【番外編】あきらめて上達する英会話

私は、この人生で、もはや自分が英語ペラペラになることはないと諦めています。でも、そこからがスタートでした。今回の記事は本編とは全く関係ないので恐縮ですが、どこかで誰かのお役に立てたらと思って、力説します。


私はアメリカで1年半、コミュニティー生活をしながら、NPOで働いてました。でも自分には語学の才能がないと思っていますし、英語はなんとか通じるってだけで、日本語と同等に使いこなしてるとは全く思いません。だけど、日本食レストランでワーホリしてた人や、なんとなく語学留学してた人よりは、全然しゃべれます(当人比較)。なぜでしょう?

そんな私が実践した英会話の上達法を、ご紹介しましょう。

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会話のレベル、ペラペラの基準

“3か月でペラペラ”みたいな英語教材がよくありますが、そもそも最初にどれだけの知識があるかにもよりますし、何をもってペラペラと呼ぶかの基準も違うと思うんですよね。そこでアクティビティー別で必要になる英語量を最初に考えてみましょう。

旅行: 基本的にサンキューとハウマッチだけでやっていけます。税関でもイエスイエスって答えてれば、出たよ日本人と思われるくらいで、あとは何の問題もないでしょう。道に迷った時はスマホで検索すればいいとして、現地人にフレンドリーに話しかけられた時や、お店でスマートに買い物するときに、うまく受け答えができれば楽しくなります。ここを目指すなら、3か月でペラペラも夢じゃありません。

語学留学: なんでも語学学校の人がやってくれるので、下手すると旅行と変わらないレベルの英語しか必要にならない。語学学校では中学からのやり直し英語みたいなことをやるそうなので、自分で勉強できない人向け。もともとの英語力にもよりますが、はっきり言って3か月留学なら、3か月一人旅の方が、確実に腕が上がります。英語で話さなければならない状況におかれることが、多くなるからです。

ビジネス: ビジネスの内容にもよるけど、オーダー受注程度なら、中学英語+業界専門用語でOK。飛び込み営業とかは、現地生活レベルの英語力が必要。でもあんまりないか。基本的にここまでは、旅行と同じレベルの英語力、プラスアルファで対応できると思います。

大学: 論文級の英語が読めて聞けないと駄目な世界。しかもアメリカの大学は弱肉強食なので、自分の能力を教授にアピールできる力がないと、まず出世は望めない。またアピールできても、クラスメイトとちゃんと仲良くしておかないと、アグレッシブなだけの嫌な人になってしまうので、そっちのフォローも必須。いわゆる総合的なコミュ力が求められる段階です。

現地生活: これは生活スタイルにもよりますが、移民の人たちなんかは、相当長くいてもあんまりしゃべれないので、むしろペラペラになる必要なんてないと悟ることが出来ます。開き直りって大事。

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英会話上達のために頭に入れておきたいこと 基本篇

海外旅行程度なら、これくらいで大丈夫っていう目安です。

1.I’m fine thank you, and you?は忘れる

さあ、まず過去を忘れるところからスタートです。今、この瞬間に生きましょう笑。

日本の教科書を見てどう思うかと、英会話教師として日本に赴任した外国人に聞いたことがあります。決まってみんな、学習材料としては別に問題ないけど、普段は使わないよねって言います。フォーマル過ぎるんです。ハートの弱い私たち日本人にとって、勇気を出して話しかけたのに、怪訝な顔をされることほど、心が折れることはないのに。

中学英語の教科書は、使わない英語の宝庫です。特に会話。リアルでよく使うのは、For here or to go?くらいのもの。洋服屋に行って、シャツの色やサイズを店員さんに聞くことなんて、まずないです。日本で暮らしてても、そんな場面ないのに。

ただし、文型や動詞など、基本的な知識は知ってないと、先に進めません。いつまで経ってもイエス、OK、サンキュー野郎で終わってしまいますから、自信のない人はおさらいしておきましょう。自分で勉強するなら、“二週間で完成する3年間のやり直し英語”みたいな、うっすいワークがおすすめです。あんまり分厚いと、途中で挫折します。そうは言っても、三単現とか、きちんとできなくても全然通じますから、動詞からsを取ってdoes!みたいのは、そこまでちゃんとやらなくて大丈夫。助動詞の意味、疑問詞の種類とかだけ、きっちり覚えましょう。

ちなみにHow are you?への答え方ですが、私ならスーパーのレジなどでは、むしろ自分から先にHow are you?と店員さんに聞きます。アメリカではハローと同様の使われ方をするみたいです。実際、海外旅行で最も多く遭遇する場面が、このhow are you?トークですから、ここで挫けると痛手を負います。気をつけましょう。

2.ペラペラになるのはあきらめる。

何をもってペラペラと定義するかですが、自分の言いたいことを、言いたいニュアンスで、いろいろなバリエーションで言えるようになるのが、私にとってのペラペラです。現地人同士と同じレベルでコミュニケーションできるようになるのは、私には無理ですし、そんなんに時間を割けっかよと思っています。

