも知れません

いいことはないって分かっていても、そこから抜けられないのはなぜでしょうか。


不幸の甘い蜜

誰かが自分の抱える不幸について熱心に話すのを、聞いたことがあると思います。他の人の不幸と比べて、張り合うようなことさえあります。不幸には、人を魅了する何らかの力があるように見えますね。

それほど明確な例でなくても、うまくいかない不健全な状況にしがみついてしまうことはよくあります。こうしたことが起きるのは、なぜでしょうか。

不幸でいることの価値

もし不幸が、単純にネガティブな思考や状況しか生まないのであれば、さっさと手放してしまえばいいでしょう。でもそうできないのは、そこには何らかの価値があるからでしょうね。どんなものがあるのか、考えてみましょう。

  • 同情と共感を得られる: 私たちの社会では、何らかの不幸な状況に対して同情を示すのはエチケットの一つと考えられています。たとえば病気だったり、困難な人間関係だったり、そうした問題を抱える人に対して、慰めの言葉をかけるのは、言ってみれば当然のことです。問題を抱える人にとっては、自分の苦労を認められ、慰めの言葉をかけてもらえることで、人の注意と承認を得られ、エゴが満足する部分があると言えます。
  • 安心と安全を感じられる: これは奇妙に聞こえるかも知れませんが、多くの人にとって不幸が自分の一部となっている場合があります。現状を変えられる可能性があったとしても、他の選択肢は現時点では未知のものであり、本当に出来るのだろうかと自信がなくなります。そうすると、たとえ不幸な状況であれ、今いる状況は自分のよく知ったものですから、そこに留まることを選んでしまうのです。この心理の根っこには、未知のものへの恐れ、自分が失敗することへの恐れなどがあると言えるでしょう。

 

ネガティブ・ハイ

脳内麻薬と呼ばれるエンドルフィンは、脳内でモルヒネ同様の作用を示す、言ってみれば鎮痛剤です。身体的な苦痛が続くときに分泌され、その痛みを脳内で緩和します。気分が高揚したり、多幸感をもたらす作用もあり、モルヒネ同様の中毒性があると考えられています。

マラソンで長時間肉体に苦痛を与えるうちにだんだん気持ちよくなってきてしまうと言う「ランナーズ・ハイ」や、激辛フード、激痛マッサージなどが、エンドルフィン分泌の例として、よく使われます。

さらに研究によると、エンドルフィンは肉体的苦痛のみならず、精神的苦痛も緩和すると言われています。つまり私たちは不幸に留まることで、脳みそが気持ちよくなってしまうのです。困りましたね。

幸せにフォーカスし、幸せを選ぼう

自分をこんなに苦しめた相手が満足に暮らしてて、自分だけこんな思いをしているのは許せない。そうは思っても、あなたがコントロールできるのは、あなたの人生だけです。

あなたが自分で選んで、幸せになるしかないのです。

幸いにも、この世はパラレルユニバースだそうですから、あなたはあなたの選んだ幸せな人生を生きることが出来ます。好きな仕事をして、好きな場所に住んで、好きな人と過ごして、そんな楽しい人生が待っている訳です。あなたがそれを選ぶなら。

時間も関係ありません。この世界の時間軸は、一直線ではありませんから、後れを取ってしまったと感じる必要もないのです。あなたが決めた時が、いつでも一番よいタイミングです。

なんだ、よかったって思えたら、その時、あなたのバイブレーションは上がっています。大丈夫。