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執着を手放す ノン・アタッチメントを実践する6つの方法

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執着のないことを、仏教用語で「無着(むじゃく)」、「無執(むしゅう)」と言います。これを英語にすると、ノン・アタッチメント、またはディタッチメントとなり、マインドフルネス瞑想の流行と共に広がっている考え方です。


ノン・アタッチメントとは?

ノン・アタッチメントとは、苦しみの根となる感情を手放すこと。でも、無関心になたったり、冷たくなることではありません。

感情があることと、感情的になることは違います。ノン・アタッチメントとは、自分の感情に囚われるのではなく、ただ眺め、それが生じては消えていくのに任せます。こうなってほしいという条件を捨て、存在を全て受け入れるという、ポジティブな考え方です。

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エゴを捨てる

人生には常に幸せを求めながらも、それを求めることで、多くの苦しみを生んでしまうという皮肉な事実があります。

よりよい自分になりたい、よりよい人生を送りたいというのは、人間の本質的な願いの一つであり、それ自体は何も悪くはありません。

けれども幸せというのは、ある意味、今あるものにバランスを感じ、満足するところから来ています。

ですから、「もっと」や「より」を目指す中で、自分や周りに足りないものばかりが目につくことになり、それが苦しみの種になるのです。

エゴとは基本的に、弱い自分を守る防衛本能と結びついています。「自分は十分ではない」という恐れのもとに、常に何かを補うことを目論み、足りることを知りません。

けれども、あなたはあなたのままでは、本当に不十分なのでしょうか。

ノン・アタッチメントとは、エゴを手放し、本来の自分自身に戻る確認作業とも言えます。

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ノン・アタッチメントを実践する
1. 結果を手にすることでなく、過程から学ぶことを目的にする

全ては、人生という長い道のりの通過点です。目標を目指して努力するのはよいことです。しかし未来とは、今、目の前にない不確実なものですから、手にできるかという不安が生まれます。

目標に届かないことを恐れて執着するくらいなら、今、学べることや、できることにフォーカスしましょう。

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2.なくすことや変化を恐れない

パートナーとの関係であれ、所有物や肩書であれ、なくすことや変化を恐れた途端、執着が生まれます。本質的な点で、人は誰かや何かとある時期を一緒に過ごすことはできても、所有することはできません。

あなたが所有できるのは、あなたの心だけです。

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3.モノを手放す

いわゆる断捨離をしましょう。モノに執着してしまうのは、それがあなたの足りない部分を満たしてくれるように感じるからです。またインターネットやSNSで、自分を満たす作業もきりがありません。

モノや数字に執着するのは、このままでは自分は不十分だという、あなたの中の恐れを強化するだけです。

一番大切なものは、あなたの心の中にあり、それがすべてです。

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4.人の反応を気にしない

他の人が何を考えるか、それはあなたにコントロールできることではありません。

自分と、それにつながる魂、宇宙の間で合意が出来ていれば、あとのことはどうでも、究極的には何の問題もありません。気にするのは、そこに恐れがあるからです。

自分が関われることと、そうでないことがあり、あなたはあなたのできることでベストを尽くしましょう。

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5.ソースとつながる

本当の幸せとは、あなた自身とつながることです。

日ごろ、私たちは他の何かが幸せをもたらしてくれるかのように暮らしていますが、それがあなたの足りない部分を完成してくれるように思えるのは、一時的な幻想です。

永続する幸せが欲しければ、あなたがあなたでいること。

他の何もいらない、ただ純粋な存在としてのあなたを信じること。

それこそが最大の祝福であり、永久になくならない唯一の安心なのです。

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6. まかせる

すべては宇宙の采配で、起こるべくして起きていると信じましょう。つらい出来事も、やがては過ぎ去ります。自分が歩いている道は、自分の魂が望んだ場所につながっていると信じましょう。起きることは起きるに任せましょう。

そう思ってみると、心に余裕が生まれます。周りが見渡せるようになり、全ては本当に起こるべくして起きたのかもしれないと、ふと感じられるようになります。

その気づきに自分をゆだねましょう。

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