自分が英語で何をしたいか、目標があるといいです。ペラペラになるのが目標ならいいんですけど、たとえば海外一人旅をしたいとか、海外の文化を学びたいとかが目標だったら、ネイティブ並みの会話は必要ないと思うんです。

たとえば私にとって英語は、自分の好きな情報を得るためのツールでしかなく、そのために必要な英語力があれば、あとはなくてもいいかなっていうレベルです。好きなことに時間を割きたいから、会話はマスターしなくてもいいやと思っています。なんとなくでも、言いたいことが伝われば。

でもペラペラになるのをあきらめると、絶対的にいいことがあります。会話の際に、何て言えばいいのかなと、迷わなくなるんです。だって、言える文章が限られてますからね。言えないことは、言わない。そうすると、結果的にパターン練習を積むことになるのです!

 

3.知ってる構文とフレーズは使いまわす

そのためには、言いたいことを言える構文パターンを作っておきましょう。パッケージ旅行なら、買い物で使うHow are you?トークと、トイレの場所を聞くトークくらいで十分だと思います。値段を聞くハウマッチは、農家の軒先から野菜を買うような場面にならないと、まず使わないでしょう。

ゲストハウスに滞在するなら、どこから来たの?/どこどこに行った?/いつまでここにいるの?、この3点があれば自動的に話は弾みます。それぞれ、Where are you from?/ Have you been to~?/ How long are you here for?となります。

意見を言う場面なら、I think~とIt ~for~ to~で事足ります。

さらに勉強したい方のために、会話で便利な文法のリンクを置いておきますが、正直、私はこのリストの3分の1も使えてないです。基本、同じことを言う戦法で、サバイブしてますから…。

 

4.“使える表現”みたいなのは、覚えない

言葉はTPOによって、大きく変わります。自分が所属する場所や、単純に年齢層によっても、どんな言葉を使うかは、全然変わってくると思うんです。本やインターネットに書かれた使えるフレーズでも、自分にとって使えるかというと、全然そうでもない。特に流行語なんかは、すぐに賞味期限が過ぎます。

パターンとして覚えてたら便利かなというのが、話すきっかけを作る表現。なんて話しかければいいんだろうって悩んじゃうことも多いですからね。

でも面倒くさがりの私は、通常、How’s your day so far?、たまにしか会わない人にはHow’s your life?を使いまわします。

 

5.受け答えの口癖を、喜怒哀楽の4種類作っておく

その代わりに、自分の口癖を作ります。普通に日本語の会話の中でも、よく使う言葉って人によって違うし、自分のキャラクターにあった言葉ってありますよね。で、それを喜怒哀楽に合わせていくつか作っておいて、使いまわすと、それだけで会話が成り立つ!

私がよく使うのは、こんな感じです。

  • 喜: いいね。Looks nice.
  • 怒: ひどいな。Terrible.
  • 哀: 残念だな。Too bad.
  • 楽: おもしろいね。Funny.

そんなんでよく海外で暮らしてたなって感じですが、開き直りは大切です。

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さらなるペラペラを目指して アドバンス篇 

英語を話す機会があると、もっと勉強したくなるのが人の常。日本人の美徳、勤勉さをガツンと発揮しましょう。

 

6.中学英語以外に絶対覚えておいた方がいい文法も、ある

英会話は中学英語だけで大丈夫!みたいなアプローチもありますけど、まあ海外旅行くらいなら、それでもOKと言えるでしょう。それ以外で、ぜひ覚えておくと便利な文法は、助動詞+have+過去分詞、複合関係詞とその言い換え、使役・知覚動詞です。微妙なニュアンスを作れるので、会話にもバンバン出てきます。勉強が好きな人は、がんばって勉強しましょう。

逆に高校英語で圧倒的に必要ないのは、仮定法と過去完了です。

 

7.リスニング力を上げたかったら、速読練習がおすすめ

 聞くスピードと読むスピードは、ほぼ比例します。つまりリーディングのスピードが上がると、リスニングのスピードも上がるということです。

こんな私でも、リスニングの勉強だけはしました。そのときに使ったサイトのリンクを置いておきます。実力に合わせてベーシック、インターミディエット、アドバンスが選べるし、会話も短いので、繰り返し練習するのに便利です。ただしBasic Listening Lessonの項しか、ちゃんとやってないですけど。

 

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英会話が出来てよかったと思う場面は、実際、日本にいるとほとんどありませんが、英語ができてよかったというのは毎日思いますから、やっぱり日本人は英文法だけでいいんじゃないかと思ったりもします。個人的にはね。ただ会話ができれば、できることが広がりますよね。

さて今回は、一体どこから何のコーリングがあったのか笑、いきなり全力で番外編を書いてしまいましたが、これからも、みなさまの毎日をよりコンシャスに、よりハイバイブにする情報をお届けできるよう、日々精進いたしますので、どうぞよろしくお願いします。